スバル レガシィB4 「前車である前期型アルテッツァAS200（4AT）との比較を織り交ぜながら。 外観は、アーバングレーMとサイドステップのバランスが絶妙で よくみ」のユーザーレビュー

前車である前期型アルテッツァAS200（4AT）との比較を織り交ぜながら。 外観は、アーバングレーMとサイドステップのバランスが絶妙で よくみ

2011.8.15

総評

前車である前期型アルテッツァAS200（4AT）との比較を織り交ぜながら。

外観は、アーバングレーMとサイドステップのバランスが絶妙で
よくみるとメッキ、という感じが良い。
ただし、ワゴンと比べてバランス的にフロントオーバーハングが目立ち、
結果的にフロントヘビーな印象を受ける（実際重いのですが）。

BL・BP後期型のレガシィは、どう見てもアルテッツァのヘッドライトを意識しており、
元アルテッツァ乗りとしては複雑な気持ちになる（笑）。

水平対向6気筒エンジンは思っていたよりも乾いたサウンドで、
上まで回しても滑らかなまま吹け切るが、洗練されすぎていて、欲を言えばもう少し色気が欲しい。
アルテッツァの1G-FEも3000～5000rpmあたりが非常に滑らかで味があり、
5000rpmまでなら1G、それ以上はEZ30、という印象。

加速時、エンジン音よりもギアノイズの方が大きいのは残念だった。

よく言われる低回転でのトルクの細さは私も感じた。
でもこれは、重い17インチホイールとギア比の影響も多々あるかと。
16インチホイールとあと少しローギアードであれば印象はかなり変わると思った。


乗り心地はアルテッツァよりも揺すられる感じが格段に少なく滑らか、
でも滑らかな中に時折鋭い突き上げがある。
底付きとはちょっと違う、特定の凹凸に追従できない感じ。


峠道のカーブを走ると、なんとなくフロントの重さを感じる。
ステアリングを切った時の動きは滑らかで、
どうやっても唐突に曲がり始めるアルテッツァよりも好印象。

シートは見た目は良いのだが（アイボリーレザー）、肩から上が落ち着かない。
背中のあたりもパンッと張った感じで峠道を走ると疲れる。

ATはシフトショックは少ないが、エンジンブレーキが効きにくい。
3速に落としてペダルから足を離すと、回転がスッと落ちる（滑る）。
加速もどこかモヤモヤした感じで、シフトダウンの反応も遅く、
4速と5速の差を考えても、アルテッツァのECT-iEの方が良いと感じた。

総評としては、
やんちゃな乗り方は似合わない、大人の車。
普段はゆったりと流し、時々滑らかな加速を味わう、というくらいが調度良い。
滑らかで高回転寄りのエンジン特性は、むしろ貴重なキャラクター。実用性を求める人には合わないと思う。

細かい不満点はあるが、新車価格（300万円前後）を考えると非常に充実した内容。大事に乗ります。

満足している点

水平対向6気筒エンジンの上質さ。

走る楽しさ。

スタイリング。

不満な点

田舎道の長距離走行で平均10km/l、市街地では5～6km/lという燃費は今ひとつ。

シートの出来の悪さ。

ルーズなAT。

静かなエンジンを台無しにする駆動系ノイズ。

フロントヘビー。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験