アクアにも劣るキビキビ感
昨日試乗してきましたのでレビューします。
ゴルフやアウディなどの欧州車で採用されているエンジンのコンパクト化+SCの組み合わ
2012.9.17
- 総評
- アクアにも劣るキビキビ感
昨日試乗してきましたのでレビューします。
ゴルフやアウディなどの欧州車で採用されているエンジンのコンパクト化+SCの組み合わせということで次期買い替え候補車の本命としてだいぶ期待していましたが、若干期待を裏切られた感じがします。
以下に良い点、悪い点を書きますが、総評としてはDIG-Sエンジンはまだ煮詰まっていない印象。ゴルフなどのDSGはまだ乗っていないが、これほどひどくはないだろうと思う。SCが全く効いているという印象がない。アクセルを踏み込んでも加速しなかった。燃費を良くすることにシフトしすぎている印象。高速の合流などが心配と感じた。街乗りオンリーで実燃費が良ければ価格も安いし、それなりに満足できるかもしれないが、アクアにも劣るキビキビ感のなさにはがっかりしたので買うことはないだろう。
試乗が終わった後、愛車ストリームに乗り込んだ時に、自然な加速感(2000ccの力強さ)、足回りの良さなどにほっとしてしまい、やはり燃費がすべてではないなと改めて実感させられてしまった。燃費が良くても走りが伴わない車は私にとってはNOである。
- 満足している点
- ・価格が安いこと。しかし、それは見て触れていろんなところでコストカットを感じるので、バリューフォーマネーでいったらむしろ高いかもしれない。
・燃費・・・販売員は実燃費はカタログ数値の7掛けの18~20km/Lじゃないかと言っていたが、もしこの数値が出ればハイブリッドはいらないと言える。果たしてそれだけ出るのか疑問。私の印象では街乗りで13~15km、郊外で17~18kmくらいではないかと推測する。(フィットの実燃費から推測)
・ドアが厚い・・・確かにまあまあの厚みがあり、ドアの閉める音も悪くはなかった。後部ドアはバタンッという感じだが。
・足元スペース・・・確かにコンパクトクラスにしては広い方かもしれないが、後部シートは前席に比べて座面が広くなく座り心地はいまいち。たっぷり感がない。
・メーター類・・・エンジン始動時にスバル車のように針が振り切れて、これからいかにも走りますという演出はいいが、演出だけで走りが伴わないのは残念。
- 不満な点
- ・エンジンが静か・・・車外で聞くと3気筒と分かるエンジン。若干騒々しい。車内は確かに静かだが驚くほどではない。通常のレベル。アクアやプリウスの方が断然静かだと思う。
・力強いトルク・・・エコモードと通常モードがあり、両方試してみたが、1500cc並みの力強さは感じなかった。アクセル踏みこんでもSCが効いている感じが全くない。もっさり感の方が強く、以前妻が乗っていた12Kマーチの方が加速が自然だし、キビキビしていた気がする。現在妻は現行キューブに乗っているが、こちらの方が断然力がある。
・アイドリングストップ・・・カクッ、カクッという感じで停まる時と始動時にかなり違和感を感じる。むしろ不快に感じた。その点はアクアやプリウスは非常に自然で技術の差を感じる。停まっている間はエアコンは送風状態で、エアコンがそのまま使えるアクアに軍配が上がる。今度の新型ワゴンRも停車中エアコンが使えるようだ。
・キビキビ感・・・ほとんどなし。もっさりした印象。エンジンに力強さがない。SCを効かせすぎると燃費が悪くなることはわかるがもう少し加速感が欲しい。
・内装・・・プラスチッキーで安っぽい印象。特にインパネ周りのスイッチ類はおもちゃみたい。ドア内側の取っ手にメッキが使われているがこちらもプラモデルのおもちゃみたい。ドアの内張りは相変わらず塩ビむき出しで安っぽい。シートは大振りだがただそれだけ。愛車ストリームや欧州車などの人間工学に基づくシートづくりではない。
猫足・・・足回りは確かにごつごつ感はないが、路面に吸い付くような走りとは程遠い。普通の車。むしろキビキビ感はないし、アクアの方がキビキビしていた。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験