SL500からの乗り換え
約2年間乗ったSL500、これをSL600の乗り換えてさらに2年がたちました。乗り換え理由は、SL500のスペシャリティー感
2009.6.15
- 総評
- SL500からの乗り換え
約2年間乗ったSL500、これをSL600の乗り換えてさらに2年がたちました。乗り換え理由は、SL500のスペシャリティー感がどうにも不満だったためです。基本的にはSL500とSL600の差は動力性能と内装の差だけであとはほとんど変わりません。しかしこの差は大きく、SL500はとにかく普通のエンジンでS500のように移動するだけ(オープン時は気分爽快になりますが)、アクセルを踏んだ時の感動は全くありません。これに対しSL600は暴力的な加速(+200psなので当たり前ですが…)で、下手な加速ではホイルスピンをおこします。とはいってもAMG SL55のような荒い感じではなく、あくまでV12の滑らかさが基本にあり、「大人の加速感」というところでしょうか。内装についてもSL500はダッシュ周りのプラスチッキーなしょぼい感じ、1000万クラスとは思えない安っぽさが特にクローズ時に気になっていました。SL600はとりあえず本革張りダッシュ、バックスキン内張りとこのクラスのお約束を果たしており、いい車に乗っているという満足感を与えてくれます。とにかく週末にオープンで流すのは最高の気分転換になります。SL500はこうゆう気分にはなりませんでしたね。
- 満足している点
- ①圧倒的な500psパワー。ETCダッシュで後れをとることはまずないでしょう。②高速のインターチェンジのR位だと、ABC(アクティブ・ボディー・コントロール)との組み合わせでほとんどロールなく見事なコーナーリングが誰にでも出来ます。このABCは良くできていると思います。③エンジントラブルはほとんどありません。ノンターボの367psV12(前期型CL600)はよく壊れて結構修理に値が張りました。④ウィンドデフレクターをたて、両サイドの窓を閉めておくとオープン時でも風の巻き込みがほとんどありません。もっとも外見は悪くなります。⑤クローズ時は意外と容量の大きいトランク。実用性も十分にあります。⑥街中でSL600と出会うことはまずありません。AMG SL55は時々出会いますが…。ちなみにSL350が販売数の割に見かけないのはエンブレム・チューン車が多いということでしょうか?いずれにせよSL600のスペシャリティー感は最高です。
- 不満な点
- ①良く言われていますが純正ナビが使い物になりません。しかも昼間のオープン時、晴天のときにはほとんど見えません。②高速ではハイウェイスターになれますが、峠道ではV12の頭の重さが災いし、最近のちょっとした軽やロータス、アルファなどとも互角位になってしまうことがあります(私の腕のせいかもしれませんが…)。特に下りはいけません。③バリオルーフの故障は問題です。一度開かなくなったことがありこれは修理で済みましたが、閉じなくなった時は悲惨ですね。一応手動開閉の方法もあるようですが、実際には一人でできる感じでなく、サービスでもその時はあきらめてくださいとのことでした。④SBC(渋滞時にゴーカートのようにアクセルのみで操作可となるもの)はかえって細かいアクセル操作に気を使い疲れます。⑤細かいことですがカップホルダーが脆そうで、しかもドリンクを入れるとナビが見えなくなります。⑥何故かヘッドランプ内に水滴が溜まります。全交換しか方法がないそうです。⑦荷物置きになる後部座席(?)ですが、重量物を置くと本革に跡がつきとれなくなります。⑧とりあえず何かが壊れても10万単位の出費は覚悟してください。⑨2000万の価格は高すぎるのでは…。下取りも期待できませんし…。⑩最近は500psオーバー車も多くなりました。次はSL65しかないか…。
- デザイン
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