スバル インプレッサ スポーツ 「気持ちの良い車」のユーザーレビュー

気持ちの良い車

2019.1.1

総評

当初候補に挙がっていたレボーグではなく、インプレッサにしたわけですが、結局良かったと思っています。NAの２ℓで、そこそこの(他人様に迷惑をかけない)スポーツ走行が楽しめるのは、しっかりとしたボディ剛性のおかげだと思います。贅沢を言えば、VTDの後ろから蹴られる感じが欲しいところですが、全体的なバランスは、良い感じにまとまっていると思います。

満足している点

シートに体を沈めた時のしっくり感。シートベルトを締めて周りを見渡した時の見通しの良さ。エンジンをかけて走り出した時の滑らかさ。多少、怪しいパーツで手を加えているとはいえ、基本性能の高さを感じ、ドライブすることが気持ちの良い車です。
アイサイトをはじめとする安全装備にも満足しています。

不満な点

アイドリングストップからの再始動時の振動は、もう少し抑えて欲しいところです。XVハイブリッドのエンジン再始動が、ほとんど気が付かないレベルで気持ち良かったので、インプレッサにも、ハイブリッドの設定があると良いですね。最近、アイドリングストップにならない、ブレーキの踏み方に慣れてきました。(笑)　止まるとき、ブレーキを強く踏み込まないようにすると、アイドリングストップに入らないようです。
もう一つ不満な点は、燃料タンクの容量です。あと５リットル欲しかったです。

デザイン

4

適度な塊感。ドライバーの視界を妨げないデザイン。

走行性能

4

街乗りではIモードで十分ですね。Sモードは１段から２段、ギアを落として走る感じがあります。他の人に迷惑をかけない程度に楽しむには、Sモードは良い感じです。２０００回転から３０００回転のトルクにはほとんど不満を感じません。４０００回転オーバーまで、気持ちよく吹け上ります。街乗りでは、なかなか５０００回転オーバーまで回すこともありませんが、NAの段差のない加速感を感じることができます。
回頭性能は今のところ文句がありません。というか、最終的にレボーグではなくインプレッサにした理由のひとつが、この回頭性能です。交差点程度の曲がりでも、頭がスッと入っていく様子を感じることができます。
真っすぐ走って、すっきり曲がって、しっかり止まる。本当に気持ちの良い車です。

乗り心地

4

硬めです。といっても、レガシィのBP(Aタイプ)に最初に試乗した時の印象とは違います。走行フィールがしっかりとした感じの硬さです。欧州車に近い感じでしょうか。フワつき感がなく、自分としては好みですが、人によっては１７インチの方を好まれるかもしれないですね。
いずれにせよ、いやな横揺れはほとんど感じません。もしかしたら、前後のピッチはややあるかもしれないです。自分の場合は、カーゴルームに荷物（車の整備用具一式）を常に積んでいるので、あまり感じません。４人乗車時には良いバランスになるかもしれないですね。

積載性

4

積載性は、日常使いでは十分です。今まで荷室に積んだ最大の物は、車椅子でした。後席を倒さずに、ギリでした。

燃費

3

燃費を期待する車ではないです。それでも、街乗り主体ですが、納車からの平均で10.2km/lなのは、まぁまぁかなというところです。高速走行オンリーなら、15.0km/lくらいは行くのではないでしょうか。（満タンからの高速走行のみなら、カタログデータの16.8km/lは行きます。）
ちなみに、街乗りで流している時は、１０００回転で回ってます。ほとんど、アイドリング状態で定速走行している感じですね。高速での巡航時は２０００回転前後でしょうか。

価格

4

故障経験

走行距離は３５,０００kmになりましたが、故障はありません。この先も無いことを望みます。(笑)