スバル インプレッサ G4 「自分が乗り継いで来た車の中ではベスト」のユーザーレビュー

kaki3BA-GK6 kaki3BA-GK6さん

スバル インプレッサ G4

グレード:G4 2.0i-S アイサイト(CVT_2.0) 2020年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
4
乗り心地
5
燃費
3
デザイン
5
積載性
3
価格
4

自分が乗り継いで来た車の中ではベスト

2021.12.5

総評
走らせてみるとバランス良い造り、先代でのウィークポイントだった部分が殆ど余すところなく改善されており、進化を実感出来る。ハンドリングと乗り心地の良さ両方をかなり高い次元で両立しているのが印象的であり、特筆すべき部分だと思う。トータルバランスが非常に高く、ウィークポイントがあってもそれを上回る良さを日常の使用でも感じ取る事が出来る。Eye-Sight[Ver.3]、ヒルスタートアシストなどは普段その有り難さを時間する場面がそう多い訳ではないが、いざという時にキチンと働いて、通常走行時はシステムの存在を意識することが殆どない[但しEye-Sightについては危険な状況に陥る可能性を察知するとすかさず介入してくる為、人によっては“お節介”と感じる可能性有り]ような“縁の下の力持ち”に徹している。こうした“痒いところに手が届く”装備が多く、無駄と思える装備が全くと言って良いほど見当たらず、非常に好印象。ゲート式ではないがシフトのフィーリング[節度感・ストローク・振動の少なさ等]は良好な部類でミスシフトする可能性はかなり低い。先代よりフィーリングも良くなっており、こう言った部分にも進化を実感出来る。
満足している点

①先代インプレッサG4で感じていた操舵初期の若干鈍く感じたハンドリングについては操舵初期段階から正確さを増し、[FF車である事も考慮に入れて考えれば]かなり正確。敏感過ぎる訳ではなく適度な落ち着きもある。電動パワステのフィーリングも良好であり、先代より更にリニアなフィールになった。
②ロールは少なめだがサスストロークが十分以上にしっかり取られておりキチンとストロークして動きを吸収してくれる為、凹凸がある路面を通過しても急激にガツンと来る不快な振動は殆どない[※225/40 R18、スタッドレスタイヤでの評価]。低扁平率でこれを実現してるのにはある種の驚きさえ感じるほど。ロードノイズは静か[※前述同様スタッドレスタイヤでの評価]でNVHも非常に良く抑えられている。
③室内は実寸も拡大しているが先代以上に広く[※リアシートも余裕が増加、実寸だけでなく体感でも広さを感じる]、ボディサイズが先代より拡大していても車両感覚は掴みやすい。全長が5ナンバー枠の4700mmに迫る4640mmにも関わらず非常に扱いやすい。
④小回り性も先代と全くと言って良いほど変わらず、ボディサイズが拡大されている事を考えると“優秀”と言える。室内運転席頭上の空間は約身長171.5cmの自分が適切と思われるポジションを取っても余裕が相当あり、かなりゆとりがある。
他、⑤良く考えられているリモコン電動ドアミラーの操作パネル設置位置、⑥シフトポジションを“R”に入れるとリアの間欠ワイパーが連続動作に変わる、⑦オートワイパー/オートライトの制御が優秀[※オートライトで点灯/消灯するタイミング、暗い場所では走行中にOFF操作してもOFFにならず点灯状態を維持する等、安全を最優先しているのが実感出来る、等]⑧ヒルアシストスタート、⑨ヘッドライトウォッシャー、⑩電動パーキングブレーキ、⑪リバース連動ドアミラー[※左のみ連動で動作しますが、元々自分自身が長年左側のドアミラーについてはシフトポジジョンがリバースでない時もリアタイヤが見えるように角度調整していました。⑬と関連しますが、リバース以外では自らが調整した角度を記憶していて、自動で戻ります]、⑫開口部の広い前後ドア、⑬ドアミラーメモリー、⑭ステアリングスイッチ[※ハンズフリーで電話をしている場合のボリューム操作にも対応している、等]、⑮ステアリング連動ヘッドランプ、⑯非常に良く考えられているフォグランプ[リア]のON/OFFスイッチ、⑰ヘッドランプ・フォグランプ[フロント]の光量、⑱SI-DRIVEのボタン位置、⑲Eye-Sight[Ver.3]《※関連するアイサイトセイフティプラスの機能[一例としてRABも含む]を含みます》、⑳トランクリッドを閉めた時・ドアミラー展開/格納時の動作音・雨天時にルーフに叩き付ける雨粒の音等各種の音の静音性/遮音性/質感の向上、㉑実用性も考えられているインパネ上部のフラット面[メーターパネル上部、ナビ上部]⇒駐車時等、一時的に書類の類を置いておきたい時にフラット面に置けるので重宝します。㉒更に大画面化したナビ、㉓USB電源、㉔シートポジションメモリー機能[⇦⑬とも関連しますが]、㉕フロントビューモニター/サイドビューモニター、㉖ナビの時刻と連動するようになったマルチファンクションディスプレイ内の時刻表示 ㉗ドア開閉に連動して点灯し、ルームランプとしても機能する事が可能なマップランプ[※連動/非連動をスイッチ一つで切替可能、連動にしてもマップランプとして独立して機能します] ㉘横並びになり、更に使いやすくなったドリンクホルダー 等多数
不満な点
目立った不満は非常に少なく、先代のウィークポイントを現行型になって改善しプラス評価に変わっている部分が多いのですが、現時点で気付いた点では…
①解像度が低下したバックカメラ[※サイドビューモニターについては、コントラストを上げる事によって夜間の見やすさは改善されます]
②アダプティブドライビングビーム:遮光部分を自動的に制御しており通常街中で走行する程度では問題にはなりませんしレスポンスも良いのですが、林道でカーブ等若干見通しが悪い場所が続く道路でも直ぐさまハイビームには切り替わらず、条件が重ならないとハイビームになりません。なお、晴天時に比べ雨天等天候の条件が悪くなるとこの機能そのものが自動的にキャンセルされている模様です。[※詳細については確認中]
③機能をOFFに出来ますが、ドアミラーが自動で格納される為例えばドアミラー越しにガソリンスタンドで給油の進行状態を見る習慣が付いていた自分としては、必ずしも連動で格納されなくても良いかなぁ…って感じる場面があります。⇒設定でOFFに出来るのでOFFにしました。
④カレンダー表示機能が縮小されたマルチファンクションディスプレイ[※“省略された”と記載していましたが、先代にはなかったマルチインフォメーションディスプレイディ付メーターの機能が追加された為、設定画面を呼び出す際の画面が発見出来なかっただけでした。但し、卓上カレンダー等のように一ヶ月表示には出来ず、Favoriteで“カレンダー”を選択すると3眼メーター風の画面で日捲りカレンダー風のものになるだけです。デフォルトの表示を一ヶ月表示には出来ないようです。誕生日・記念日等を登録出来るのは先代と同様に可能ですが、先代の場合カレンダー表示を選択していると登録された当該月の画面で再呼び出し可能でしたが、現行型ではどうやらその機能が省略された模様です]
⑤インパネセンターバイザー:自分の座高ですと、バイザーに隠れて上部の表示が一部隠れてしまいます。
⑥設定がなくなった[※オプションでも準備されなくなった]フルシートカバー
⑦[⑥に関連しますが]オールウェザーシートカバーを装着すると使用出来なくなるリアのセンターアームレスト《※名称が正しくないかもしれません。再確認します》
⑧先代より若干低下したトランクルームの容量[※高さ、奥行き、前後長、ホイールハウスの張り出しによる使い勝手の低下等]
⑨更に大画面化したナビの影響で一回り小ぶりになったフロントコンソールボックス
⑩動作に支障にはなりませんが、一回り小さくなったエアコンの風量調節ダイアル:感覚と慣れの問題かもしれませんが、先代インプレッサG4[インプレッサスポーツも同様]のように温度調節と同じ大きさの方が使いやすいです。
⑪[実用上の問題では御座いませんが]先代に比べ小ぶりになったSTI トランクリッドスポイラー《※小ぶりになった事による利点、後方視界拡大もありますので好みの問題と言った方が良いかもしれません》
⑫[⑪以上に完全に好みの問題ですが…]先代と設置場所が変わったLEDハイマウントストップランプ
[※追記予定です]
デザイン

5




[※追記予定です]
走行性能

4

ターボ車又は大排気量車ではない為トルクに余裕がある訳ではないが、日常遭遇する走行パターンではトルク不足を感じることは先ずない。実際に走らせてみると、数値上は変更無し《196 N・m (20.0 kgf・m)》にも関わらず先代よりも更に扱いやすくなり、実用域のトルクが太くなったような印象を受け、それを実感出来る。
操舵初期からハンドリングも切っただけ動いており、かなり正確と言える。FFである事を考えるとかなり優秀な部類、[アクティブ・トルク。ベクタリングの採用の影響があるのかもしれないが]修正舵が必要になるケースは先代より明確に減少した。車全体の重心が低くなり、SGP採用が功を奏していると考えられる。
可能な範囲で速度を上げても安定したフィーリングはなかなか変わる気配を見せない。更に速度を上げても急激に車両姿勢が変化する事はなく予測が非常に容易なので、ライントレース性も高い。操舵に過敏過ぎないので速度が上がっても落ち着いた走りが可能。
先代に見受けられたダイレクト感に欠ける部分、ボディ剛性不足から感じる部分は現行型のSGP採用モデルになって全面的に解消されており、弱点を見付ける事自体が困難なほど。
乗り心地

5

ロールは少なめだがサスストロークがしっかり取られている為路面の凹凸で急激にガツンと来る事は皆無。40扁平のタイヤが標準装着されているが固さを感じる事がなく、路面のちょっとしたゴツゴツ等は足回りがしなやかに吸収し、乗員には全くと言って良いほど不快さを伝えてこない。路側帯との境目のペイントやセンターラインに凹凸が付けられている箇所でうっかりそのラインにタイヤが乗ってしまうと独特の音が伝わって来る為、必要なインフォメーションはキチンと伝えてくる。路面の状況を伝えてくるので、運転しやすく運転疲れしにくい。
積載性

3

トランクルームの容量は[実際の容量については比較していませんが]、感覚的には先代より若干低下してると感じました。
※高さ、奥行き、前後長に余裕が少なくなり、地面からの高さが若干ですが高くなっているように感じます。ホイールハウスの張り出しによる使い勝手の低下等も挙げられます。
[※追記予定です]
燃費

3

走行距離があまり伸びておらず正確に計測もしていないので感覚的にですが、個人的には…
燃費はレギュラーガソリン車であることと先代との比較で考えると、及第点は確実でエンジン出力/実用域のトルクが向上したと感じられる為、先代より高評価になるのかなという気がします。
[※追記予定です]
価格

4

先代より装備が[※大袈裟に言えば比較にならないほど]充実しているにも関わらず価格上昇は最低限に抑えられていると感じられる為、寧ろ先代より割安感を感じた。[※値引分込みの印象なので、その影響があるかもしれません]
故障経験

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