スバル レガシィB4 「ある意味、新型レガシィのベストチョイスだ...」のユーザーレビュー

ある意味、新型レガシィのベストチョイスだ...

2003.10.14

総評

ある意味、新型レガシィのベストチョイスだ　と思います。
　私はこれまでのレガシィを知りません。ターボのパワーもボクサー・サウンドも私にとっては未知の世界です。2.0iだけでレガシィすべてを論じることはできませんが、本当に良い選択をしたと思いました。実はRX-8と比べたのですが、新しいレネシス・ロータリーエンジンも大いに魅力あふれてはいますが、環境や経済的な要素を考慮し、このレガシィB4 2.0iにしました。
　四輪駆動（スバルではAWDと呼びます）を伝統の技術でひとつの完成されたパッケージに昇華させ、さらに環境に優しいエンジンを積んでいます。SOHCを見直すきっかけになりました。
　環境にも気を使う、そんな大人にこそ乗ってほしい一台です。今度の２L・レガシィはNAの出来がよいといわれていますが、DOHCエンジンを搭載した2.0Rももちろん素晴らしいでしょうが、ATとのマッチングが良いとされるトルクフルなSOHCエンジンで､なおかつ低い最終減速比で高速走行時の低回転クルージングが楽しめます。
　お財布にも優しいレギュラーガソリン仕様の2.0iは、オールウェザー・オールマイティ・カーといえるのではないでしょうか。

満足している点

１．圧倒的に優れた走行安定性：
　これは国産他車にはないような設定で、試乗の段階で感じることができました。路面に吸いつくようなワインディングでの安定感のある走りは２駆しか知らない私は大きなアドバンテージに感じられました。高速道路では小さな舵角でレーンチェンジが収束し、路上障害物をクイックステアで避けるときでも、挙動が「とっ散らかる」不安が皆無です。このような走りは、悪天候時には精神的安心感につながるのではないでしょうか。
２．四輪駆動の常識を変える省燃費性：
　この2.0iは唯一のレギュラーガソリン使用かつ唯一の超－低排出ガス認定グレードです。高速道路、山岳路、都心の大渋滞の、それぞれが時間的に均等に走りましたが、燃費はセルフスタンド満タン法？にて12.57km/lをマークしました。燃料残量警告灯がついてから50km以上も走りましたが、それでも残り6Lの段階で、連続走行距離735kmに達しました。航続距離800kmも可能でしょう。ちなみにecoモードはほとんど使用しませんでした。瞬間燃費計を見ながらの運転も省エネ運転につながると思います。
３．上級グレードに負けない基本的に充実した装備、など：
　実車をみることなく選んだアトランティックブルー・パールですが、光の加減によって色合いが変わるような印象も気に入っています。アイドリング時のエンジン音が無音に近いのもビックリしました。

不満な点

１．一本マフラー（あまりたいしたことありませんし、逆に貴重かも）：
　グレード名が外装に表示されていないのは良いですが、2.0iだけは1本マフラーで、知る人が見れば2.0iだとわかってしまいます。
２．不満の多いメーカーオプション：
　i とはインテリジェンスの略ということですから、オプション設定で上級車種同様の装備（マッキントッシュ・オーディオなど）が選択できるようにしてほしいです。そして、このメーカーオプションの組み合わせに自由度が少ないのが最大の不満点でしょう。すべてのメーカーオプションに、クリアビューパックとプライバシーガラスが組み合わされています。HIDバルブやリアウィンドウ・ワイパー単独で選ぶこともできません。最近ではカスタマーフリーチョイスが広がりつつありますから、この点はぜひともメーカーに一考願いたいところです。ちなみに私は一切のメーカーオプションも選択しませんでした。
３．チョット安っぽいシート：
　２Lではターボモデルの電動シートと、それにオプション設定される本皮シートを除けば、シートの形状と材質は同一となります。適度なホールド性のあるシートは優れてはいますが、肌に触れる部分はあたかも縫い目を感じるようなザラザラした感触で悪いです。ファブリックであるならば、高級車を思わせるシート材質にしてほしかったです。ちなみに、私の所有していた某軽自動車のほうが良好な質感でした。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験