プジョー 308 (ハッチバック) 「所帯じみない実用車」のユーザーレビュー

くりんと くりんとさん

プジョー 308 (ハッチバック)

グレード:アリュール_RHD(AT_1.2) 2014年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
-
乗り心地
-
燃費
-
デザイン
-
積載性
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価格
-

所帯じみない実用車

2015.8.30

総評


先進のフルLEDヘッドライトや新開発のプラットフォーム、刷新されたエンジン+ATはミドルサイズながら今のプジョーを牽引する魅力的な主要車種であると思います。
走る、曲がるは立派なもので、ちょいと踏み始めが曖昧なブレーキが改善されればベストな走行性能を持っています。
乗り心地もよく燃費も良いので、長距離走行も難なくこなせます。
大人し過ぎる外観はよ~く見ると複雑なラインd構成されており、個性的な室内デザインも加わり飽きが来ません。

総評すると、良い意味で実用車であり、所帯じみていないのが308です。理詰めで効率最優先としていないところにラテン系のゆとりを感じます。室内はもっと広く小物入れも多く作れる余裕は有りますが、それをせずにデザイン優先とした設計なのでしょうね。
細部にコストダウンの影響も見て取れますが、総合得点はかなり高いと思います。だてにヨーロッパ・カーオブザイヤーは受賞しておりません。

しかしグレードは、アリュールよりGTLineをお勧めします(笑)
満足している点


ボディサイズを感じさせない取り回しの良さ。
当たりの柔らかい乗り心地は疲れ知らずで片道700Kmのロングツーリングもへっちゃらでした。それを無休油で走りきる高燃費も良いです。
小物入れは相変わらず少ないのですが、普段車内に物を置かない自分には気になりません。その分個性豊かでデザイン性の高い室内となっており、無機質な感じが無くて気に入っています。小径ハンドルの上から覗くメーターパネルも然りで、逆回転するタコメーターと合わせて遊び心を感じさせてくれます。
パッと見は、地味な面構えから大人しく感じるデザインですが、ボンネットに有る複数のプレスラインに代表されるように意外と抑揚に富んだデザインとなっております。派手さはないものの飽き難いデザインではないでしょうか。
不満な点
ブレーキの踏み始めが効きが甘いこと。遊びが大きい感じで、アクセルペダルとの段差の分だけ遊びになっているような気がします。このためか、アイドリングストップ中に少しでもブレーキを踏む足の力が緩むとすぐにエンジンが掛かってしまいます。

細かなところでは、操作スイッチを組み込んだタッチスクリーンは慣れれば操作は気になりませんが、普段よく使うナビや音楽に空調のスイッチが助手席側にあるのが少し不便です。
アイドリングストップが常時ONで、いちいちOFFにするのがスイッチの位置も含めて面倒。常時OFFならばもっと使い勝手が良いでしょう。メーターバネルのセンターにあるディスプレイも同じで、デジタル速度計が最初に表示されるので他の画面に切り替えるのがやはり面倒です。
デザイン

-

走行性能

-



1.2ℓダウンサイジング・ターボエンジンはパワーに過不足ありません。3気筒特有の微振動をアイドリング時には感じ、高回転まで回して楽しいエンジンではありませんが、低速から感じる高いトルクで信号待ちの発信では他車の流れを軽くリードできます。
圧巻はスポーツモードで、車の性格ががらりと変わります。メーター照明は真紅になりスピーカーからは増幅されたエンジンが聞こえると言うギミックも有ります(笑)。ステアリングも重く手応えの有るフィーリングに変わるので、スポーツモードの方が運転しやすいかもしれません。
アイシン6ATは変速制御が穏やかで、軽く踏むとするするとギアアップして60Kmで5速に入ったりします。また踏めば踏んだだけきちんと応えてくれて、学習能力から踏んだ後はギアアップがちゃんと遅れ気味になります。1~2速が低いギア比で発進加速に貢献し、3~4速がクロスした実用域で、5速は一般道のオーバートップで6速は高速道路のオーバートップです。下り坂で無暗にギアアップしないのも運転しやすいし、マニュアルモードも変速の遅れは無く扱いやすいです。
乗り心地

-



プジョーと言えば“猫足”なので、その流れを汲んだ足回りです。前の愛車207と比べると当りを更に柔らかく感じました。購入直後は高速の路地段差で煽られるような動きを見せていましたが、7000Km走った最近はそうでもありません。
ハンドリングは素直そのもので思った位置に頭を向けますが、路面のインフォメーションを伝えずらい曖昧さが少し有ります。これはミシュラン・エナジーセイバー・タイアの影響が強いようで、荒れた高速コーナーでのリアの腰砕け感が空気圧を0.3㎏上げたことで解消されたので、まちがいないと思います。標準16インチをインチアップすれば更に俊敏さが増すでしょうね。
シートはサイズがたっぷりしており、きちんと座れば膝裏までホールドして体がずれるのを防いでくれます。座面が張っているので柔らかさは感じませんが長距離走行でお尻が痛くなったりはしません。
遮音性能は高くエンジン音はうるさくない程度のターボ過給音が耳に届く程度。ただし路面の音は伝わり易く、これにはホイルハウスの遮音材がチープなためと思われます。
積載性

-

めいっぱい荷物を積んだことはありませんが、トーションビームの恩恵でスクエアな荷室はかなりの荷物が積めそうです。前の207はSWでしたが、それ以上に入りそうな感じです。
リアシートのセンタートンネルも使い勝手が良さそうです。
燃費

-

1.2ℓエンジン+6ATは燃費に貢献しています。
慣らしの頃には18Km/ℓ以上をマークし、7000Kmの平均は14.5Km/ℓです。
片道5Km程度の通勤距離、たまにドライブの走行環境でこの数値は立派だと思います。
価格

-

故障経験


故障とはちがいますが、塗装が貧弱です。バンパーには小傷が付きやすいし、リアハッチの溶接部には錆が浮きました。
個体差かもしれませんが、塗装についてはかなりケチっているようです。エンジンルームの隅の方には塗装が回っていない個所があります。

最近追加されたGTLineの豪華装備から推測すると、原価はかなり低いのでは?
意外と商売上手なプジョーさんなのかもしれませんね(笑)

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