ミニ MINI Crossover 「意外とレアな「おしゃれな小型4ドア車」という存在」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

伊達 軍曹
伊達 軍曹(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
4
燃費
4
価格
3

意外とレアな「おしゃれな小型4ドア車」という存在

2021.11.15

年式
2017年2月〜モデル
総評
ただ実用的なだけでなく、「しゃれた感じの実用車」というのは意外と少ないものです。ミニ クロスオーバーは、車においては「しゃれている」という部分も重視したいユーザーにとっての数少ない、比較的コンパクトな4枚ドア車です。
満足している点
剛性感の高いキビキビした走りと「積載性」という美点とが両立されていて、なおかつ「ミニ」としてのおしゃれな存在感も加わる点が、この車の「Good」といえるでしょう。
不満な点
これと言ってありませんが、ミニというブランドに価値を感じない人にとっては、「小さめなわりに高価なSUV」だと感じられるかもしれません。
デザイン

4

六角形のフロントグリルや2灯式のヘッドランプなど、基本的には従来モデルの特徴を踏襲していますが、ボディサイズが大幅に拡大したことに伴い、全体の雰囲気はより肉感的になっています。2020年5月の大幅改良でフロントバンパーやラジエターグリルなど、フロントまわりの意匠を大きく変更。LED式のヘッドランプとフォグランプが標準装備となり、LEDテールランプも光源の配置がユニオンジャックのパターンになりました。
走行性能

4

用意されているパワーユニットは1.5L直3ガソリンターボと2L直4のガソリンターボおよびディーゼルターボが基本で、さらにプラグインハイブリッドもあります。それぞれのユニットによって動力性能もフィーリングも異なりますが、総じて言えるのは、「ミニ」と名が付くわりには小さくも軽くもないこの車が、非常にキビキビ走るということです。
乗り心地

4

走行感覚はいわゆる「ゴーカートフィーリング」なのですが、ドライブモードを標準の「ミッド」にしておけば、路面からの突き上げはほぼ感じないフラットライドになります。ただ「スポーツ」にすると明確な硬さを感じます。
積載性

4

5人乗車でもラゲッジルーム容量は450Lとまずまず。後席背もたれを前方に倒せば最大で1390Lまで拡大できます。オープン/クローズ、イージーオープナー機能付き「オートマチックテールゲートオペレーション」は標準装備です。
燃費

4

パワーユニットごとの差はありますが、WLTCモード燃費は14.8〜20.5km/L。4WD車はさておき、FF車の燃費は総じて良好です。
価格

3

ハイパフォーマンスな「ジョン・クーパー・ワークス」は600万円を超えますが、売れ筋のFF車は395万〜430万円。4WD車はもう少し高く、454万〜となっています。
伊達 軍曹
伊達 軍曹
自動車ジャーナリスト
外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌の編集長を務めたのち、フリーランスの執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、さまざまなメディアに多数の記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。
ミニ MINI Crossover 新型・現行モデル

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。