乗るのが毎回楽しみに
北国でつるつるの急坂を登ったところから、除雪のめったに入らない道を100m程入ったところに自宅があるため、家内の子供の送り迎えや
2013.1.21
- 総評
- 乗るのが毎回楽しみに
北国でつるつるの急坂を登ったところから、除雪のめったに入らない道を100m程入ったところに自宅があるため、家内の子供の送り迎えや買い物目的で、スイフト、SRX、ラッシュ、フィット系の4WDを試乗比較した結果定年までの最後の車としてインプレッサスポーツを購入、11月納車で3000kmほど走ったところです。南国ではサニー、チェイサー、北国に来てから私と家内の二台体制でレオーネ、インプレッサ、レガシー、最近はデミオ、HRV、デミオと2WDを乗り継いで来ましたが、今回のインプレッサは内装外観の質感、4WD性能、運転に気を使わない取り回しの軽さが価格に対して素晴らしいバランス。デミオ2WDではトランクにスコップ常備で、近所の4駈に引っ張ってもらったり、対向車などで坂の途中で停止すると登れなくなり、下まで降りることもしばしばでした。今年は連日大雪ですがインプレッサにしてから困ったことがなく除雪を丁寧にしなくても出発でき家内は大助かり。HRVだとスケートリンク状態の凍結路でも4輪の接地感が上品、衝突安全性能一位で安心感もあり、暖房の効きも自然で、夜間しばらく車から降りたくなくなります。家内も私も乗るたびに喜びがあり、従来第一位のレオーネに代わり我が家の歴代車中の総合評価一位に。試乗時や買ってすぐより、しばらく乗ってから良さがどんどん実感される車です。
- 満足している点
- 前方後方ともサイドの視界が非常によく、スポーツモードだと発進が思い通りという軽さもあり、近所の買い物でも小さな車と同じ感覚で気軽に乗れて、それでいて路面の凹凸のいなし方やコンパクトクラスのようなおちつかなさと違うおだやかな満足感があります。特に近くから眺めた横のデザインで、ドアノブや後部にかけての立体的なデザインがとても上品で秀逸。ディープチェリーにして正解でした。室内に入っても外と雰囲気が統一されていて違和感がなく、瀟洒でないけれど、日産やマツダほどプラスチッキーでなく、ホンダほど大味でなくトヨタともスズキとも異なる独特の落着きがあります。200万以下で購入できるe-4WDでない本格4WDでは、申し分のない室内外装と言えるのではないでしょうか。昔のスバルは性能一辺倒でこうした感覚を味わったことがありませんでした。2-3時間程度の距離の高速を含めたドライブでは、自慢の低重心、四輪の接地感、これにシート、視界、室内環境などあいまってHRVに比べて非常に疲れが少なく、運転が穏やかになる点も助かります。フロントリアともワイパーの出来が良い点も雪国をよく知っていると感じます。北国で迷われている方にはお勧めです。
- 不満な点
- 機械式ハンドルだと、一定の角度回しておけば曲がっていき、アクセル操作で自然に戻るところ、電子式のハンドルのセッティングか多少回し続ける必要があり、ハンドルの戻りも弱いので自分で戻す感じになり、特に凍結路面の深いわだち横にできる道路のでっぱりから車輪が道路外側に滑り落ちそうになるとき、ハンドル操作で直進性を維持しようとするときの挙動が普通の車とは違う。ので、普通の車とは別物のゲーム機と考えて慣れるように乗っています。普通の運転で問題になることはありませんが、スイフトは低速でハンドル操作感がよく、SX4は高速の車線変更などでオンザレールでしたので、これから進化してほしいところです。
スポーツモードのボタンの位置。1600クラスの長距離移動では登り坂や一気に追い越しをかけるとき、下りのカーブが連続するなど不安を感じるときにどうしても多用しますので、せめてシフトレバー横か、もう少し運転中に手さぐりでわかる場所にないと結局あまり使えなくなってしまうのでは。HRVのような低価格車でもパドルシフトで重宝し、株があがっていたのでぜひ改善してほしいところ。フォグランプカバーの黒いウレタンが強いコントラストで目立つ点。せっかくのそこそこのフロントデザインなのにもったいない。これで購入をためらう人も多いのでは。色をディープチェリーにしたのはこれが全く目立たないという理由もありました。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験