中身はいいのに外身が・・・・&お詫び
: 2Lハッチバックといったらアクセラスカイアクティブで決まりと思っていたのだが、強力なライバルがいた。
全長
2012.1.27
- 総評
- 中身はいいのに外身が・・・・&お詫び
: 2Lハッチバックといったらアクセラスカイアクティブで決まりと思っていたのだが、強力なライバルがいた。
全長全幅もわずかに小さく、素敵な乗り味に加え、取り回しもよくなっていた。(最小回転半径は20㎝大きいが)
しかし、いかんせん外観で損している感じ。ヘッドライトの形、フェンダーアーチやサイドウインドグラフィックの処理はシトロエンDS4に似ていると思うのだが、印象は全然違う。なぜかとよく見てみると、プロポーションもディティールもなんか間延びしてるのだ―――ちょっと古めの「ワゴン」という感じ。なんでこんなデザインにしたんだろ。
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- 満足している点
- ○走り
交差点の低中速でも旋回が楽しみになるのはアクセラと同じ。違いは発進時の飛び出し。レスポンスがいいという言い方もできようが、私には少し不自然さを感じた。でも否定しようとは思わないレベルだ。カタログ燃費値もJC08ならアクセラと近い。しかもこっちは4WDだ。
○安定性
試乗では雪道は走れなかったが、スバル自慢のアクティブトルクスピリットAWDにVDCがつく水平対向エンジン低重心のこの車は、高速雪道の安定感は充分に期待できよう。先日雪降る高速を初代プリウスで走ってきたのだが、雪の轍を越えるレーンチェンジがとても怖かった。やはりこういう体験をするとスバルのAWDに乗って安心感を得たくなる。
○アイサイト
動かない前方の障害物の手前で止まるのはさんざCMで見てきたが、私が注目したのは道脇から突然出てくる子供へも反応して人力より少しでも早いブレーキングが始められるという点だ。それが10万円で付けられるのだ。条件は限定的ではあるが、それでも加害者になるリスクを少しでも軽減できる、実用的なアイテムだ。
そんなアイサイト搭載車は今後どんどん増えていくとのこと。大変楽しみである。
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- 不満な点
- ●アイサイト
年間6000件以上に上るアクセルとブレーキペダル踏み間違いによる事故は防ぎきれない。前に障害物があれば、アクセルを踏んでも発進しないというが、ない場合はブレーキと思って目一杯まで踏みこまれたアクセルで急加速が起こり、人や店に突っ込んでいく。これを障害物と認識した時点でブレーキは効き始めようが、衝突してしまう場合も多いだろう。
この辺りは、ブレーキを踏むと自然にクラッチまで切ってしまうMTのほうが圧倒的に優れているだろう。
まあMT車にアイサイトが付けば、より安全性は高まるということか。
●(左)後方視界
カッコよくしようとしてサイドウンドウグラフィックを尻すぼみにしたのだろうが、後方および左後方の死角が多い。カッコ悪くしかも実用性も低い。
●デザイン
かなりカッコで損すると思う。デザインは主観だから良し悪しは基本的には言えないのだろうが、これはあまりにも・・・見比べてみると、カッコ悪い(失礼)レガシィがカッコよく見えるほどに、敢えて洗練されていない未完成さ・ラフさを狙ったとしか思えない・・・デザインのせいで、アクセラと同じジャンルだとはわからなかったほどだ・・・・デザイナーはライバル社のスパイだったか・・・すみません、言いすぎです。
●加速
アクセルを踏み始める時だけビクッと前に出るのが不自然に感じる。ただしこれこそ主観であり、人によってはこれを良しをする人もいるだろう。
●コストパフォーマンス
デザインはさておき、性能や安心感からすれば、アイサイト搭載車が220万円からというのは決して高くはないが、プリウスやノアのベースグレードが買えてしまう。一般的な競争力でいえば少し苦しいかもしれない。
―――お詫び―――
先にアクアで投稿した、ガイガーカウンターで測定した数値は30μSv/h超ではなく0.30μSv/h超でした。訂正するとともお詫びいたします。
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