スバル インプレッサ スポーツ 「世界のベンチマークには届いていないものの…」のユーザーレビュー

世界のベンチマークには届いていないものの…

2018.2.23

総評

開発時のベンチマークとされていた当のゴルフ7からの乗り換えですが、ゴルフと同等…まではいきませんが、かなり近いレベルに仕上がっているのは実感できます。確かにゴルフ自体（一年に2度の事故でも搭乗者がほぼ無傷で済む程）頑丈に出来ている為、衝突安全性の面では勝っているんですが…ぶつからないで済む、300万円代の価格帯でAWDが選択でき、かつ、馬力でも僅かながら勝っている（154PS）等、どちらが良いかで言えばインプレッサでしょうかね。

満足している点

元々開発段階でゴルフ7をベンチマークにしていただけあって、静寂性に関しても研究・開発されていたのでしょう、乗り込んでドアを閉めた際の静寂性が、前車ゴルフ7に匹敵するレベルかほぼ同等まで上がっていたのは驚き。
踏み始めから効くブレーキは（従来のスバル車に共通する踏んだら踏んだだけ効くブレーキと違い）当初こそ戸惑ったものの…慣れてしまえば違和感は一切無し。むしろゴルフ7では停止寸前でブレーキを緩めようとするとDSGのプログラムの関係か疑似クリープで加速しようとするため、どうしてもカックンブレーキにorz

不満な点

タイヤ・ホイールに関しては後々各自好きな銘柄を選んで装着することなるでしょうから新車装着タイヤの評価というと曖昧になりがちですが…上級かつスポーツグレードとはいえ、WRXでも採用されているようなハイグリップタイヤ（ADVAN Sport V105）が果たして必要なのかと？明らかにオーバースペックな気がするんですが…。
まあそれでもGH7インプの新車装着タイヤであるASPECのような糞タイヤよりはマシd(略

デザイン

4

走行性能

4

比較対象がどうしても前車（ゴルフ7）になってしまう為、ターボとNA、FFとAWDでは差がありすぎるのですが、SI-DRIVE Sモードで2000～3000rpmも回してやれば十分な加速が得られます。勿論通常のIモードであっても「加速がタルい」等といったことはなく、幹線道路でも十分流れに乗れるので動力性能に関しては全く不満無し。

乗り心地

3

18インチ故に乗り心地の悪化は避けられないだろう...と思いきや、（SGPの恩恵から）少々固めではあるものの乗り心地は非常に良好。

積載性

4

ハッチバックなので当然積載量には限りがありますが、リアシートと助手席を倒してやれば粗大ゴミに出す物干し竿程度の長尺物でも乗せられます。まあGH7インプでも同様にして収容出来ていたので載らない訳が無いんですが…。

燃費

2

車載燃費計読みで一般道平均10km/h、高速で13km/h（100km/h以下の我慢走りで15km/h）程度
個人的には燃費はさほど気にしていません。第一、燃費を気にするようならHVかPHV等他に選択肢は色々ありますから。ただそれでも、満タン給油で走れるのは片道500km辺りが限界。

価格

-

故障経験

納車から半年程度である為、当然無し。