三菱 アイ 「一部の2シーター車などの趣味的な車種を除...」のユーザーレビュー

一部の2シーター車などの趣味的な車種を除...

2006.1.29

総評

一部の2シーター車などの趣味的な車種を除けば、軽自動車を所有する事に初めて喜びを感じるクルマだと思った。

特にハンドリングに関してはFFとは一線を画すステアフィールを備えており、率直に言ってこれだけでも「買い」だと思った。

自分は試乗車を近所のミニ峠で10kmほど遊んだだけだが、例えばMINIなどに乗っているスポーティな欧州コンパクト車が好きなオーナーには、ぜひ一度試乗される事をお勧めする。

※燃費は市街地走行の予想なのでご了承下さい。

満足している点

・素晴らしいハンドリングフィール
・クオリティの高いエクステリアデザイン
・スムーズ且つダイレクト感溢れる4AT
・よく躾けられたエンジン特性
・クルマ好きをその気にさせるメカニズム

軽自動車の枠を外して見ても、1.5クラスと対等かそれ以上のクオリティを備えた走りを実現している。

特筆すべきはハンドリングのクオリティの高さで、軽くしっとりしていながら正確且つフリクションが少なく、敢えて似たフィールを挙げるのであれば、BMW3シリーズ(E46)にも通じる奥深さがある。（重さは異なるがフィールが似ている）

ステアリングシャフトの支持剛性も高く、不躾な振動やダルさなど微塵も感じられない。
145/65-15というフロントタイヤからは想像も出来ないほど路面インフォメーションが豊富でリニアリティも高く、トヨタの小型車に見られるようなダルさや操舵、補舵の妙なギャップ感もまったくない。

ゼロ発進は、昨今の非線形スロットルを採用した「出足重視」の安直なセッティングの他車に比べれば幾分マイルドだが、シフト時のスリップロスの少ないダイレクト感溢れるATと電子制御スロットルの連携は、お世辞抜きでVWグループが採用するDSGにも迫るスポーティさがあった。

コンパクト車でパワーに頼らず、質感の高いスポーティな走りを好む人にとっては、このフィールを一度味わうと他の車種は見向きもしなくなるだろう。

不満な点

・アイドリング時にシートに伝わる微かな振動
・排気音の質感
・内装の質感
・ブレーキのタッチ

いずれも「敢えて挙げれば」の範囲であり、購入に際して致命的な欠点にはならない。

ブレーキのタッチは軽としては決して悪くないのだが、ハンドリングやパワーフィーリングが軽の枠を越えているせいか、ここだけが軽を意識してしまう唯一の欠点。もう少し剛性感のあるタッチを実現すれば完璧だと思う。

付け足すと、ATのシフトフィールが良いのでパドルシフトが欲しくなった。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験