2015年12月
■2015年12月
三菱自動車は、コンパクトクラスのハイトワゴンであるデリカD:2をフルモデルチェンジし、室内空間を拡大しながら徹底した軽量化を実施したほか、新開発の1.2リッターエンジンとマイルドハイブリッドシステムを搭載し、2015年12月17日に発売した。
外観デザインは、標準系にヘッドランプのLEDポジションランプと連動して点灯するLEDイルミネーションランプを組み込んだ存在感のある大型のメッキグリルを採用し、ディスチャージヘッドランプ、電動格納式リモコンドアミラー(LEDサイドターンランプ付き)を採用して質感を高めた。
カスタムはLEDヘッドランプ(ハイ/ロービーム、オートレベリング機構付き)を上段に、LEDポジションランプを下段に配置した2段式とすることで、精悍な表情を生み出した。また、フロントグリルはスポーティなブラック基調にLEDイルミネーションランプを配し、マルチリフレクターのハロゲンフォグランプを採用することで、アグレッシブなイメージとした。
インテリアは、標準系が内装基調色をチャコールグレー&ブラック、シート生地は落ち着きのあるブラウンとし、カスタムは内装基調色をブラックとし、ピアノブラックやシルバーの加飾による光沢感で、洗練されたスポーティな居住空間とした。シート生地はベースのグレーにアクセントのダークパープルを配して上質感を高めた。
インパネは、センターメーターによるシンメトリーなデザインの採用、及びインパネ上部の高さと前後長を抑えることにより開放感を表現し、シャープなシルバー加飾により、左右への広がり感を演出した。
基本プラットフォームは新開発され、軽量・小型の新型1.2リッターエンジンを最適配置した。これによりエンジンルームを最小化、またホイールベースを延長(先代モデル比+30mm)とすることで、クラストップの居住空間を確保した。室内は後席へのウォークスルーを容易にしたほか、後席スライドドアの乗降性も向上させている。
先代モデル比で約100kgの徹底した軽量化と、高効率・軽量・小型化した新型エンジン、マイルドハイブリッドシステムの採用により、JC08モード燃費で27.8km/L(2WD)の優れた低燃費を実現した。新開発の1.2リッターエンジンは低回転域でのトルク性能を高め、力強い加速性能を実現している。
予防安全装備のe-アシストは、ステレオカメラタイプの衝突被害軽減ブレーキシステムを採用したほか、誤発進抑制機能(前進時)や車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能などを採用している。
グレードはハイブリッドMX、ハイブリッドMZ、ハイブリッドMZナビパッケージ、カスタムハイブリッドMVの4種類が設定されている。
■2017年1月
三菱自動車は、ハイトワゴンの「デリカD:2」にハイブリッドモデルを新たに設定し、2017年1月26日に販売を開始した。
すでに発売されているマイルドハイブリッドに加え、ハイブリッドはさらにすぐれた燃費と力強い走りを両立。スズキソリオハイブリッドの兄弟モデルで「ハイブリッドSX」、「ハイブリッドSZナビパッケージ」、「カスタムハイブリッドSVナビパッケージ」の3グレードを展開する。
デュアルジェットエンジン、駆動用モーター、高電圧リチウムイオン電池、5速自動マニュアルトランスミッション(5AMT)で構成されるハイブリッドシステムを採用し、JC08モード燃費はクラストップレベルの32.0㎞/Lを達成している。力強い走行が得られる「標準モード」、EV走行の頻度を高めてエコドライブをサポートする「エコモード」の走行モードを選択することができ、どの走行モードでも60㎞/L以下での一定速走行モードならばEV走行が可能となっている。
エクステリアはフロントグリルにブルーメッキをアクセントとして採用し、リヤコンビネーションランプをブルークリアとしてハイブリッドならではのエコイメージを演出。左右のフロントフェンダー、バックドアにハイブリッド専用のエンブレムを装着したほか、インテリアもインパネアッパーガーニッシュをブルーメタリックとすることでエコイメージを演出している。メーターもブルー基調のハイブリッド専用メーターが装着されている。