スバル レガシィ アウトバック のみんなの質問

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雪道を安全に走れる車について教えてください。
車の購入を考えていますが、冬に北陸や東北など雪が多い地域に旅行に行くので、雪道でも安全に走れる車がいいと思っています。

ちょっと調べると以下の条件を満たす車がいいようです。
①車重が軽い
②最低地上高が高い
③4WDである

また、夏もよく遠出するので、ある程度高速走行が快適であることも希望条件です。
今候補としてスバルのアウトバックとトヨタのランドクルーザープラド4.0Lを考えています。

そこで質問なのですが、下記の質問にお答えいただけないでしょうか?
①プラドとアウトバックではどちらが雪道を安全に走れるか?
(車重が重いプラドは不利か?)
②ほかに候補となる車はあるか?
(予算は500万以内です)
③アルファード4WDなどのミニバンは、プラドやアウトバックなどのSUVに比べて雪道の安全性はどうか?
(なにか不利な要素があるか)

以上、よろしくお願いいたします。

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ベストアンサーに選ばれた回答

雪道に強さということで最初に全体的なお話をします。

まず、車重が重たいほうがよいケースと軽いほうがよいケースを整理しておきます。スタッドレスタイヤの性能を引き出すには、1平方センチメートル当たりの接地圧力が高めることです。従って、車両重量が重たく、タイヤが細いほうが接地圧力が高まるので有利といえます。但し、有利なのは平坦な道かゆるい斜度までです。坂が急になるほど、その重力はタイヤへの圧力よりも、坂道を下る落下運動に強く働くようになります。従って、斜度が高まるに従い、重くいほど、登り坂は滑って登りにくく、下り坂は滑って止まりにくくなります。
もうひとつは、重たいほうが有利なのは雪の路面の破壊力ですね。特に重たい雪などに車輪がぶつかっても雪側が砕け散ってくれます。深い雪もそうですね。雪の壁にピンポン玉を投げつけるよりも、ゴルフボールを投げつけるほうが雪を破壊できます。深い雪の抵抗に対しては重たい車体が進むほうが破壊力があるということです。一方で、こうしたシチュエーションでない場合には、ほぼ軽いほうが有利です。例えば、圧雪路やアイスバーンといったステージでは、重たいほうが有利なのは発信時のみ。慣性重量によりコーナーでは膨らみやすく、ブレーキかけても止まりにくいです。速度が上がるほど、その傾向は顕著に表れます。
同様に最低地上高が高い方が、深い雪には有利ですが、その分重心が高くなるのでコーナリング性能は不利です。しかし、車高を落として最低地上高が下がれば亀の子状態で動けなくなります。

このように走るステージによって、メリットとデメリットが相反するので、そのバランスが重要になります。道なき道をラッセルしながら進むことが多い場合はプラドのようなクロカンが強いのですが、通常はそういう使い方の人は少ないですよね。また、雪道をサーキットのようにコンマ何秒を競う走り方をする人も少ないです。なので、一般的な使い方を網羅できる仕様として「アウトバック」のようなクルマが生まれてきたのです。

1.雪道に強く
2.ある程度大型
3.高速道路が快適

上記の条件を満たすいみではアウトバックはバランスよいと思います。よりオフロード寄りの性能を求めても、プラドではなくフォレスターのほうが普通に使うには扱いやすく、高速走行性能、雪道走破性能、燃費ともにプラドでは物理的に歯が立ちません。一方、プラドのメリットを発揮できるのは、先ほど説明した深雪のラッセル走行。キャンピングカーやボート等を牽引するような使い方。また、岩場で底面が触れたり車両が横転しても起こして再度進まなければならないような場所。川を渡る必要がある場所などです。こういうステージでは、アウトバックはプラドに歯が立ちません。

◆ プラド
最初にプラドからご説明をしておくと、プラドは最新型の151型でも依然ラダーフレームです。ラダーフレームはトラックのフレームを想像していただくと分かますが、重たい荷物を積んでも耐えられる頑丈な骨格で、そのため重量が重たくなります。なので、キャンピングカーを牽引しても、フレームが歪むことがなく、車体重量もあるので牽引物の慣性重量にも左右されにくいのです。まだ、途上国などで、増水した川を渡ったり(重たいので流されにくい)、一日中岩の混じる泥まみれの道を進まなくてはならない場所は地球上に沢山あります。そういう用途には、プラドのようなラダーフレームの車両はなくてはならないクルマです。一方で、道路整備の進んだ日本では、2トンを超える重量や重心の高さはあらゆる運動性能や燃費にネガティブに働いてしまいます。従って、どんどんプラドのようなラダーフレームの車両は減っており、SUVであってもモノコックボディに転身も増えています。分かりやすい事例では、フォードのエクスプローラーです。前モデルまではラダーフレームのクロスカントリー四駆でしたが、現行型はエンジン横置のFF車になりました。見た目は大型SUVですが完全な性転換です。日本でも、オフロードパークを走行するのが趣味の方、牽引が必要な方のほかにも、その本格的なギアとしての雰囲気を楽しむ人はいると思います。燃費やオンロード性能が劣っても、それを超えるだけの価値観を抱いていればプラドという選択肢も悪くないと思います。但し、アイスバーンの下り坂は慎重に走る必要があります。

◆ アウトバック及びその仲間
一方のアウトバックですが、まさに質問者様の条件に合わせてつくられたようなクルマです。プラドに比べて圧倒的にフットワークが軽いです。
似たコンセプトの車両が輸入車にあります。もしや、これらの車種は候補になるかもしれません。

・アウディ オールロードクワトロ
http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja/models/a6/a6_allroad_quattro.html
・VW パサート オールトラック
http://www.volkswagen.co.jp/ja/models/passatalltrack.html
・ボルボV70XC
http://www.volvocars.com/jp/all-cars/volvo-xc70/pages/default.aspx

アウディのみ価格が条件に合わないと思いますが、ご参考までにご紹介しておきます(より小型のA4オールロードクワトロもあります)。いずれもステーションワゴンボディのロードクリアランスを上げた4WDで、アウトバックと似たコンセプトです。エンジンパワーや内装の豪華さをどの程度求めるかにもよりますが、クルマの基本性能として、スバルのアウトバックは上記のいずれにも勝っています。

パサートとV70の共通点は、エンジンが横置きで、いずれも4WDシステムに「ハルデックス・カップリング」という装置を利用していることです。通常は前輪:後輪=90:10のトルク配分で走行して状況に応じて変化します。これに雪道をスポーツ走行しないのならばこれでも十分と思います。
これらは、いま世の中の主流である「スタンバイ式4WD」のやや高機能なものと考えてよいです。スタンバイ式4WDは、通常は前輪にのみ駆動力が与えられています。後輪にはプロペラシャフトでつながっていますが、通常の直進走行では後輪は地面を伝わって回っているだけのFFです。どのように4WDになるのかというと、前後輪をつなぐシャフトの間にビスカスカップリングのような装置を取り付けます。ビスカスカップリングは、入口と出口で回転差が生じると中身の液体が硬化します。これにより、前輪が滑ると後輪との間に回転差が発生し、後輪がじわりと動き出すという簡易的なものです。滑ってから遅れて四駆になり、肝心のエンジンブレーキもFFのままという簡易的なものですが、軽量安価であるため燃費にも貢献するため急速に普及し、世の中の主流になりつつあります。これらの簡素な四駆システムでも「4WD」のエンブレムをつけて走っています。

一方、スバルとアウディは、オリジナル車でこのようなシステムの4WDはつくりません。2社ともに四輪駆動を戦略の主軸としており、単発車種のみではなく、メーカー全体の車種にも一貫した四輪駆動の哲学を貫いている数少ないメーカーです。スバルとアウディは乗用車型四駆で他メーカーをリードしていますが、この2社には共通点があります。それはFFベースでありながら、エンジンが縦置きということです(アウディA3以下を除く)。普通FFはエンジン横置きですよね、そのために車体が左右対称であり、エンジンからプロペラシャフトを後輪までシンプルに伸ばした構造になっています。これが他メーカーとの最大の違いで、この2メーカーの大きなアドバンテージになっています。いずれもセンターデフ系の装置にエンジンの出力を与えて、そこから前後輪に駆動力を配分しています。

そして、スバルもアウディも優れたシステムなのですが、スバルにはアウディにはない武器があります。それが水平対向エンジン(ボクサーエンジン)です。世界に水平対向エンジンを量産しているメーカーは2社しかなく、ひとつはポルシェ、もうひとつがスバルです。水平対向エンジンのメリットは、重心が低く、軽量で、コンパクトにできることです。このアドバンテージはスバルの素性のよい運動性能と関係しており、このユニットとあわせてストロークの長いサスペンションと電子デバイスを組み合わせており、他車がそうそうに真似のできない部分でもあります。こうしたメーカーが日本にあることは誇りですね。アウトバックに関しては車両としての性能はもちろんのこと、質問者様の使い方にもあっていると思います。

◆ その他の候補
SUV型で、玄人が一目置いているのは三菱の「アウトランダーPHEV」です。カタログ上はリッター60キロのプラグインハイブリッドです。ガソリンだけでも走れますが、もしもご自宅にガレージがあり、コンセントを設置できる環境であれば、アウトランダーPHEVはかなりよい選択だと思います。四駆の性能はスバルに劣りますが、そこはさすがの三菱ですので抜かりない十分な性能を備えています。
もうひとつは、マツダのCX-5のディーゼルです。このディーゼルエンジンはパワー・燃費ともに満足のいくものだと思います。荷室も意外と広いです。買う買わないは別にしても、一度試乗されるとよいと思います。

以上、長くなりましたが、お役に立てましたら幸いです。

質問者からのお礼コメント

2015.1.21 22:02

アウトバックとプラドの利点、欠点が非常に分かりやすく、大変参考になりました。
ありがとうございました。
まだ決まっていませんが、夏に帰国する前まで悩みそうです。

その他の回答 (9件)

  • 旅行などで雪道に行かれる程度でしたら、プラドの性能は必要ないと思います。逆に大きく、重い車重が仇になる可能性があります。雪道といっても、新雪の中をスノーアタックするようなことでもなければ、アウトバックも必要ありません。4WDシステムや最低地上高の差はありますが、雪道での機動力には大差ありません。ただ、安全性という意味で、万が一事故を起してしまった場合、モノコックボディーであるアウトバックと、ラダーフレームであるプラドには、差があると思います。どちらが”安全”であるかは事故の程度次第でしょうね。

    モノコック:すぐつぶれるため、衝撃は少ないものの、大きな事故では危険。
    ラダーフレーム:頑丈であるため、小さな事故でも衝撃は大きい。
    (相手は大ダメージ)しかし、大きな事故ではキャビンが
    守られ安全とも言える。

    プラドは3列仕様もありますが、後ろから大型車などに追突された場合、3列目は危険でしょうね。車格、重量、運転のしやすさ、性能、乗車人数、安全装置、モノコック対ラダーフレーム、トータルで安全といえるのは、アウトバックかもしれません。ただ、雪国での限界性能は、間違いなくプラドです。

    どちらも雪国ではすばらしい車だと思います。

    他の候補については、4WDであれば走破性はたいして問題ないでしょう。
    しいて言えば、質問者さんのおっしゃるとおり、最低地上高が高いほうが、積雪(”雪道”ではなく)には強いと思います。

    アルファードもベルファイアもエルグランドも、雪国でもたくさん走っていますよ。いまはFFも増えてきました。でも、どんなに雪に慣れていても、年に数回は除雪が間に合わないくらいの大雪にあいます。今年はアンダーカバーを引きずったアルファードを何度もみました。てゆーかアンダーカバーにダメージの無いアルファードのほうが少ないくらいです。アルファードが弱いわけではありません。車高の低い車はみんな壊してましたよ。不安要素って、そのくらいですかね(あえてアンダーカバーをはずしている人もいます。が、おすすめしません)。”雪道を走れる車”ではありますが、”安全な車”とはいえないでしょうね。

  • 実際雪道で刺さったことがないので、滑った時の挙動については他の回答者におまかせします。長野県北部に行った時のことですが、一晩で雪が数十センチ積もりまして。駐車場では雪を掘っているドライバーが多数。レガシーもアウトでした。そんな中でその時乗っていた70プラドは余裕で脱出できたので、車高は高い方がいいと思います。

  • 車重については、新雪なら沈みにくい軽い車、踏み締められたとこならトラクションのかかりやすい重い車が強いのではないでしょうか。刺さるのは、車や腕を過信したドライバーが100%原因です。
    また最低地上高は、亀の子にならないためにも、高い方が有利だと思います。道路はよくても駐車場がだめな場合もありえます。
    その2台なら、アウトバックですね。プラドは雪道以外は乗りたくないです。
    ミニバンでしたらデリカD:5しかないですね。常時4駆の上、4輪の駆動力等を路面や走行状態に合わせて高度に制御しています。他のミニバンとはレベルが違います。雪道以外でも走行性能に優れ、乗り心地もよいです。
    クロカンタイプ以外なら、やはりスバルか三菱ですね。他社とは積み上げてきたノウハウが違います。

  • 悪路走行だけなら
    プラドです。

    が高速安定性なら
    スバルのフォレスターかアウトバックをオススメします。

    フォレスターのna買うなら
    アウトバックがオススメ。
    より加速力を求めるなら
    フォレスターのターボ。

  • アウトバックに乗っていて今プラドですが、プラドの方が安心感は上かと。

    昨年2月のような除雪が追いつかない深雪になる可能性も加味して総合的に判断すればクロールコントロール等が付いているプラドですね。

    この手の質問になると重いランクルなんかすぐスタックするとか落ちている車は重い四駆、雪道はジムニーや軽トラ最強と回答する人が湧いて来ますが全て乗ってきた経験から(軽トラは所有)雪道を軽トラやジムニーなんかで走るなんてまっぴら。
    軽すぎて不安定だし、ワダチが合わずに不安定だし運転していて疲れますよ、だいたい四駆だから飛ばして落ちるヤツは何に乗っても事故る。落ちている車よりあちこちの坂でスタックし大渋滞を作る2WD車が遥かに迷惑。
    プラドは調子乗らずに飛ばさなければ雪道では最高レベルの安心感を得れる車だと思います。

  • あなたの3つ条件って、雪道でなく積雪が多い道でのことなんじゃないですかね。
    その3つに当てはまる車はジムニーだと思います。あなたの選んだ2台より圧倒的に雪道は強いです。
    ただ、皆さんも言われてますが、安全に走れる車は無いです。
    あなたの安全に走れる車とはどういう定義なんでしょう?それを聞きたいです。

    雪国でスキー場の行き帰りに道路からはずれて落ちているのはプラドとかのSUVです。それでも安全に走れる車と言えますか?カーブでリアが滑りタコ踊りして事故寸前になったプラド(実際に目の前で遭遇)でも安全に走れる車と言えますか?アウトバックも同じです。

  • スキー場の帰りに下り坂で落っこちている車の多くが、AWDでかつSUV。運転の仕方次第=運転手次第。
    ①重い車は不利。当然です。
    ②レヴォーグ、フォレスター、XV。CX-5のディーゼル。
    ③重心が高いミニバンはアクティブセーフティという意味では劣る。

  • 雪道を安全に走れる車というのは存在しません、運転者の技術が全てだからです

    たぶんこういう質問をここでされるという事は雪道経験が余り無いと解釈致します

    1.アウトバックとプラドは決して軽い車では有りません
    2.最低地上高は除雪された地域であればさほど問題にはなりません
    3.4WD(AWD)は雪道に不慣れな運転者にはかえって危険材料になる

    重い車は滑りづらく滑り出すと止まらない、軽い車は常時滑っているがコントロールしやすい、AWDはスタートが楽な分過信しやすく不慣れな運転者には危険

    結論、車を選ぶよりも雪道の運転技術と知識を身に着けるのが先だと考えます
    さらに、冬期の雪道は地元の人間でも走りたくて走っている訳では有りません
    仕事や生活上必要として雪道走行を強制されている訳です
    普段雪の無い地域から雪国へ立ち入るという事は大きな大きなリスクを背負うという事です、知識と技術が伴わないのならば大人しくコタツにあたっていた方が身のためです、死亡事故を起こしてからでは取り返しがつかないからです
    どのような高性能なAWDを持ってしても運転者の技術によって動く物ですから時には凶器にも成り得る訳です

  • 雪の多い地域に旅行と言って
    車高が高い方がと書かれてますが
    雪の積もった状態の山の中に入っていく
    予定でもあるのでしょうか!?
    そうではなく雪国であっても
    通常の地元の人が普通に通行してる道で
    決して道なき道のような山の中まで入っていく
    ということでなければ特に車高が高い方が良いとは
    別段思わないのですが・・・
    であれば普通にインプレッサやXVなどでも
    十分なのですが予算が500万ということなので
    プラドなどが候補にあがるのでしょうけど
    余裕をもってアウトバックで十分すぎると思いますよ。
    タイヤ交換したりその他のオプション類をやや豪華に
    すれば500万近くになるでしょうから。
    と言うことでその2台なら私はアウトバックを推します。

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