次世代自動車に大満足
リーフを購入して5ヶ月以上たち、走行距離も1万3千キロを越えました。静かさ、クリーンさ、発進の滑らかさ、ジェット機のような加速感
2011.7.30
- 総評
- 次世代自動車に大満足
リーフを購入して5ヶ月以上たち、走行距離も1万3千キロを越えました。静かさ、クリーンさ、発進の滑らかさ、ジェット機のような加速感、音を伴わない圧倒的な中間加速力、今までの自動車のようにエンジン音(回転)が上昇した後に加速するものとは全く異なります。でも、普通に乗れば、違和感なく乗れるところは、日産の完成度の高さを感じます。充電環境があって、さほど長距離を乗る機会がなく、通勤に毎日、片道50キロ未満の人は、ランニングコストの安さに驚くでしょう。もちろん、エンジンオイルやプラグ、エアフィルターの交換もいりません。エンジンフラッシングだのと気難しいエンジンの機嫌をみる必要もありません。私は月2500から3000キロ乗りますので、今までの車のガソリン代とメンテナンス代と、リーフの電気代と日産サポート代との差額が4万ー7千=3万3千円となり、年間40万円も差が生まれます。(ただし、月間の走行距離が少ないと差額は減るのでご参考までに)
- 満足している点
- 乗りごこちはやや前後のピッチングがありますが、ストロークがあり、車格よりもどっしりして良好です。コーナリングも、重いバッテリーが床下中央部にあるため、ロールも少なく回頭性も良好ですが、ミッドシップのような破錠もありません。加速フィールも総評で述べたように、音もなくヒューーーッと加速していくさまは、まさに異質の乗り物です。(でも、Dレンジでそんな運転ばかりしていたら、電気はみるみる無くなるし、バッテリー温度も上昇します)またクローズドの駐車場でも排気ガスを出さないのでエアコンもかけられます。でも本当の長所は、私の意識を大きく変えさせた点かもしれません。高速道路で、エンジン音をうならせて猛スピードで走り抜ける車を横目でみると、(個人的にはサーキットを走ったこともある車好きですが)以前にはなかった違和感を感じます。その他にもいいところはいっぱいありますが、専門誌にまかせることとして、いいがゆえに短所のところをもう少し詳しく書きますので、購入を考えておられる方の参考になれば幸いです。
- 不満な点
- 100%普通充電で、ECOモードで私の走行条件での話ですが、何も考えずに乗れる航続距離は140キロ前後、郊外の田舎道を流せると175キロまで行きます。ただし冬、ヒーターを入れると30~35%航続距離が減ります。(110~100キロと考えておいた方がいいでしょう)夏、エアコンを入れると130キロ前後に減ります。現在愛車は、ガラス全面に透明の遮熱フィルムを張り、ギアオイルにATF用マイクロロンを添加し、エアコン温度と風量をマニュアルで調整して、エアコンオンでも航続距離が140~150キロに伸びています。リーフのレンタカーが多数電欠を起こしたため、日産がバッテリーのメーターのソフトを書き換えたので、以前より25~30%も早くメーターが減るようになり、ちょっと心臓に悪いですが、バッテリーの警告が出てからの走行距離は比較的正確になりました。1回目の警告で4KWh残、2回目の警告で2KWh残、つまりその時の電費が7.5Km/KWhならば、30キロ(25キロまでしか試したことはありません)は走行できるようです。また急速充電器では80%充電なので走行距離は120~100キロです。安全をみて80~90キロで充電した方が無難です。また急速充電は、一日に3回までが限界で、それ以上するとバッテリー温度がレッドゾーンに入ってしまいます。最も困ってしまったのが急速充電中にエアコンが効かない点です。ファミマで充電中、30分も店内をうろうろできないので、炎天下、待つはめになり、家族からブーインングでした。また、頻繁に高速道路を使用するので、オートクルーズのあるGを選びました。が、マニュアルより10%以上電費が落ちます。走行距離に余裕のある人はとっては非常に便利ですが、私は元々、走行距離に余裕がない区間走行のため、結局、マニュアルです。まあGに付属のバックビューカメラは便利ですので、悩ましいところです。もう一つ大問題なのが、自宅に取り付ける200V普通充電コンセントの設置です。電気事業法や運用上のために、集合住宅には簡単に取り付けられません。私もリーフをオーダーしてから3ヶ月しても充電コンセントがつけられず、業者を替え、いろいろと交渉の末、やっと4ヶ月後に設置できました。この点の事前の確認は必要不可欠です。でも、いい車です。もうガソリン車には戻れないと思います。
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