ニックネーム非公開さん
スバル レガシィB4
グレード:2.5GT_S_パッケージ_AWD(AT_2.5)
2009年式
乗車形式:試乗
短時間の市街地と国道のみの試乗でしたが、おおよそ分かりました。自身でも2代前のB4に乗っているので、特にそれとの比較意見です。
車全体の剛性や細かい
2010.3.11
- 総評
- 短時間の市街地と国道のみの試乗でしたが、おおよそ分かりました。自身でも2代前のB4に乗っているので、特にそれとの比較意見です。
車全体の剛性や細かいところの制御など、確実に進化していると感じられます。一般的な国産車と比べて、明らかに一本筋の通った出来の良い車であることに間違いはありません。
ただ、これまでのレガシィを知っていると、不満を覚える部分はかなりあります。一言で言うと、価格も含め、レガシィのうま味がなくなってしまったことです。
つまり、ボディのコンパクトさや、そのボディに刺激のある高出力のエンジンを積んでいること、それでいて価格はそれほど高くなく税金も安いことなどの凝縮感は薄れてしまっています。
あと、si-driveの必要性は全く感じられません。各モードの変化がほとんど分かりません。その分価格を安くできないでしょうか。どうせやるなら、アクセルに対するエンジンの反応や、サスペンション、ハンドルの手応え、ATの制御なども含め変化させてもらいたいです。その分の価格上昇なら納得がいきます。
スバルが他メーカーより遅れていると言われるATについては、5ATについてはスムーズで悪くはないと感じたものの、もう少しダイレクト感が欲しい時があります。S♯モードではもっとダイレクトにしても良いと思います。DCTを装備した車に乗った経験から比較すると、エンジンの出力をロスし、燃費が向上しない感じがします。CVTは未確認ですが、独特のノイズがあるとの噂はどうなのでしょうか。あまり今後に期待がもてません。スポーティなイメージのあるメーカーなのだから、せめて6速、さらにはDCTくらいは他メーカーから供給を受けてでも装備してほしいものです。
レガシィにはやはり外国車(特にドイツ車)のような路線を進んでもらいたいと思いました。
従来のレガシィには凝縮感のあるパッケージングやデザイン、品の良さからドイツ車に通じるものが感じられ、品質の高さがうかがえました。スバルならではの独自性も強かったったと思います。
現行は、特にデザインやエンジン等の乗り味において大雑把で、詰めが甘いと感じられました。
一度、経験してみたいと思い、現在ドイツ車(ゴルフ)にも乗っておりますが、よく言われるガッチリ感や各部分の精度など、国産車との違いは素人でも明確に分かると思います。それらが高い安心感や安定性(高速道路に限らず)をもたらしていることから、総じて安全な車であると言わざるを得ないと思いました。そこにプラスして、絶妙な乗り心地やメカニズムの楽しさなどがあります!
2代前のB4、乗っていて楽しいので、できることならまだまだ乗り続けたいですが、再度レガシィを選ぶとしたら、先代の中古にすると思います。
- 満足している点
- 室内の広さ。運転手以外が従来より快適。
当然、エンジンは従来の2000ターボよりも低速トルクが感じられる。
エンジンフィールや足回りにはレガシィらしさが残っている。
18インチを履いていても、乗り心地は悪くない。
5ATはショックが少なくスムーズ。落とすとブリッピングするのはスポーティー(パドルのみの操作もできるが、すぐにDになる)。
ステアリングの手応えはしっかりしている(高速域は未確認)。
- 不満な点
- 全体的まに満足感はほとんどなく、特に内外装のデザイン等は不満。
内装は斬新さを狙っているようなのが逆に子供っぽく、材質自体も善し悪しは分からないもののチープに感じられる手触り(革内装でだとしても張りがなく安っぽい→好みの問題?)。
外装も同じく子供っぽく、特にこだわりを感じられない。背が高く、走りの良さを感じられるデザインではない。
エンジンはトルクがあり、大排気量車のような感覚があるものの、パンチがなく、面白味に欠ける。その割にエンジンノイズが大きい(快音ではない)。大排気量車のような乗り味にするなら、エンジンノイズを抑えてほしい。アクセルに対する反応はそれほど速くない。
足回りは悪くないが、やはり軽快感は従来に及ばない。
シートは沈み込むような柔らかさがあるが、個人的には固めのほうが疲れにくいと感じる。
- デザイン
-
-
- 走行性能
-
-
- 乗り心地
-
-
- 積載性
-
-
- 燃費
-
-
- 価格
-
-
- 故障経験