日産 リーフ 「新しいリーフで少し先の未来を体験してみた。」のユーザーレビュー

こゆ&すいぱぱ こゆ&すいぱぱさん

日産 リーフ

グレード:G 2017年式

乗車形式:試乗

評価

3

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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新しいリーフで少し先の未来を体験してみた。

2018.3.24

総評
いろいろ惜しいクルマだと思います。

確かに、電気自動車ならではの美点は良く理解できました。
ものすごく静かで速くて、乗り心地も良い。
そして、賢いオートパーキング機能。
こうした美点は電気自動車でしかなし得ないと思います。
ただ、これはあくまでも「電気自動車としての」美点であり、リーフならではの美点があまりないようにも思えます。今後電気自動車のライバルが各社から出たらどうなるんでしょう。

逆に、内装の質感や後席の居住性など、400万円を出すに当たって看過できないところもいくつかあり、また電気自動車としての不安要素も完全には払拭できていないことから、たとえ自宅に充電設備を設けることができたとしても、買うのを躊躇ってしまいそう。

やっぱりこのクルマは、レンタカーかカーシェアリング向きなんじゃないですかね。
確かに乗って面白いクルマなんですが、自ら所有するにはまだまだリスクが大きい商品だと思いました。
満足している点
・初代からさらに磨きがかかった、無音ロケットのような加速感と静粛性。
・当たりの柔らかな、フラットな乗り心地。かつ、地を這うようなコーナリングでの安定感。
・賢いプロパイロット・パーキング。これには天晴。
不満な点
・e-Pedalはノートe-Powerに比べてブレーキが効きすぎて扱いづらい。減速したいのにアクセルを意識して踏まないといけないのって、なんだか変。
・低速でやたらと軽くてフィールの無いステアリング。
・400万円のクルマにしてはインテリアが安っぽい。カチカチのインパネ、メータ廻りなど、質感はリッターカークラス。

・オートパイロットはやっぱり怖い。自分の手足を使って運転した方が精神衛生上楽。
・後席の居住性。
・依然不安なバッテリー性能。このクルマで遠出するには、綿密な行程を立てることが肝要。
・1回の充電で決して400kmは走れないこと。せいぜい280km程度。嘘はいけません。
・5年後の下取り価格。
デザイン

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走行性能

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今回も日産グローバル本社ギャラリーで試乗したのですが、いつもの試乗コースとは違い、日産横浜工場でのオートパーキング体験や、首都高でのオートパイロット体験などをさせて頂きました。
リーフ購入を検討されている方は、是非日産グローバルギャラリーでの試乗をお勧めします。

さて、先代の80kWから110kWにパワーアップされたモータの底力は、やっぱり凄い。
1.5tonに達する車体を静かに、ふわーっと加速させます。
先日乗ったマツダCX-5は特に発進時は400Nm以上発生するエンジンとは思えないほどかったるかったりするのですが、この点はさすが電気モータだと思います。
このモータが最大の魅力ですね。これだけは高級車に負けません。

そして、今回はノートe-Powerと同様にアクセルペダルの踏み加減で加減速を自在にコントロールできるe-Pedalが付いていますが、ノートよりも制動力を強めたのが裏目に出たか、ブレーキがやたら効きすぎて使いづらい。

重いバッテリーを床下に敷き詰めたことが功を奏して、高速でもまっすぐ走りますし、コントローラブルなハンドリングだと思います。
ただ、低速でやたら軽くて路面の感触を全く伝えないステアリングは、要改善だと思います。
乗り心地

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乗り心地は市街地も高速も実にフラットで快適だと思いました。
シートはドイツ車とは違った柔らかいもので、座った瞬間はこれはいいかも?と思いましたが、20分くらい乗っていると腰に若干の張りを覚えました。



リアシートは展示車に座っただけなのですが、座面に対して床が異常に高く、ミニバンの3列目に座った時みたいな着座姿勢を強いられます。
これは間違いなく、長時間座ると疲れる姿勢です。
僕はこれだけで「このクルマを自分で買うことは、ないな」と思いました。
積載性

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BOSEのサブウーファ?が床面を陣取っていますが、Cセグ平均の荷室容量は確保されていそうです。

ところでこのクルマ、トノカバーって付かないんですかね?
燃費

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上が試乗前の写真で、下が試乗後。
16km乗ったのですが、航続可能距離は166km→146kmに減りました。
こんなものですかねぇ。
航続可能距離166kmがバッテリー充電量58%でしたので、満充電では280km強走れることになります。
やはり400kmなんて到底無理な数字なわけです。モード試験なんてやめればいいのに。
価格

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故障経験
さすがに試乗で故障はしませんでしたが、バッテリーの経年劣化はやっぱり不安要素です。

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