新型NSXは世界中で待望された車なのですか？

Question

2005年に廃盤になってその10年後に復活予定ですが10年も新型が出なかった車が急にハイブリッドスポーツとして進化して出てきたとして果たして売れるのでしょうか？
初代NSXのデビューは衝撃的だったとありました。
キャッチコピーがポルシェ911並の価格でフェラーリ並の性能？
新型NSX発表の反応はどんなものなのでしょうか？
同業者で脅威を感じているところなどはあるのでしょうか？

Answer 1

まず、「廃盤」というのはレコードやＣＤの製造・販売が
終了した際に用いる漢字です。文字通り「盤」ですからね。
盤（バン）は、レコード盤からきています。
この場合、「絶版（ぜっぱん）」が正しいです。

初代ＮＳＸについては、衝撃的ではありましたが、
それはフロントのリトラクタブルヘッドライトはフェラーリのような、
リアテールはポルシェ９５９のような、
なんとも中途半端に間延びしたデザインに衝撃を受けたわけです。
悪い意味です。
なにせ、ハイパーメカニズムの４ＷＤのポルシェ９５９と
Ｖ８・ツインターボのフェラーリＦ４０を見たあとでＮＳＸです。
エンジンもＮＡでＶ６なので貧弱この上ない印象でした。
当時、Ｆ－１をやっていたホンダなのだから、
絶対にＶ１０エンジンで発売して欲しいと熱望されていたのにＶ６でした。
Ｖ６のＮＡなんか、日産のレパードやフェアレディＺ、
ホンダならすでにレジェンド・クーペにもありますので
ガッカリさせられたわけです。

そのＮＳＸの価値が出たのは、それこそ2005年に製造・販売を終了してから
１９９０年代を知らない、若い世代の人から注目を受けるようになってからです。
つまり今、１８歳～２５歳ぐらいの人たちの一部にウケけているというだけです。
申し訳ないけど、４０代以降の人にはＮＳＸなんか受け付けません。
その価格帯にはポルシェがあります。ポルシェは揺るぎない存在です。

それこそ、ポルシェ９５９というマシンは
１９９０年代の日本のスポーツカーのルーツです。
ポルシェ９５９が存在していなければ、
日産のＲ３２スカイラインＧＴ－ＲのアテーサＥ-ＴＳという
技術も生まれなかったし
トヨタの８０系スープラのエアロダイナミクスフォルムという
空力概念もなかったし、
三菱ＧＴＯのような「スポーツカーなら４ＷＤだ」という発想も出ませんし
ホンダの高級なスポーツカーのデザインのヒントも出ませんでした。
ホンダＮＳＸとトヨタスープラに至ってはどこまでも限りなく
メーカー純正ホイールはポルシェ９５９に影響を受けています。


さて、新型ＮＳＸですが
なんらカリスマ性がありません。
ハイブリッドエンジンとかそういうのは、どうでもいいのです。
「ホンダのスポーツカーを誰が買うのか」というお話なのです。
一部の熱狂的なホンダファンと新しもの好きしか買わないでしょう。
フェラーリやポルシェを選択せずにＮＳＸを買うという発想はありません。
なぜならホンダだからです。
ホンダは自分たちの身分をわかっていないのです。
ホンダはトヨタではありません。
また、日産のような伝統と
格式のあるスポーツカーをつくったメーカーでもありません。

それこそ、
ラーメン屋さんで１杯１万円のラーメンを販売するようなものです。
「誰がそんな高いものを買うか」というお話です。
コンビニで１本１万円の缶コーヒーを売っても買わないでしょう。
買ったとしても一部のもの好きだけです。

ＮＳＸとは、そういう車です。一部のもの好きが買うだけの車です。

しかし、日産のＧＴ－Ｒには熱心なファンがいます。
トヨタもといレクサスＬＦＡは、殿様商売ですから、
必ず買ってもらえるというお客様の存在を計算し、販売しています。
ホンダにはそれがありません。
「ポルシェやＧＴ－Ｒの代わりにうちのＮＳＸを買ってくれるだろうな」と
思っているわけです。
その証拠にフィットの新型がすべてを物語っています。
「トヨタのアクアの代わりにうちのフィットを買ってくれるだろうな」と
思っているわけです。

新型ＮＳＸはセール戦略としては、必ず失敗します。

初代ＮＳＸは、冒頭いろいろ書きましたが、
それでも、当時の天才だと言われてライバルからも
敬意を払われたアイルトン・セナ選手も
テストドライブから開発に参加しており、
市販車のＮＳＸはフェラーリ348tbよりも遥かに完成度が高く、
自らも所有するような車でした。

新型ＮＳＸに期待するようなものは、何もありません。
新型フィットと同じ値段で発売するのでしたら、
大変な話題となりますし、
それこそ日産ＧＴ－Ｒなんか見向きもされなくなるでしょう。
しかし、そんな価格帯で発売するようなことは、万にひとつもありえません。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございました。
随分厳しいご意見ですね。
待望されての復活という訳でもないのですね。
これでは絶対に失敗は許されませんね。

Answer 2

私は待望してますね。

Ｆ１ともに世界で戦うホンダ、世界一の技術でまた世界を震撼させてほしいです。
（当時ホンダが強すぎでＦ１のルールが変わった）

世界中で待望されてるとは思いません、煙たがられてるのでは？フェラーリやポルシェなんかに＾＾



※ 私は４０代です。

発表時に購入の抽選に外れ友人が当選し購入、羨ましくてしょうがなかったです。なんせ中古のほうが高値が付いたくらいです。
購入の権利を数百万単位で売ってほしいと沢山の人が知人の元に来てましたね。

のちに私は３４８ｔｖ、他の友人はＧＴＲを購入、三人でよく遊びましたね。やはりその中でＮＳＸの輝きは圧倒的でした。

われわれ４０代は、経済的にも日本が世界一であった時代の復活とかぶって期待せずにはいれません。

Answer 3

ホンダは企業業績により方針が大きく変わる会社です。
（本来、企業活動はそうでなけばなりませんけど。）
NSX後継は何度となく断念・復活の繰り返しでした。
やっと新型NSXとして、実る時期となってきました。
今回の新型NSXは、単なるスポーツモデルでは無く、環境性能を重視した上でのスポーツモデルとしてはどのようなものなのか世間に問うようなものです。
したがって、フェラーリやポルシェの方向性とは異なるものです。
（いずれは、フェラーリやポルシェも同様な方向性を出すものと思われますが、まだハイブリッドは動力性能向上の手法という位置付けとなっています。）

同じジャンルのモデルは、BMW i8でしょう。
ただ、i8はエンジンは直3 1.5Lターボという、従来のスポーツ路線では非力なものです。
それをハイブリッドシステムで高度化するのが狙いです。
新型NSXはエンジンも高性能な方向性ですから、BMW i8とも考えているベクトルは微妙に違うと思います。

まずはお手並み拝見で、その方向に市場があれば追従するというレベルでしょう。

(hond11515さんへ)

Answer 4

BMWのⅰ８といいライバル関係になりそうです。
ⅰ８もフロントモーター駆動、ミッドシップエンジンでリアエンジン＋モーター駆動のAWD。
ただエンジンは１，５LターボでレンジエクステンダーEVのような感じですが。
価格も13万５７００ドルくらいでNSXと一緒くらいと思いますし。
新型NSXがⅰ８の値段を下回ってくると面白いことになるかと思います。

Answer 5

GT-RもR-34から現行の35出るまでそのくらい出てないんじゃないの？

その質問は各自動車メーカーに直接電話して聞けばいいんじゃね？