2024年8月
■2024年8月
ステランティスジャパンは、プジョーブランドより販売されるMPV(マルチ・パーパス・ビークル)の「リフター」および「リフターロング」の改良モデルを、2024年8月22日に発売した。
「リフター」は2020 年 11 月に国内発表されたMPVであり、SUVの機能を有する2列シート5人乗りモデル。「リフターロング」はリフターをベースに、全長とホイールベースを延ばして3列シート7人乗りとしたモデルになっている。
今回の改良では、新世代ブランドロゴおよび新しいフロントフェイスをはじめとして、各所に様々なブラッシュアップを施している。
エクステリアでは、ライオンのロゴ周辺をブラックアウトしたブロック型にし、3本爪のデイライトをブロック形状に変えることで、よりSUVらしく力強いフロントデザインを得た。また、ヘッドライトおよびフォグランプを、従来のハロゲンから LEDに変更することで、夜間の視認性が向上している。リアデザインは、新デザインのロゴにより重心を視覚的に低く見せ、安定感を印象付けた。
インテリアでは、中央のタッチスクリーンを従来の8インチから10インチにサイズアップ。さらに、メータークラスターを従来のアナログ式からデジタル式へと変更。インフォテイメントシステムも刷新されており、常に車両のソフトウェアを最新の状態に保てるようになったほか、CarPlay/Android Autoに対応したUSBコネクタをType-Cに変更するなどして、スマートフォンとの連携を強化している。
運転支援システムのアップデートも図られている。ACC(アダプティブクルーズコントロール)は停止後3秒以内の再発進を可能とするほか、ドライバー任意の位置で車線内のポジションを維持するレーンポジショニングアシストを新たに追加。また、ACC&スピードリミッターのスイッチをステアリング上へと配置を変えることで、より直感的な操作が可能となった。
インストルメントパネルはグレーとブラックのツートンに変更。併せて、シート生地にエンボス加工を施したファブリックを使用することで、一段と質感を高めている。
荷室については、従来の 5 人乗りモデルにあった「マルチパノラミックルーフ」および「リアシーリングボックス」を廃止し、リアゲート間口を最大化。これにより、2 列目を倒した状態の最大荷室容量は、リフターが2,126L、リフター ロングが2,693Lとなる。
パワートレインは従来型から変更はなく、最高出力96kW(130PS)、最大トルク300Nmを発生する1.5リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載している。ボディーカラーは新色となるシルカ・グリーンと、ぺルラネラ・ブラック、アイシー・ホワイトの3色。