フーガハイブリッドとGS450hではどちらが馬力が

Question

高いのでしょうか？

フーガハイブリッド 306PS＋モータ68PS

GS450h 295PS＋モータ200PS

ですが 雑誌などには フーガハイブリッド 374PS
GS450h 348PSと書いていました。

しかし 単純計算で考えるとGSの方が速いです
馬力で考えるとどちらが速いのでしょうか？

Answer 1

GS450hの0-100km/h加速は5.9秒ですが、
FUGAハイブリッドの0-100km/h加速は5.3秒ですから、FUGAハイブリッドの方が速い車です。

FUGAハイブリッドはエンジンの運動性能をモーターでアシストするパラレル型ハイブリッドシステムです。
エンジンとモーターは同一軸上に結合するので、エンジントルクとモータートルクが同一回転で加算されたトルクを発揮します。
その時のトルクに回転数を掛けたのが馬力です。
少なくともエンジン馬力にモーター分がプラスされます。
エンジントルクピークが5000rpm、馬力のピークが6800rpmですから、その回転数の間で最大馬力となるところがあります。
モーターは1200rpmまでは最大トルクを発揮しますが、それを超えるとトルクは激減しますから、エンジンが高回転だとモータートルクはさほどではありません。

GS450hは、エンジン出力を発電機と直接駆動に分配し、発電した電力でモーター駆動し、両方の駆動を合成して走行します。
モーター駆動の電源は駆動用バッテリーに余裕が無い限り発電した電力ですから、
エンジン動力−発電負荷＋モーター駆動
が駆動力となります。
発電負荷＝モーター駆動 が通常走行ですから、実質エンジン出力が本来の駆動力となります。
駆動用バッテリーでのモーター補助は、数百m〜2km程度しか電気容量はありませんから、出だしでモータートルクを使ったら、基本的にエンジン出力が最大となってしまいます。
実際にはエンジン出力からバッテリー充電用に出力が奪われます。
GS450hは、エンジン出力が最大と見た方が良いでしょう。
モーター定格は大きな値となっていますが、変速機が無いために高回転まで使わざるを得ないためで、トルク×回転数=馬力 という法則から、無駄に高い回転数で馬力が大きく見えているだけです。
モーターへの電力供給能力は、駆動用バッテリーの最大電力と発電機の最大電力を合わせても、定格からかなり少ない電力しかモーターには供給できませんから、モーターの馬力は単なる定格で実態ではありません。

FUGAハイブリッドのモータートルクは290Nm、GS450hのモータートルクは275Nmです。
FUGAハイブリッドのモータートルクはエンジン出力と別に発揮しますが、GS450hのモータートルクはエンジントルクの一部を発電機を経由したものですから、モータートルクだけを比較しても、格段にFUGAハイブリッドが勝ります。
GS450hで仮に駆動用バッテリーに余裕があっても、275Nmの内でエンジンによる発電で供給する電力でのトルクを差し引けば、駆動用バッテリーでのモーター最大トルクは193Nm程度となってしまいます。

特性の異なるエンジンとモーターの出力は単純に加算はできません。
エンジン特性とモーター特性が真逆ですから、両方の各回転数でのトルクの最大時にその時の回転数を掛けた値が馬力となります。

(gls_ls460さんへ)

Answer 2

YouTubeで動画がありますよ。
結果的にはフーガハイブリッドの方が速いみたいですね。

Answer 3

馬力だけを見れば295ps＋200psの方が速いですよね