2005年6月
■2005年6月
1992年11月に登場したスバルの小型セダン。初代モデルは「ハードトップセダン」と呼ばれていたが、2000年8月に行われたフルモデルチェンジによりシリーズ名が「WRX」に変更され、さらに2002年11月のマイナーチェンジでは「インプレッサセダン」と改められた。「インプレッシブ・スポーツセダン」をコンセプトに走りのポテンシャルを高めることを追求した。エンジンは2000ccターボと1500ccの2機種。駆動方式はAWD(総輪駆動)が全グレードに設定され、一部でFF(前輪駆動)車も用意される。ラリーで磨かれた技術を注ぎ込まれたこの車はさまざまな路面、天候状況に応じて、走りの楽しさと安全性を両立する。重量バランスに優れた独自の水平対向エンジン+シンメトリー4WDシステムの採用。さらにブレーキアシストやABSなど信頼性の高いブレーキシステムなどにより、いざという時の危険回避性能も高い。実用性能も高く、独特のハイデッキフォルムにより、トランク容量は十分。また間口は広く、大きな荷物の積み降ろしも楽に行える。2004年6月からはSTIシリーズのシャシー性能の改良やエンジン性能の強化などによる運動性能の向上、全車のインテリアデザイン変更による質感・機能性の向上が図られた。2005年6月には前後のデザインや内装を変更したほか、WRX・SRIシリーズのエンジントルクを向上させ、AWDシステムにトルク感応式の機械式LSDを追加して操縦安定性を高めた。