ルノー カングー 「フランス車本来の味わいを残して カングーがフルチェンジしました。　ルノー車の中では日本でダントツに売れていた先代に対して、どのように変わったかに興味が」のユーザーレビュー

フランス車本来の味わいを残して カングーがフルチェンジしました。　ルノー車の中では日本でダントツに売れていた先代に対して、どのように変わったかに興味が

2009.10.13

総評

フランス車本来の味わいを残して
カングーがフルチェンジしました。　ルノー車の中では日本でダントツに売れていた先代に対して、どのように変わったかに興味があったので試乗してきました。
まず質感ですが、リヤスライドドアがやたらに重く設計されている点を除けば、貨物車の感覚は皆無と言ってよいです。　ごく普通のミニバンですね。　内装は物入れも充実しています。
次に動力性能ですが1460kgのボディに１．６lのエンジンの組み合わせは、普通のＡＴということもあって、試乗車は大人２人乗車で平地ではそんなものかという感じでしたが、上り坂となると４ＡＴということも手伝って、明らかにパワー不足を感じます。　視点を変えると、小さいエンジンを坂道などでは全開で使っていた昔のフランス車のテイストともいえます。　１．４Ｌだったころの先代カングーに近い感じでしょうか。
まず気に入ったのは、相変らずの良好なハンドリング。　先代もいい意味で裏切られましたが、約１．８mの車高を持つミニバンとは思えない、新型もしっかりした踏ん張りのあるコーナーリングには本当に驚かされます。　ここも、昔のフランス車テイストの非力なエンジンなので、カーブでなるべく減速せずに安定して旋回できるという性能をしっかりと与えられています。
もうひとつ気に入ったのは、きわめて乗り心地が良いこと。多少の路面の凹凸は全く意識させないこの感覚も、すっかりドイツ車テイストに変化したイマドキのフランス車には無いものです。
結論
ハードウエアそのものまで少し古いフランス車の味わいを持っていた旧型に対して、全くの新型となった新型カングーは、一見すると普通のミニバンになりました。　
しかし、最新の乗用車的にハードウエアは進化しましたが、実は新型カングーは古きよき時代のフランス車のテイストそのものでした。
多人数乗車は出来ませんが、普通あの国産車を買う感覚の手ごろな価格で、本来のフランス車の味わいを愉しむには良い選択だと思います。

満足している点

・室内空間の広さ
・十分なキャビンスペース
・十分なカーゴスペース
・ハンドリングの良さ
・良好な乗り心地
・旧型に比べて高い価格性能比

不満な点

・非力な１．６Ｌエンジン
・１．８mを超える車幅
・予想されるマイナートラブル

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験