日産 ティーダ 「16年前のコンパクトカーなのに余裕の空間（隠れた名車 日産TIIDA）」のユーザーレビュー

16年前のコンパクトカーなのに余裕の空間（隠れた名車 日産TIIDA）

2017.9.2

総評

扱いやすい５ナンバーサイズに余裕の室内空間、しかも安っぽくなく上品な内装は、コンパクトカーの域を超えてます。TIIDAの現行モデルは海外では今もなお販売中。（国内では終了）

分かる人には分かるこの車、ある意味ニヤリとする車なのかもしれません、みた感じは単なる可もなく不可もない車に見えますが、乗ってみて所有してみて分かる、他のライバル車とは明らかに違う優位性をこの車は持っています。本当はこういう日本の道路事情にマッチしている５ナンバー枠の車と、チープ過ぎない内装と大人四人がゆったりくつろげる空間を持ち合わせている日産ティーダは隠れた名車だと思います。過去には新車情報なる番組でもNo.1の評価を得ています。

ティーダーには前期モデル、後期モデルがありますが、もし今からオーナーになろうと考えている人がいれば、色々と改良が施されている後期モデルを選択することをお勧めします！外観的に言えば、前後モール処理の違い（好みは分かれますが）とマフラー周りの処理は後期モデルの方がスッキリしていて自分的には好みです。

満足している点

全席フルサイズのゆったりシート、余裕の頭上高、広大な後席空間、トランクスペースも十分。必要にして十分な室内スペースがあります。

今では貴重で珍しい５ナンバーサイズ！裏道、狭路もなんのその、すれ違い時も気を使わなくて済みます。外観スタイルも古さを感じさせない、実はなかなか優れたデザインだったりします。

不満な点

全席中央にあるカップフォルダーの蓋ですが、これは無くても良いのではないかと思いますが、使わない時には蓋がをする事でスッキリした印象になります。開けっ放しても邪魔にならないので、そんなに言うほどではありません。まぁ、不満な点がないという事になります。

デザイン

4

見れば見るほどよくできてる、スタイリッシュな外観は、欧州テイストを気取らずに味わえます。

走行性能

4

ＣＶＴの加速も心地よいです。2000回転キープでエコ運転！

アクセルを踏み込むとエンジンの回転数は上がりますが、その踏み込み量に応じた加速は得られません、少し遅れてから速度が付いてくるというような感じです。

スポーツモードにすればアクセル開度に対しての反応がノーマルよりは良くなります、エンジンブレーキも効きやすくなるので、軽い渋滞時の場合はこのモードにしておくとエンブレが効いてくれるので走りやすいと感じました。

乗り心地

4

段差、凹凸を超えた時のショックは少し大きめですが、細かい段差は程よく吸収してくれるので、ストレスは少なめです。リアについている（標準装備されない時期もあるようですが）トノカバーを乗せる部分が、段差を通るたびコトコト言います。初期値で薄いクッションシートがついてますが、さらに貼ることでその辺の音の問題は改善できます。

積載性

5

必要にして十分な広さ。後席がスライド可能なので、シートを倒さなくても目いっぱい前にスライドすれば、ウィングロード並みの荷室を確保できます。いつもは常に一番後ろに引いた状態で使用しています。二人乗りメインで使用する時は、後席シートを目いっぱい前にスライドする事で、ちょっとした荷物などを前席から後席に乗せることができて便利です。

燃費

4

ストップアンドゴーの多い市街地燃費は、10km前後になります。高速走行は17kmぐらい。市街地走行の燃費に関しては、近頃の車両に比べると良くはありません。

価格

5

167.5万円(税込)

故障経験

今のところなし。運転席側の純正シートマットの耐久性は、右足かかとが接触する部分がへたりやすいかもしれません。