日産Y33シーマについてどう思われますか？

Answer 1

屋根から始まってCピラーからトランクまでの伸びやかな面が非常に
美しいデザインの車です。

フロントデザインについても、ヨーロッパ車の高級イメージを
上手に捉えていて、一目で高級セダンであるとわかるものです。

しかし、エンドユーザー（消費者）から見ると、
Y33シーマは、Y33セドリック/グロリアにちょっと毛が生えた程度のシロモノ。
内装なんか、シーマかセドリックなのか、車好きでなければ区別できません。
加えてライバルには、トヨタのセルシオ、クラウンマジェスタと豪華な顔ぶれ。
まぁ、日産にしてみれば、セルシオのライバルはインフィニティQ45なのですが
インフィニティQ45はまったく売れずに販売終了…。
Y33シーマがセルシオと真っ向勝負になるものの、
前述のとおり、設計がY33セドリックを基本にしているので、
シーマらしさが薄い。
確かに日本車で初めてサイドエアバッグが採用された車ではありますが、
それを有難がって買うのかというお話です…。

セルシオは、ブランドイメージから顧客満足度、販売の戦略に至るまで
トヨタが徹底的にやっていますので、抜かりはありません。

シーマが駄目なところは、日産がだらしないところです。
この手のステータスシンボルとなる高級セダンは、
１位じゃなければ駄目なのです。

だって、ステータスですから。デザインがどうとかこうとかは、どうでもいい。
国内２位の自動車メーカーの１番高級な車より、
国内１位の自動車メーカーの１番高級な車が良いと思って買うのは、
至極当然のことです。

日産の何がだらしないのでしょうか。
日産は自分たちの技術力の高さに溺れてしまいました。
これは残念なことです。
一応、書いておきますけど
Y32シーマに搭載された油圧アクティブサスペンションは、
トヨタのエアサスペンションのようなオモチャとは次元が違います。
路面の凹凸を車載のコンピュータが常に車体をフラットに保つように、
油圧でコントロールしています。
従って、ちょっとやそっとの凹凸では、シーマはビクともしません。
もちろんインフィニティQ45にも油圧アクティブサスペンションは
搭載されています。

申し訳ないけど、
偉大なる日産自動車の油圧アクティブサスペンションに勝るものでなしです。
セルシオなんかガコガコ車体がブレます。あれで高級車と言っていい世の中です。

しかし、技術に溺れたというのは、
油圧アクティブサスペンションは市販車に装着すると、それだけで
車体価格が100万円程度跳ね上がります。
「油圧アクティブサス？なにそれ？」と興味を持った富裕層が
「まぁ、一種の電子制御のサスペンションですよ。まだ出たばかりで
得体が知れませんけどね。それより、エアサスがいいと思いますよ。
センチュリーでも使ってますからねえ」と営業マンがたくみな話術で
エアサスは油圧アクティブサスより安くて乗り心地が良いと言い切ってしまえば、
富裕層はみんな「そうなんだ！」と納得してセルシオを買ってしまうのです。

油圧アクティブサスペンションは耐久性にも課題がありました。
まぁ機構自体、複雑で重量もあるため、車の運動性能が低下します。
そして修理は大変高額です。べらんめえに高いです。
たしか４輪全部調整しますんで70~80万円くらいになったかとおもいます…
トヨタのエアサスだったら40万円ぐらいで済みますからねえ。

こうして油圧アクティブサスペンションは滅んでしまいました。

しかし、悔しいのは、その後、
マジックボディコントロールという名称で
メルセデス・ベンツが油圧アクティブサスペンションを採用していることです。
そういえばY33をイメージさせるようなデザインの車もベンツにはあります。
Y34セドリックをパクッたのかと思うような内装インスツルメントパネルの
デザインの車もベンツにはあります。
Y34セドリックのメーター周りを見てから、
ベンツ（W221）のメーター周りを見てください。
「え？」って思うでしょう。発売はY34がはるかに先のことです。

日産はそういう意味ではだらしない。

Answer 2

なかなかいい車ですね。

今でも十分にいけてると思いますね。

Answer 3

31、32までは好きだったが、33シーマから嫌いになった車。
シーマっぽくない

Answer 4

中居くんが浮かぶ！
高級車だがスポーティなクルマ！

Answer 5

懐かしいなー！と思うね。。