普通とDIG-Sを試乗
乗ってきたグレードはスーパーチャージャーが付いてない「Xグレード」とスーパーチャージャー付きのグレード「メダリスト」を両方試乗
2012.9.8
- 総評
- 普通とDIG-Sを試乗
乗ってきたグレードはスーパーチャージャーが付いてない「Xグレード」とスーパーチャージャー付きのグレード「メダリスト」を両方試乗しました。「メダリスト」と言うグレードは最上級グレードでティーダの顧客ニーズを果たすために他のグレードと比べて高級感が演出することにより、ティーダからの買い換えユーザーを狙っているグレードです。2つのグレードを見比べましたが、「メダリスト」にはティーダには他の一般なコンパクトカーを差別化して装備されていた合皮革シートが装備している他、メーターがLED化されていて、高級感のある見栄えになっている他、アラウンドビューモニターも標準装備になっています。
この現行ノートに特注すべき点は「先代モデルより拡大した室内空間、直列3気筒と思えない程驚く静粛性とパワーのある走り」です。この他は正常進化といった所かなと言う感じです。
- 満足している点
- ・直列3気筒クラスのエンジンと思えない程滑らかな静粛性
エンジンを掛けて驚いたのが、上のクラスのエンジン(直列4気筒)に引けを取らない程の静かなアイドリング振動、騒音と滑らかな加速時のフィーリングに驚きました。乗ったことのある他メーカーのヴィッツ、パッソ等の出来の悪い直列3気筒エンジンと比べると雲泥の差です。新型ミラージュの直列3気筒には乗ったことないから分かりません。
・出足の~加速のパワー
普通のエンジン「X」では出足時にかなりもたつきます。出足で周りの流れに付いて行こうとするとエンジンを3200回転位吹かしてあげないと出ない印象です。それに比べてスーパーチャージャー付きの「メダリスト」は出足で2100回転吹かせば充分に流れに付いて行けます。ここで静粛性、パワーの差が出て来ます。
・中間加速~登坂
中間加速は普通のエンジンとスーパーチャージャー付きは差は踏み込まないと分からないレベルです。しかし、登坂はスーパーチャージャー付きの頼もしさが分かります。普通のエンジンは登坂は3000~3500回転位回って息苦しく感じて喧しいですが、スーパーチャージャー付きは2500回転あたりで済みまし、音を上げることなくスムーズに加速します。
・先代モデルと比べてメーター周りの視認性、高級感が増した。
今回のモデルにはエコドライブインジケーター、エコペダルガイドが追加されました。「エコドライブインジケーター」はドライバーのエコドライブの評価をスピードメーターの上にあるバーで表示されてて、アクセルを踏み込まないとバーが横に広いままで、踏み込むとバーが狭くなるシステムにです。「エコペダルガイド」とはドライバーのアクセル開度をメーターに表示してアクセルを踏み込まないと目盛りがMAXで、踏み込むと目盛りが下がるシステムでこの2つのシステムは他メーカーのやつと似たり寄ったりで、グレード別設定です。
・内装の質感、見栄えは先代に比べて上がりました。
先代は如何にもシンプルで飽きない内装で貧相な印象が露骨でしたが、今回のモデルは内装に曲線を多く用いているデザインのため貧相な印象は大分払拭で来たと思いました。「メダリスト」はオートエアコンが付いてセンターパネルにピヤノブラック調の色が追加されるから見栄えは更に良くなります。
- 不満な点
- ・先代モデルに比べて大分広くなった後席の足元空間
後ろに座ると1クラスか2クラス上の車並みの後席の足元空間が良いなと感じました。この広さはもともとティーダの後席もこんな感じだったから今更驚くほどではないですが、足を組んで座っても前の椅子まで拳1、2個分の余裕があるのは楽だなぁと思いました。しかし、頭上空間は先代と変わらず・・・
・その代わりトランクスペースが先代モデルより狭くなった
上記のノートの広さはティーダでいうと後席を一番後ろにした状態と一緒でしかもこの状態で後席がティーダみたいにスライドしないからトランクを広くすることも出来ないからどうしようもないです。
先代モデルにあった2段トランクという、トランクの蓋を開けるとまた下に奥行きがあってここにも荷物が詰めるという便利なスペースがあったが、今回のモデルではトランクスペースが平均以下になってしまいました。
・リヤシートがリクライニングしないです。
・短所という短所ではないですが、これといった特徴がないのは先代と変わらず・・・
ハンドリング、足回りの剛性、ボディ剛性は先代モデルと大きな差は感じなかったです。(確かに進化はしているが)運転席回り、強いて言うならばハンドリングは癖がなく、適度な軽さで万人向けの味付けですし、この車で峠・高速をかっとばそうという気が起きませんし、奇抜なデザインでもなく、可愛くもなく良くまとまった感じの外観です(それでもノートはまだまだ格好良い方でこのタイプのコンパクトカーの中ではイケメンです)
・一応スーパーチャージャーですが、あくまでも燃費&エコ重視のセッティングのエンジンです。
スーパーチャージャー=走るためと言うイメージが強い方が多いですが、この車のやつはエンジンの余裕を補って燃費を良くするためのものです。パワーは「ドッカーン」と出る感じはなく、踏み込んだ分だけパワーが出る感じで、スムーズに感じます。なので、昔のスーパーチャージャーのイメージを持った方が乗ると期待を裏切られます。
- デザイン
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- 走行性能
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