スバル レガシィ のみんなの質問

解決済み
回答数:
3
3
閲覧数:
5,204
0

BMW 320i E90後期の2010年モデルが気に入り乗り換えようか迷っています。
そこで、質問なのですが…
今迄、ずっと四駆しか乗ってきてなく(現車はレガシィアウトバック3.0R)初めてのFRとなり

ますが、雨の日の走行はどうなんでしょうか?
レガシィなんかですと、路面状況に関係無く快適に走れるのですが、FRは結構怖いと聞きます。

雨の日とかに試乗に行ければいいのですが、中々タイミングがなく乗れてない状況です。

出来れば…レガシィからBMWに乗り換えた方の回答があれば幸いです。

補足

因みに友人がZに乗ってまして、雨の日なんかの坂道での信号待ちしてて、青になり普通に走ろうとしたら滑りまくりだった…タイヤは溝が全然あるのにぃ〜みたいな事言ってたので…FRってそんなんなんだぁ〜とビックリしてるしだいです。

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の「自動車」カテゴリとデータを共有しています。

ベストアンサーに選ばれた回答

やっと日本でも義務化が決まりましたが,ESCという機構がBMW車には装着しています。この機構を説明しましょう。

ESC(Electronic Stability Control)は,非常に重要な安全装置です。もし選べるのであれば,装着された方を選ぶのが良いとおもいます。少なくとも,わたしは,ESC無しの車両でアウトバーンを走ることはできません。

●ESCの仕組み
主として,下記の3点の組み合わせです。

・ABS … 4輪独立のブレーキ制御をおこなうアンチロックブレーキシステム
・TRC … エンジンの過大な出力を制御して車輪のすべりを軽減するトラクション制御TRC
・各種センサ(主としてヨーレイト・センサ) … 車両の横方向への移動速度を検出して,車両のスピン状態を把握

車両が旋回しているばあいや雨天で道路がすべるばあいなどに,車両の安定な姿勢を維持するために,主としてヨーレイト・センサーで車両姿勢を検出し,ABSやTRCを制御する仕組みです。
最近では,ステアリングを電動で補助したり(電動パワーステアリング),補正したり(アクティブ・ステアリング)があるので,ステアリング制御(舵角制御)もおこなうものも出てきています。
なお少し細かく書くと,センサとしては,「舵角センサ」,「アクセルペダル・センサ」「ブレーキペダル・センサ」,「車輪速センサ」も使い,ヨーレイト・センサには,横方向加速度を検出するセンサが内蔵されているのが一般的です。

●技術名称はESC
主にボッシュが開発したのですが,業界では,固有名詞ではなく,普通名詞として「ESC」を使うようになりました。Electronic Stability Controlの意味です。
このため,以下,技術用語として,「ESC」を使うことにします。

●目的
この技術は,日本語で,「横滑り防止装置」と言われているとおり,車両の安定的な姿勢を維持し,安全な旋回を実現し,路面がすべりやすい状況でも車両姿勢を維持する装置です。以下に簡単な例を書きます。

・旋回時,アクセルを踏むと … 通常は,スピンしやすくなりますが,ESCがあれば,エンジン出力を低減し,狙った旋回半径で旋回できます。

・雨天,一輪がすべったら … 通常は,車両姿勢が変化しますが,ABSとTRCにより,車両を維持させることができます。このため,運転者はESCが働いたことを気付かないばあいもあります。もし運転者が不要にブレーキを踏んだばあい,通常,ABSが働きますが,スピンに至るばあいがあります。このばあい,ABSやTRCの制御で,車両は進行方向を向いたままで,車両停止させます。

・雪道 … 欧州では,アルプスに近い地域では20cm程度の積雪があります。しかしESCが付いていれば,そこそこ走れます。もちろん4輪駆動車(4WDあるいはAWD)にはかないませんが。このため欧州では,雪が降る地方でもAWD車の比率は少ないです。

なお当然ながら,車両の「完全な安全」を保証するものではありません。事故の軽減率は,36%ということです。

●どうやってスピンを防ぐのか?
添付図をご覧ください。FR車で旋回時,駆動力が大きすぎると,後輪の横力が確保できず,車体後方が外側に流れ,オーバーステアになります。これを防ぐために,旋回時の外側の車輪に制動(ブレーキ)をかけます。すると,旋回と反対向きのモーメントが生じ,これによりオーバーステアを回避できます。

ESCでは,スピンに入るかどうかを車速や舵角やヨーレイトセンサなどから判断し,もしスピンに入りかけると,自動的にエンジン駆動力を弱め,外側車輪に適正な(通常は,わずかな)制動力を与えます。

一方,4WD(四輪駆動)の車両では,たとえば前輪がすべると,後輪への駆動力配分比を増やして,トラクションを確保します。しかし車体姿勢や駆動力制御および各輪の最適な制動力制御はおこないません。このため,4WDは,本当にすべりやすい路面でのトラクション確保には有利ですが,雨天などの走行シーンの多くでは,ESCの方が有利な場面が多いとおもいます。もちろん4WD+ESCという選択肢もあります。

●普及率は10%
欧州の高級車は100%の装着率です。しかし日本では,全部の乗用車でのESC装着率は,わずか10%です。これは,日本では,アウトバーンのような超高速走行の頻度が低いことがありますが,ESCが,あまり知られていない技術であるためです。
なお日本に輸入される欧州の高級車には,ほとんどすべてESCが装着されています。あの小さなスマートにもESCは付いています。

日本での義務化は下記の状況です。

・軽自動車以外 … 2012年からすべての新型車,2014年からすべての新車
・軽自動車 … 2014年からすべての新型車,2018年からすべての新車

日本での装着義務化が欧米に遅れたのは,軽自動車でのコストアップが足を引っ張ったからです。

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

回答の画像

質問者からのお礼コメント

2010.12.4 02:01

お三人方、ホントにアドバイスありがとうございました。今回は質問の趣旨に的確にお答えくださったe60fuenfer1さんをBAとさせて頂きます。
確かに…遅かったですが、求めるものが変わって来てるので、折り合いがつけば買い換えようと思います。

その他の回答 (2件)

  • 雨の日に攻める走りをすれば違いがわかるかもですが、多分イメージするより変化はないはずです。
    Zは軽くてコンパクトな車体で300馬力以上あるスポーツカーです。ご友人はおっしゃってるのは「Zがいかにパワーがあるか」に関する自慢ですのでFRが怖いって話ではないですよ。
    320は普通のファミリーセダンです。そんなパワーないのでアクセルで後輪が滑るなんて雪か氷の上でないと無理です。

    晴れとか雨とかFRとか四駆とか以前にレガシィから乗り換えると遅くてびっくりしますよ。

  • 普通に走る走る分には全く分からないと思います。特に販売店での試乗では分かるはずありません。大雨の日にかなりのハイペースで峠を攻めたりすれば違いは出てきますが、アウトバックに乗られている方は320iに乗られてもそんな走りはしませんよね?それであれば全く問題になることはないでしょう。

    現代の車で雨の日が怖い車はほぼありえません。

    レガシィもアウディも乗りましたが、普通の走りをする分にはFRでも違いはほとんど感じられません。

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の
「自動車」カテゴリとデータを共有しています。
スバル レガシィ 新型・現行モデル

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

スバル レガシィのみんなの質問ランキング

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離