スバル レガシィ アウトバック 「シートを設計できないのなら、無理しないで...」のユーザーレビュー

シートを設計できないのなら、無理しないで...

2007.1.30

総評

シートを設計できないのなら、無理しないで二次製品にして欲しい。その分の金なら喜んで払いたい。元々設計がおかしいのだから、電動シートなんて無意味。些細なことで気の利かない点が多い。余計にドライバーをいらつかせるような気の利かなさは、クルマとしては危険だと思う。簡単なことなのに、どうして気が付かないのか不思議。ＯＨＣだからと燃費に少し期待したが、重量、４ＷＤ、ＡＴで、燃費が良い訳はなかった。あと、ディーラーの対応は最悪。高速域を定速で走るとか、林道や雪道などが、このクルマを有効に愉しめるステージ。まずはシートを交換し、些細なことを気にせずに乗り続けたい。最後に、ハンドリングはアテンザ以上にコントローラブルで、嬉しい誤算。（３リットル車はフロントへヴィーかも）

満足している点

操安性の高さに尽きる。悪路でも安心してアクセルを開けられる。オンロードでもハンドリングがたいへん素直で、キックバックも適度にあって路面の情報を得易い。高速走行も静かで安定。エンジン、シャーシ、足回り、重量バランスなど、全てが安定の方向で統一。最低地上高２００ｍｍは、雪国では安心。ＡＴは４速だが、ロックアップの前後に回転差と節度があるので、実質５速的に扱える。スバルは技術が売りなのかも知れないが、安定性を愉しめる実は感覚的なクルマ。

不満な点

些細な点が今一歩で、無用にいらいらする。イグニッションの穴の位置や角度が悪く、またキーが無意味に異型ででかいので、キーを挿しづらく廻しづらい。余計なことをしないで欲しい。ドアロックのデザインがとても使いづらい（走行中には操作しないので支障は無いが）。１ヶ月で５分狂う時計なら要らない。キーレスエントリーが近くまでいかないとオンオフできなくて、いろいろなシーンで不便。パワーウインドーの動きがのろ過ぎて、特に寒い日や雨の日にはいらいらする。ライトに付いた雪や氷が解けず、光量が激減する。電熱線付きミラーは便利だが、冬の北海道では出力が足りなくて機能しないことが多い。ドアを開けた際に止まる１段目の位置が微妙に悪く、脚を挟まれたりドアを壁にぶつけたりする。音場を考えてクルマの設計はできないのは承知の上だが、残念ながら音場が悪い。音楽を愉しめるクルマではない。車体が短いせいなのか、ワゴンとしてのラゲージスペースを満たしていない。以前に乗っていたアテンザ５ドアハッチバックの方が、ずっと物が入った。給油孔が微妙に狭い。明らかに座面の狭いシートは、乗って３０分で腰と背中を破壊し始める。シートが絶対に短くて、絶対に幅が狭い。おまけに静電気の発生し易い表面素材。シートの出来は軽自動車以下。明らかに設計ミスなのだから、リコールの対象にすべきだと思う。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験