羊の皮を被った・・・やっぱヒツジ(笑)
P11プリメーラからの乗り換えです。
購入1年半で20000キロ走行しました。
高級感をウリにしたクルマにMT
2010.8.21
- 総評
- 羊の皮を被った・・・やっぱヒツジ(笑)
P11プリメーラからの乗り換えです。
購入1年半で20000キロ走行しました。
高級感をウリにしたクルマにMTという、ある意味相反する組合せに惹かれ購入しました。
詳細は各論で申し上げますが、良くも悪くも総じて「MTの操作を楽しむクルマ」です。
ほどほどスポーティ、ほどほどラグジュアリー、一昔前なら矛盾していたであろうカテゴリーを、このクラスでそれほど無理なく纏めてみせた日産自動車の心意気には、賞賛したいです。
あまり売れない組合せですが(むしろ、最近カタログ落ちしました。。)、だからこそこれからも斬り込んでもらいたいものですね。
ここでは、前車であるP11プリメーラ1.8リッターATとの比較を混ぜてレビューいたします。
- 満足している点
- ①動力性能
かつてレンタカーで15Mを運転したことがあります。その経験からすると、1.5リッターでも街乗りから高速まで全く過不足ありません。そんなクルマに1.8リッターは、やや過剰気味です。
元々小排気量のクルマだけに、「プラス300cc」は意外と動力性能的に大きいもの。発進直後からかなりトルキーです。同じ1.8ながら、ブン回し型のSRエンジンと比べて、ねばねば低速トルク型のMRエンジンはズボラな運転でも受け付けてくれます。
ただし、回しても全然楽しくないです。4500回転くらいからパワーの目詰まり感が出ます。
②6MT
コンパクトクラスでMTの設定があるのは、このご時勢だからこそ有難いものです。
ちなみに、100km/h時は6速3000回転弱。そう低くはないですが、P11と比べて遮音性能が上がっており、特段車内での会話には問題ありません。しかもそこからの追い越し加速も問題なく、余程急いでなければ6速ホールドで走れます。
但し、シフト操作感自体は中の下。あくまで、操作を楽しむMTです。
③室内空間
後部座席はシーマ並の広さという謳い文句を聞いた事がありましたが、確かに同乗者から文句が出た事はありません。身長170cmの私が乗っても、足を組んでまだ余裕があるのは大したものです。
ちなみにホイールベースは、P11と同一の2600mmながら、空間の使い方に天地の差があります。前席もP11以上です。居住空間第一に設計されたのでしょう。
またGグレードのシートは、革+アルカンターラ。今でこそ軽にも設定されているみたいですが、今もって高級感を煽るアイテムです。一見さんからも、「ティーダでアルカンターラだと・・?」と驚いて頂けます。
④燃費
私は高速メインです。確かに街乗りでは燃費性能はCVTに軍配が上がりますが、高速ならあまり関係ありません。街乗り→10km/l、空いた幹線道路→15km/l、高速→20km/lは楽勝です。トルキーなエンジンとMTからか、巡航時の燃費はすこぶる良好です。
ちなみに、P11は街乗り→8km/l、高速11km/lでした。薄いトルク+4ATもさることながら、ティーダには瞬間燃費計が着いているのも要因かと思います。やはりリアルタイムの燃費変動を数値で示されると、エコ走行を心がけたくなるものです。
- 不満な点
- ①地味な外装
ティーダは、グレード問わず全て外装は同じ。せいぜい、純正HID装着によりヘッドライトがプロジェクター式になることと、18Gはアルミが標準であることくらいでしょうか。
ポルシェみたいに、グレードによって概観がガラリ。とまでは求めませんが、多少の差別化は欲しいです。人気の高いコンパクトですが、画一的過ぎるのも考え物です。
②使いものにならない前席アームレスト
CVTモデルでは前席アームレストはふかふかですが、サイドブレーキ増設のためか完全オミット。安っぽい平板で代用されています。
しかしアームレストを下ろすと、サイドブレーキを塞ぐため、結局使いものになりません。下ろさず、後部座席用のゴミ袋フックになっています。
③何故かPCDがCVTモデルと異なる
MTモデルのみ、4H/114.3となり、交換出来る社外ホイールが激減します。負荷を想定しているのでしょうか。交換する気はないので私は問題ありませんが、乗り換え等でホイールを移植される方は要注意です。
④純正タイヤの騒音
エンジン自体の騒音はさほど気にならないだけに、純正の低ころタイヤの騒音がかなり耳に障るときがあります。これはタイヤの問題ですので、今度レグノに交換します。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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