インプレッサSTI（GDB）に乗ってます。 インタークーラーウォータースプレーなんですが、買ったときに車屋の人が「オートにしといたらいいよ」と言ったのでオート設定で走ってます。

Question

この前点検に行ったときに、「あれって何か意味あんの？」と聞いたんですが「水減っとるで動いとるに」としか答えませんでした。
インタークーラーウォータースプレーってどんな時に作動して、どんな意味があるんですか？

Answer 1

スバルの車は，ボンネットに大きな穴が開いてますよね。
それを強化するのがインタークーラーウォータースプレーです。

ターボ車は，圧縮空気を燃焼させます。そのため，空気が冷えている必要があります。（気温が高いと圧縮できずにパワーが発揮しない。）そのため，インタークーラー（文字通り内部で空気を冷やす装置）が備わっており，一般的には横行風で冷やします。ボンネットを開けるとインタークーラーがエンジンの上に乗っているのがスバル車の特徴です。

しかし，夏場とか，スポーツ走行をするときは，インタークーラーだけでは冷却効果が得られないため，水を噴射し，水の気化熱も利用するのが，インタークーラーウォータースプレーです。水を巻いてインタークーラー自体を冷やすわけですね。

例えば，なんちゃってスポーツカー（例えばメルセデスベンツのA４５など）でサーキット走行すると，油温が上がりすぎてパワーダウンします。最近の車は電子制御されているので，機械が壊れないようにコンピューターが出力抑制します。320psだぜって威張っていても，実際に走らせると，そのパワーが発揮できない場合が多いんです。要は，インタークーラーウォータースプレーが装備されていない車ではサーキット走行は無理です。

まぁ，スポーツ走行しなければ不要とも言えますが，GDBのパワーをフルに発揮するためには必須の装備です。是非，大切にお乗り続けてください。

質問者からのお礼コメント

詳しい説明ありがとうございました。