スバル インプレッサ スポーツ 「SGPの剛性の高さに脱帽」のユーザーレビュー

SGPの剛性の高さに脱帽

2020.8.29

総評

総額300万程でこれだけの安全性能と走行性能を実現していることに驚きました。
内外装の質感も高く、後退時連動ドアミラーやAVH、USB電源などかゆいところに手が届く装備が充実していて粗探しをするのが難しい出来映えです。
長く乗っていきたいです。

満足している点

ボディ剛性が高く、走行中ボディはミシリともいいません。
少しの舵角でロールすることなくスッと曲がっていきます。交差点が楽しくワインディングは最高です。
アクティブトルクベクタリングも効いているのかアンダーステアを感じずよく曲がります。
18インチのタイヤながら硬さはなくしなやかな乗り心地です。
前後16インチベンチレーテッドディスクブレーキは初期制動から効きが良いです。慣れないとカックンブレーキになるかもしれません。
視界の良さ、アイサイトツーリングアシスト、衝突安全ボディ、歩行者保護エアバッグなど安全性の高さは国産車随一です。しかもベースモデルから標準装備しているのだから凄いと言う他ないですね。
アイサイトツーリングアシストは全車速追従、レーンキープてくれるので、渋滞の道でもストレスや疲労が溜まりません。
アダプティブドライビングビームと雨滴感知ワイパーの作動が賢く、夜間や雨の日の煩雑なスイッチ操作から解放されます。
後席が広く同乗者からも好評です。ライバル車に対して明確なアドバンテージだと思います。

不満な点

シートについてサイドと肩周りのサポートがもう少しほしいです。
8ウェイパワーシートでシートの細かい調整が可能ですが、これだといえるポジションが見つかりません。ランパーサポートがあれば良かったのですが…。
流麗なフロントに対してリアが無骨なデザインで少しちぐはぐ感を感じます。
レーンキープアシストを作動させた時に、一瞬ハンドルが左に取られてそのまま解除されてしまうことがあります。
アイドリングストップは不要なのですが、キャンセルボタンを毎回押さなければいけません。(キャンセルボタンの隙間にプラスチックの板を挟んだら、常にアイスト解除されるようになって解決しました。)

デザイン

4

外装　フロント周りは流麗でシャープで好きなデザインです。ただ、リヤとのバランスがやや取れていないように思います。
内装　ステッチやメッキ加飾などセンス良くまとめています。クラスの平均を超えていて満足です。

走行性能

5

2.0NAエンジンとリニアトロニックCVTとの相性が良く、NAらしく踏めば踏んだだけ素直にパワーが出ます。
リニアトロニックCVTはラバーバンドフィールはなく、ステップATを模した変速を刻むので運転していて楽しいです。
ドライ路面の吸い付き感はさすがアドバンスポーツです。

乗り心地

5

225/40R18のYOKOHAMAアドバンスポーツを履いているとは思えないほど乗り心地が良いです。
SGPの剛性の恩恵で、サスペンションがきちんと仕事をしてくれています。道路の段差でガツンとくることなく、前後輪ともコンコンと軽くいなしてくれます。とにかく振動の収束が早いです。同乗者によると後席の乗り心地も前席と同様に良いとのことでした。

積載性

5

開口部が広く床面が低いので積み下ろしがしやすいです。
最近の車らしくなく、リアゲートが寝ていないので、積載量は十分確保されています。

燃費

3

街乗り中心で2000km走って10km/Lに届きません。期待はしていなかったので、こんなものかなというところです。
【追記】アルミテープチューンを施したところ、11km/Lを超えるようになりました。

価格

5

安全装備、走行性能を考えるとバーゲンプライスだと思います。

故障経験

なし