スバル レガシィ アウトバック 「ロングツーリングでこの車の素晴らしさがわかる」のユーザーレビュー

ロングツーリングでこの車の素晴らしさがわかる

2022.8.19

総評

タイトルの通り、ロングドライブでこの車の価値が出る。心地よく、快適で、そして安全な車であるのは間違えがない。毎日の買い物や都内へ出かけるなどでは取り回しが悪く、良いところの出番は少ないかもしれない。

満足している点

2022年1月末に納車。5月に四国まで2500km、8月に東北への1000km、その他郊外へのドライブを経たのでレビューしてみます。
1番に挙げたいのは、上質な乗り心地と静粛性。
BSから乗換ですが、BSでは良くも悪くもタフなSUVという印象。BTは高級サルーンのような心地よさがあり、積載が増えても、ラフな道に入っても、その心地よさは変わらない。
2番に挙げたいのは、安全性、快適性。
高速道路ではアイサイトXにより、とてもリラックスして運転できる。アグレッシブな気分の時はACCや自動車線変更など、安全性確保のため少し動作が緩慢に感じることもあるが、気持ち穏やかになれれば、すっかり車と一体になってリラックスできる。ハンズフリーが話題になるが、例えハンズフリーにならない場面でも、ハンドルに手を添えているだけで、車線をキレイにトレースしてくれるのは、本当に楽だ。
また夜間ではアダプティブヘッドライトが秀逸。真っ暗な山道で鹿が飛び出してくることもあったが、慌てずにすんだ。

不満な点

大型センターディスプレイは見た目が派手で、知人を乗せた時も「大きくていいね！」と言われるが、正直に言って1つも良いところがない。
車両の各設定は、目的の項目に至るまでとても煩雑。AVHとアイドリングストップ解除に関するイライラは多くの人が言っている。
ナビに至ってはもう絶望的。
例えば、地図拡大、縮小。現在地などのアイコンが近すぎて、少しでもタッチがずれると、せっかく設定した目的地が別の場所になってしまったり、旅先でさんざん苦労させらせた。
その他の機能も私が使いこなせていないだけかもしれないが、あまり使い物になるものは少ない。
せっかくなのだから、iPadとまでは言わないが、もう少し実用的なものにしてほしい

デザイン

3

BSからの乗換だが車のデザイン、スタイルはBSの方が大人げがあって良かった。BTのルーフレールやホイールアーチは今でもなじめない。
内装は全てにおいてBSを上回る上質なもので、広々した車内と相まってどんなゲストを乗せても、自慢できるレベルだと思う。

走行性能

4

大きくなったボディと1.8ターボということで、パワー不足を心配したが、高速、山道、都内などどのようなシーンでもあまり力不足を感じたことはない。未だS、S#に切り替えたことがない。

乗り心地

5

硬いか柔らかいかと言われればBSからの乗換なので、柔らかい．．．ではなく「しなやか」という表現になる。エンジン音やロードノイズも、聞こえない訳ではないが、良くコントロールされている

積載性

5

1年を通して車中泊をするので、このサイズは助かる。真冬の装備などもいろいろと積んでも十分足を伸ばして寝ることができる。ラゲッジ床下の収納も大容量で車に常備しておきたいグッズを積んでいる。

燃費

3

BF型からずっとレガシィを乗り継いでいるので、乗り継ぐごとに燃費がら良くなっていくので、まあ満足。でもハイブリッドの友人と比べると悲しくなる。

価格

3

やはり装備がかなり充実しているので、それなりの価格になっているが、価格に見合った価値はあると思う。
BSもかなり良い買い取り価格が出たので、レガシィ系はリセールスバリューはよいのだろう。
ただし、このBTを乗り換える頃にガソリンターボ車の価値がどうなっているのかは非常に心配なところでもある。

故障経験

リコール対応（EGRセンサー交換、プログラム書き換え）