ポルシェ911・997型の購入を検討しています。

Question

予算の範囲で次の3つの選択肢のどれにするか悩んでいます。アドバイス頂ければ幸いです。

１．前期型tipでなるべく走行距離が少ない車体
２．前期型MTで走行距離10万km超の車体
３．後期型PDKで走行距離10万km超の車体

私は996エンジンから一新された直噴エンジンの魅力や、ポルシェのDCTが好評であることなどから３寄りの考えです。妻はMTに拘りがあるため、２を推しています。

なお、今までの社歴は全て中古のMT車で、トルコンATの感覚が実はよく分かっていませんが、代車やレンタカーなどで短時間運転した時は、エンジンパワーの違いによる感覚差が大きく、トルコン感はよく分かりませんでした。

この質問のポイントは、走行距離10万km越えの911を買って果たして大丈夫か？程度の良いtipにしといた方が無難か？という点です。よろしくお願いします。

Answer 1

ティプトロ時代の９１１はペダルオフセットが激しいです。
RHDだと、普通のブレーキペダルの所にアクセルペダルがある感じ。
といってLHDでも、普通のアクセルペダルの所にブレーキペダルがある感じです。
なので、これに耐えられるかどうか？一度座ってみてください。

更に大事なのは９９６・９９７型にはかの有名な「インターミディエイト問題」があることです。
クランク軸からタイミングチェーン駆動を一旦取り出す軸が「インターミディエイトシャフト」で、これが破損しエンジン乗せ換えン百万コースに至る持病があります。
なので、どの個体でも必ずこの部分が対策品に交換されているかどうかを確認することをお勧めします。


DCTとMTを選ぶ基準ですが、
①街乗りのギクシャク感に違和感を覚えないか。
②サーキットを、スリックやSタイヤを履いて走るか？
を基準にするといいと思います。
①②ともアリならDCT。

※DCTの肝は、セミオートにあるのではなく、「左足でクラッチを踏まない代わりに、左足ブレーキをする」ことにあります。
なぜなら、スリックやSタイヤ（セミスリック）は、べとべとに溶かしたトレッドをアクセルとブレーキでトラクションを加えて路面に叩きつけ、叩きつけてアスファルトの小石と小石の隙間にめり込ませるようにすることで初めて圧倒的なグリップが出るから。
サーキットでも、アクセルかブレーキのどちらかを常に踏んでタイヤにトラクションをかけ続けていることが肝心。
その為の左足ブレーキで、その為のDCTです。
・・・なので、DCTを買うなら、左足ブレーキをマスターしていないと、意味が無い。唯の街乗り車になります。
逆に、ワインディングを流すのが目的なら、MTで十分でしょう。

Answer 2

ポルシェのMTに12年、PDKに1年乗っています。

１．MTにずっと乗られていたのであれば論外です。いわゆるトルコンです。
安い理由はトルコンだからです。

２．この3つであればこれをおすすめします。

３．997後期のPDKはいわゆる「初物」です。制御が微妙です。991前期からまともになっています。


997前期に関しては最大の泣き所である
・インターミディエイトシャフト問題
→ディーラー車であれば基本的に対策済
・シリンダー問題
→爆弾。内視鏡で見せてくれるとこなら安心

この2つがクリアされていれば大丈夫です。

10万キロは余裕です。前オーナーがどういったメンテしてきたかのほうが大きいので記録簿要チェックでお願いします。

個人的には大幅刷新の991前期PDKかMTおすすめします。
予算が許せばですが。。。

Answer 3

いずれであってもグレードと価格によりますね。
MTはタマ数が少ないので選びにくいです。
10万km超えていてもしっかり整備された個体なら問題ないです。
一般的には、３の後期型PDKをお勧めします。
奥様がMT一択なら、当然２ですね。