ルノー ルーテシア ルノー・スポール 「とにかくクラスレスな高速走行性能。 マーチやノートと共通シャシーで何故ここまで速く安定したクルマが作れるのか? 兄弟(親戚?)と言われても俄かに信」のユーザーレビュー

サンデ サンデさん

ルノー ルーテシア ルノー・スポール

グレード:ルーテシア ルノー・スポール2.0_RHD(MT_2.0) 2009年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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とにかくクラスレスな高速走行性能。 マーチやノートと共通シャシーで何故ここまで速く安定したクルマが作れるのか? 兄弟(親戚?)と言われても俄かに信

2011.10.6

総評
とにかくクラスレスな高速走行性能。
マーチやノートと共通シャシーで何故ここまで速く安定したクルマが作れるのか?
兄弟(親戚?)と言われても俄かに信じ難い。

箱根ターンパイクや碓井バイパスの様な高速ワインディングを走らせたら、たぶん「子会社の3.7Lクラスのクーペ2車種」よりも速く走れてしまうと思われる。

ただ、フロントサスの性能のせいかリアリティは希薄でTVゲームの様、バーチャルな感じ。

ハイウェイに於ける走行性能でも3~3.5Lクラスの「輸入」サルーンに負けない高速性能を有している。
クルコンが着いている事から、このクルマのハイスピードツアラーとしての資質が高い事が窺える。

いわゆる「公道」で走らせる分には、発進加速を除いたあらゆるシチュエーションでポルシェ997に着いて行ける速さを持っていると思う。
とにかくぶったまげる程速く走れる。
最高速は200+α位までらしい・・・。

で、リアリティが薄い代わりに恐怖感も希薄。

ポルシェ911の様なスポーツカー達がトラディショナルな「戦艦」であるとするならば、RSは「エンジン」と(主にフロント)「サス」という万能の鉾と楯で武装する新鋭イージス艦の様な存在、新しい走行感覚である意味「FFの到達点のひとつ」かも?

ただ、上記2点にフォーカスして他所の部分をセッティングしたのか、あまりにもエンジンと前輪の存在感が大きい。
またフロントサスの横方向に対する限界はすこぶる高いが、リアルスポーツと比べると「接地感」はやはり希薄。

しかしコレは997の様なある程度「予算度外視」の完全バランスグルマに比するとであって、このクラスでこれだけ速く走れてキモチ良いクルマはなかなか無いと思う。

クルマを運転する上でのプレジャーで言うと、費用対効果は非常に高いと思われる。

燃費は高速道路法定速度で14km/L
高速道路普通に走って12km/L
一般道ではついつい踏んでしまって8km/L
トータルで10km+/Lといったところ。

マークXの2.5Lと同じ価格で、ZやスカGクーペを蹴散らし、リアルスポーツを追い回せる性能を持った小型ハッチバック・・・。

マンガの様なクルマだと思う。
満足している点
速い。
物理の法則に楯突いているのか?と思う位グングン曲がって行く。
シートの出来の良さと相まって、乗り心地が望外に良い。
エンジンの回り方はドラマ性溢れるもので、アイドル~2000回転まではダルで発進時の神経質さを低減している。
そこから3000回転までで目を覚ますと~4000回転でスポーツエンジンの様相を呈し、4000~からは乾いた野太い排気音を吐き出しながら力強く息の長い加速を始める。
小型の直4オートバイの様に快音を響かせ軽やかに回り、5500以上ではレスポンス、パワー共にチューンドエンジンのそれで、ちょっとビビる位速い。
パワー感は途切れる事無く、7000回転を超えると「ピッ」という短い警告音と共にタコメーター左側に隠されたグリーンのシフトアップインジケーターが点灯、それに促されシフト操作をすると丁度7400回転の絶頂を迎えて変速となる。

外観は写真で見るよりエッジが立ち、抑揚が効いていて結構カッコ良い。
日本車のゴツいビルドアップ化と比べてオトナっぽくて好感が持てる、特にフロントカウルの造形はモダンな戦闘機の様。
このクルマの実力に則していると思う。

内装はステアリングの黄色いセンターマークが洒落ている、ファブリックシートのホールド性が良く、高級車のレザースポーツシートよりも実用的。
シフトの位置も高く、操作感も良い。

車を運転する上での愉しい部分=小気味良く回るエンジンであるとか、軽快に決まるシフトフィーリング、アンダー知らずのファンなコーナーリングとか一瞬で速度を削ぎ落とす強烈なブレーキ、ピタリと安定した挙動という部分のみを抽出して濃縮還元したクルマ。
ポルシェの様にクルマの面白い事、ツライ事、全てを内包していない、苦労知らずグルマ。w
なのでコレに馴れると運転が下手になるかも知れない。

男が独りで色々な道をすっ飛ぶのには丁度良いサイズ。
とにかく運転が愉しい。
不満な点
反則技的容量を持つフロントサスのせいか、電動パワステのせいか?思っていたよりもステアリングフィールにダイレクト感が無い。

超高速での安定性と操作性は群を抜くが、2速メインでグリグリこねくり回す様な「ニッポンの峠」道は、高速ワインディングと比べると得意でないのかも。

内装の素材とクォリティはリッターカーのそれ、何も期待する所は無い。

私の好みからするとステアリングが太過ぎて握っていて掌が疲れる、何故この太さなのか解らない、ナニじゃないんだから太ければイイってモンじゃ・・・。
取り換えたいがクルコン関係のボタンが在るので我慢の子。

発進から3000回転までのフツウっぷりは・・・、4000超えないと街中の加速にももどかしさを感じる。
ダラダラ走る分には普通に使えるが、スポーツエンジンという気がしない、4000以上のキレっぷりを思うとその落差はチト残念。
下スカスカ、長ーく回って超高回転までストレスフリーなトコロなどは2万回転まで回る250ccのDOHC4バルブ直4バイクみたいだ・・・。

小物入れが劇的に少ない、グローブボックスをナビ本体でつぶすと車検証の置き場にすら困る。
ドアポケットが唯一の収納場、せめてドアグリップの他にタバコが横に刺さる位のポケットというかハンドルが欲しかった。
アームレストが無いのも減点対象、小型車だから、スポーツモデルだからと甘えてはいけない。

ヒップポイントは・・・高い。
およそスポーツカーと呼ぶには高過ぎる。
それでもポジション的には纏まっているけれど・・・。

ドアを開けるときの「パクン」という鉄板の薄そうな音は
『あ…、リッターカーだ・・・』
と、興醒める。

フロントサスの構造的問題だと思うが、ハンドル切れ角はこのクラスにふさわしくないくらい少ない。
ので小回り性能は悪い。

意外と不満点が多くて自分でも当惑している。w
が、このクルマの本質的な部分に対するネガには決してなっていないと思う。
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験

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