スバル レガシィB4 「3.0Rは、ひたすら走りのいいマニア向け...」のユーザーレビュー

3.0Rは、ひたすら走りのいいマニア向け...

2006.9.10

総評

3.0Rは、ひたすら走りのいいマニア向けのクルマというレガシィの既存イメージを脱却して、ラグジュアリーサルーンとしての性格を与えられたクルマだと思います。当初はアイボリーレザーシートが3.0Rのみの設定(特権)であったこともその現れでしょう。シングルタービン化されトルクの谷が消え、低速トルクも大幅アップし、市街地走行も得意になった2.0GTと明確に住み分けるため、3.0Rは高速クルーザーとしての性能に磨きがかけられている一方、低速域での性能には不満が残り、それが実用燃費の悪さとなって現れています。今回のマイチェンではその辺りも相当突っ込んだ改良がなされているようですが。とにかく、10～20%程度の燃費向上を狙ってアクセルを絞り、燃費計とにらめっこというストレスの溜まる走りは、本来の3.0Rの姿とは程遠く、近時のガソリン価格高騰も契機となり、今回ついにコンパクトカーへの乗換を決意しました。今度こそ性格のあった先に嫁げるよう、切に願っています。我が家には間もなくベリーサがやってきます。

満足している点

4年間乗った前車RSK(BE5)のカオと内装(特にタクシーのようなシート表皮)は今ひとつでしたが、3.0R(BLE/A型)については手を入れる必要を感じません。3ナンバーボディ移行にネガティブな意見もありましたが、トレッド拡幅による最小回転半径の小径化が有効で、デメリットは感じません。走りはBE5のネガティブな要素(ハンドルの切りとクルマの曲がりとの違和感、脚力が必要なダイレクトタッチ過ぎるブレーキ、コーナリングで唐突に傾くサス等)が払拭されています。トリム等の質感は今ひとつですが、アイボリーレザーの内装もいい雰囲気。BE5で悩まされたダッシュ内部からのビビリ音も無し。長時間座っても腰とお尻が痛くならないレザーシートも出色。高級感とメカニカル感(野性味?)を両立した、独特のエンジンサウンド(他社のスムーズで静かなだけのV6サウンドとは全く違う)も魅力的。さらに走行12,000km過ぎからフォーンという音が加わり、さらに官能的に。現行2.0GT(BL5)の太い低速トルクも魅力ですが、あの"ロー"という不思議な音がどうもしっくり来ません。ターボ車のサウンドに関しては前からヒューン、後ろからボロボロ・・のRSK(BE5)の方が好みでした。低速トルクが薄く、明確なトルクの谷があり、乗りこなし難いクルマでしたが。

不満な点

タイヤは純正でBSポテンザですが、3.0Rの場合、コンフォート寄りブランド(レグノとか)のチョイスもありでは？実際、ロードノイズは、サッシュレスドアの影響もあってか、少し大きめ。最大の不満は燃費。超ショートストロークの6気筒ボクサー(トルク薄)、4WD(重量級)、3リッター、スポーツタイヤと燃費悪化の要素が揃い、渋滞、ストップ＆ゴーの多い街乗り中心とはいえ、市街地走行で5キロ前後の燃費には閉口します。高速では10キロ以上行くのですが。実際、停止状態からの加速はモタつきがちでアクセルをつい踏み込んでしまいます。3リッターエンジンに期待するトルクは、1,000～2,000rpmが実用域の街中では実感出来ません。北欧車みたいに低速トルク不足を補う、ロープレッシャーターボを付けたらどうなるんでしょう。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験