日産 オーラ e-POWER 「最も静かなBセグコンパクト」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

栗原 祥光
栗原 祥光(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
5
走行性能
4
乗り心地
2
積載性
2
燃費
3
価格
4

最も静かなBセグコンパクト

2022.1.25

年式
2021年6月〜モデル
総評
プレミアムコンパクトを求めている方はもちろんのこと、加速のよさや長距離ドライブをされる方にも好適。カジュアルな室内と静粛性はノートにはない魅力で、そのためだけにオーラを選ぶ価値は十分にある。
満足している点
コンパクトカー随一の静粛性。またBセグメントのコンパクトカーとしては後席が広いので、成人男性4名が乗っても窮屈さは感じづらい。
不満な点
ダッシュボードの映り込みが他のコンパクトカーと比べて多い。また太陽光の加減によっては、メーターパネルの液晶画面が見づらい時がある。
デザイン

5

新世代に移行する日産デザインのキーワードである「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」を具現化した、近未来の印象を強く抱かせる先進的なエクステリア。ノートと比べてワイド化されたことで、よりその印象を強めている。コクピットも飛梁(とびばり)型のセンターコンソールに先進的なシフトレバーをレイアウトしたほか、大型ディスプレイを配置するなど、新世代のクルマという印象を強く抱かせる。
走行性能

4

第二世代e-POWERにより、出力が大幅アップ。より力強い加速と静粛性が確保され、e-Pedal(ワンペダル)により、より闊達(かったつ)なドライビング体験が約束されている。熟成が進んだプロパイロットは、ドライバーに対し、より高次元の安心感を与えてくれる。
乗り心地

2

ノートと足回り(サスペンションのセッティング等)は大きく変わらないものの、ホイールがインチアップされているため、スポーツグレードのような硬質な印象を受ける。荒れた路面では、体に強い衝撃を覚えることも。
積載性

2

コンパクトカーゆえにそれなりといったところ。ライバルのFITに比べると見劣りする。
燃費

3

カタログでは2WDモデルで27.2km/リットル、4WDで22.7km/リットルと謳っているが、4WDモデルを街乗りした時はリッターあたり18km前後であった。また高速道路で100km/hを超えたあたりから、途端に燃費は悪化する傾向がある。とはいえ、いかなるシチュエーションでもガソリンエンジンの軽自動車を上回る燃費は得られるので経済性は悪くない。レギュラーガソリン設定というところも◎。
価格

4

車両本体価格は261万300円〜286万8800円だが、これにプロパイロットなどのオプションを搭載すると、プラス40万円ほどの出費がかかる。実際は300万円〜330万円位のクルマと考えた方がよく、コンパクトカーとしては高めに感じるだろう。
栗原 祥光
栗原 祥光
自動車ジャーナリスト
東京都出身。中央大学理工学部卒業後、電気回路エンジニアへ。30歳を前にオーディオ専門誌とタウン情報誌、同Webサイトの編集者へと転身。現在はフリーのカメラマンとライターとして、年間100台近い自動車・バイク取材のほか、モータースポーツや各種イベントの取材を精力的に行っている。好きなクルマはライトウェイトスポーツと大型SUV。
日産 オーラ e-POWER 新型・現行モデル

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