水平対向エンジンは構造上、他社のエンジンより燃費が悪くなるのですか？

Question

レヴォーグのフルモデルチェンジ、フォレスターにターボ車の設定などが有ったと思います。

スバルも燃費対策をしていると思いますが水平対向エンジンは燃費的に厳しい構造なのでしょうか？

ハイブリッドと組み合わせると燃費も良くなるのでしょうか？

Answer 1

エンジンというものは燃焼で発生した熱を失う割合が多いほど、燃費は悪化します。
そして水平対向はその構造及び形状の面で不利なエンジンです。

既にいくつも回答が出ていますが、一つはロングストロークにしにくい、ということがあります。
それは燃焼室の表面積を小さくしにくい、ということ。つまりは熱損失が大きいのです。
そしてビッグボアということは理想的な燃焼状態から外れることも意味します。
話がそれますが、ロータリーエンジンの燃費が悪いのも、この燃費室表面積と燃費室形状の問題を抱えているからです。

もう一つはエンジン全体の形状が不利なのです。
エンジンからは熱が自然放散されますが、それはエンジンの表面積が大きいほど熱損失も大きい、ということです。
直列エンジンとの比較では、横に長い形状である分水平対向のほうが、表面積が大きくなります。
すなわち自然放散による熱損失が大きいのです。

その他にも、

整備性確保のためバルブ回りをできるだけコンパクトに設計する必要がある

吸排気のマニホールドがスペース面での制約を受けやすい

など、燃費にはマイナス方向の設計上の制約を抱えている、ということもあります。

結論としては、水平対向は燃費には不利なエンジン。直列エンジンと肩を並べる燃費実現のためには、直列以上の燃費対策が必要、ということになります。

質問者からのお礼コメント

回答を投稿してくださりありがとうございました。

Answer 2

細かい技術的なことをココで書いても意味もないので

構造上 低速トルクにパンチが出にくい したがってターボで不足分を補うわけだが

ショートストロークなんです これが原因

したがって高回転では燃焼効率が良いけど ボアが大きいために低回転では燃焼効率が落ちる
結果 低速トルクがない となる

そこで過給器で補うことになる ますます燃費は悪くなる

ありていに言ってしまえば 重力に逆らって左右にピストンが動く構造だから 新品からしてオイルの滲みが発生しやすい
性能機能的にシビアで ちゃんとメンテナンスをギッチリとしていかないといけない 「手のかかるエンジン」

市販車でここまで手がかかる ということは 趣味の世界でないと長年の維持はできない

インプにせよ ボクサーエンジンで10万キロ手前の中古車が数多く出るのは
そろそろオーバーホールの時期を迎えてしまうから みんな 手放す

クルマが良い悪いではなく メンテナンスに金と時間がかかりすぎるので
経済的に維持できなくなってくる
オイルの滲みも酷くなってくる 当然 燃費も歩悪くなってくる

まだ買い取り査定がつく間に売らないと これでただ単に時間だけ経過してしまうと もうエンジンをオーバーホールしないと マトモに走れなくなる

特にインプの中古車は そういう荒い乗り方をされてるのが多い
メンテもどこまでやっているのか疑問

手がかかる ということは 日常の一般走行でそこまで毎日 車のことばっかり考えていられない
経済的 仕事の時間により 手をかけられなくなったときが 売り時

Answer 3

昔のトヨタ・パブリカやスポーツ800は水平対向でしたけど
燃費の良さをセールスポイントにしていました。

スバルの水平対向がダメなのは吸気マニホールド形状が悪くて
低回転域で流速が上がらず、アクセル踏まないと馬力が出ないので
同じ排気量の他社エンジンより燃費が悪くなります。
DOHCを止めてOHVにすれば吸気マニホールドの取り回しが
楽になるので燃費改善に効果あり。

Answer 4

水平対向エンジンは構造上、他社のエンジンより燃費が悪くなるのですか？

駆動抵抗増大

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