今のターボ車はレスポンスが悪いといったかつての悪い点などは完全に改善されたといってよいでしょうか？

Question

新型ポルシェ９１１のエンジンはすべてターボが装着されたそうです。ダウンサインジング化によって排気量を小さくして省燃費化し、それでもパワーは落とさないようにといったことが狙いのようです。昔のポルシェオーナーはターボエンジンはレスポンスが悪いから自然吸気のほうが良いといった意見が多かったと聞きますが、ポルシェなどでは過去の悪い点が完全に改善されたといえるでしょうか？ それとも、すべてのターボ車において悪い点は完全に改善されたとは未だにいえないでしょうか？

Answer 1

ツインスクロールタービン技術の発展と共にターボラグは大幅に改善されています
また、最近のターボは昔の様にビックタービンを積んでハイパワーを得るのではなく、小型のタービンで＋αを狙った物が多くなっています


ただ、いくら改善や改良を行なってもターボの弱点が消えるわけではありません
近付ける努力は出来ても同じにはなれない

それに自然吸気エンジンの改良が上手く言ったからこそ、大型のタービンに頼らなくてもパワーが出せるようになってきたとも言えます
ターボが改良されて良くなったとしても自然吸気エンジンも改良されて良くなっている
どちらが良いかは甲乙付けがたいのが実情だと思います

質問者からのお礼コメント

今のターボ車は自然吸気エンジンの改良が上手くいったことによる成果ともいえるのですね。ご回答ありがとうございました。

Answer 2

> 悪い点などは完全に改善されたといってよいでしょうか？

両方試乗して比較しましたが音以外は完全に新型が上回っていると感じました。


ちゃんと試乗すれば答えは明らか。

Answer 3

ポルシェやアウディはライトサイジングターボと呼称してますね。

CO2排出規制を見据えてのことですよね。6気筒より4気筒のほうがシリンダー表面積小さいから燃費的に有利ですから。で、環境対応クリアしつつパフォーマンスも犠牲にしないということでターボ化ということですね。

レスポンスに関しては乗っていないのでわかりません。メルセデスやBMWなんかはターボが効いてるのか効いてないのかわからないような感じ。踏み込むとトルクがどんどん増していくからわかりますけど、決して乱暴なフィーリングではないです。

Answer 4

過給機が好きなら 悪い点があろうが買えばいいかと。９１１なんかどうでもいいので あなたが欲しければ買えばいいんじゃないですか？

Answer 5

ダウンサイジングターボは１５００回転くらいからトルクが出て、実用上使い勝手が向上しているのは事実。しかし、決してナチュラルとは言えない感じのものもあるのでネガな部分が全て消えているわけではない。燃費も稼ぎたいから苦肉の策でしかないのは否定はできない。時代の流れだから大排気量ＮＡは大手では手掛けること自体が難しい。

Answer 6

ダウンサイジングによってかなり改善されてはいます
その理由が過給圧の制御によるものでボルボが市販車としては最初に投入となったターボモーターです。
他の欧州車も一度エンジンが回ってしまうと一定の過給圧を保持できる仕組みになっていますからラグはドッカンターボの時代とは違います

また、あと付けではないのでエンジン冷却と同じくタービンも冷却されているのも大きなところでしょう

圧縮比が高められているのはシリンダー直噴によるもので混合気ではんく単なる空気だけをシリンダーに押し込んでいるので高い圧縮率が可能になっているわけです。
また、圧縮においても冷却を行いながらなので昔とは違いますね

ディーゼルエンジンのガソリン版がダウンサイジングエンジンですから

Answer 7

ターボは乗りやすい方向にするか高出力方向にするかの設計思想で変わります。
今は高出力方向が流行らないので、乗りやすく、低燃費方向に設計しているだけでしょうね。

Answer 8

現在の車のエンジンは、圧縮比を高めて低燃費で高出力になってきていますが、熱効率は最大で40%程度。
また、ターボは排ガス圧力を利用する過給器ですので、エネルギー回収を積極的に行なえる装置といえますが、現在のところ、メルセデスのF1マシンに搭載されてるスプリットターボが最高水準っぽいです。ですので、まだまだ改善されていくのでしょう。

究極は熱効率100％の熱機関を造って、損失低減がゼロの車台に載せること。
しかしながら、それは燃料の要らない永久機関を作ることを意味していますので、実現は不可能。
つまりは、こういう技術に終着点は無いので改善されても完全ということは無いのです。けれど、ライバルが追いついてくるまでは市販車では一番の技術かも？です。