走りはワゴンより格段によい
アウトバックの2.5XTターボか3.0Rのいずれかを購入しようと考えていた私に3リッターエンジンの試乗車として用意されたの
2009.5.18
- 総評
- 走りはワゴンより格段によい
アウトバックの2.5XTターボか3.0Rのいずれかを購入しようと考えていた私に3リッターエンジンの試乗車として用意されたのが、3.0RのB4でした。最初にB4の試乗をしたのですが、それまで3台のレガシィツーリングワゴンを乗り継いできた私にとって、その走りの味はダントツでした。よい意味で全体のドライブフィールが軽く、乗り心地と静粛性の高さにまず驚きました。やはりボディ構造が、静粛性や乗り味に影響するのだなということを強く印象付けられました。またボディ剛性の高さは乗ってすぐに感じるほどでした(これは現在乗っているアウトバック2.5XTにも当てはまる長所です)。それまで乗っていたのが3代目レガシィツーリングワゴン3.0GTでしたので、最終的には違ったエンジンに乗ってみたくて2.5XTを選びましたが、エンジンとしては、3.0Rの方が洗練されていると感じます。
- 満足している点
- 試乗した際の印象は衝撃的でした。試乗の際は助手席に妻、後部座席に営業の方と合計3名乗車の状態でしたが、発進時のもたつきもなく、先代3リッターエンジンで言われていた低速トルクの弱さも全く感じませんでした。
次にすぐ実感できたのは、乗り心地のよさでした。現在乗っている2.5XTと比べても明らかにB4の方が足周りはしなやかです。やはりビルシュタインのサスペンションとそうでない違いかもしれません。そういえば、先代の3.0GTもビルシュタインのサスでしたが、5万キロを超えてもヘタリがなく、乗り味がほとんど変わらなかったことを覚えています。担当のセールスの方に聞くと、やはりビルシュタインのサスペンションの方が耐久性が高く、経年変化によるガス抜けも少ないそうです。
さらに3リッターモデルの魅力はエンジンの吹け上がりの良さと静かさです。燃費も先代モデルより良くなっているとのことでした。
また、先代の3リッターモデルを購入した際に、ディーラーのサービスフロントの方のひと言が今も印象に残っています。その方は「長く乗られるなら2リッターターボより3リッターの方を選ばれて正解でしたよ」と話してくれました。そのことは、先代モデルを乗っていて実感した次第です。全体のドライブフィールは、2.5XTに比べ、かなり洗練され、静かでしなやかであるという印象です(2.5XTには、またこれと違う良さがあるのですがね)。
先日、内覧会で新型B4を見てきました。新型は新型で魅力を感じましたが、このB4のスタイルは新型とテイストが異なるため、新型登場でも古ぼけないと感じます。マッチョな新型とスプリンターであるこのモデルは、結構対照的だと思います。
- 不満な点
- B4独自の短所というよりは、レガシィ全体の短所として以下の点が挙げられます。外装で言うと、ドアパベルの鉄板が弱い。つまり「ドアパンチ」に極めて弱いということです。これは歴代レガシィに共通する欠点です。トヨタのカローラあたりの方がはるかに頑丈だと思いますよ。また、好みが分かれるところですが、サッシュレスドアは、私は欠点だと思います。よく言われる安全性の面ではありません。そこはレガシィは安全性が高いのでサッシュレスかどうかはあまり関係ないと思います。私が言うサッシュレスの弱点は、窓ガラスがサッシで固定されていないため、安定性が悪く、ガラスの上げ下げやドアの開閉時に異音が発生しやすいということです。それと先代モデルでは、洗車機を通した際にドアミラー付近から室内に水は入り込んだ経験もあります。サッシュレスではない車種に乗った際に、この点は強く感じた次第です。
内装関係では小物入れが少なく、多少不便を感じる点があります。
内覧会で見てきた新型は、ボディサイズアップで車格もアップなどと自動車誌では書かれていますが、少なくとも内装面では進歩は感じませんでした。フロントダッシュボードもインプレッサ同様硬質プラスティックになったし、メーターも中心がブルーのグラデーション的に光り、シビックのメーターのような印象でした(幼い感じがしましたね)。燃費は試乗のためわかりませんでしたので、カタログデータを乗せておきます。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験