メルセデス・ベンツ SL 「アウトバーンの貴婦人 外見は極めて挑戦的であり、いかにもスポーツカー然としているが、実はそうではない。スタイリッシュに、そしてエレガントに乗りこなす車」のユーザーレビュー

アウトバーンの貴婦人 外見は極めて挑戦的であり、いかにもスポーツカー然としているが、実はそうではない。スタイリッシュに、そしてエレガントに乗りこなす車

2008.3.21

総評

アウトバーンの貴婦人
外見は極めて挑戦的であり、いかにもスポーツカー然としているが、実はそうではない。スタイリッシュに、そしてエレガントに乗りこなす車である。ドイツのアウトバーンを２００キロで高速巡航、あるいは国道をオープンで悠々と走る姿こそ似合う。けっして峠やコーナーを攻める車ではない。オープンカーなのだから、ある程度の異音はあって当たり前。荷物が積めなくても当然。豪華な、まるで応接室のような内装を望むのなら、レクサスを選べばよい。価格に見合った押し出しや優越感を望むなら、Sクラスがある。逆に、そこまで割り切れるのなら、十分楽しめる車である。ポルシェが元気な男の子なら、これは貴婦人と言えるだろう。しかし、新緑の中をオープンでゆったりと走る心地よさは、なにものにも代え難い。

満足している点

SLであるということ。これに尽きる。
バリオルーフのお陰で、オープンにしては剛性が高い。
国産車にはない抜群のハンドリング、高速安定性、そして頼もしいブレーキによる、絶対的な安心感。

不満な点

不必要に太い後輪のため、スタッドレスがない。雪国の方はどうしているのか？
使い物にならないナビ、載せ換えに約３０万かかった。これは多くのメルセデスユーザーから
長らく寄せられている苦情で、明らかにメーカー側の怠慢である。
スタイル優先のため、後方および斜め後方の視界が悪い。バックカメラは必須。
新車で買うと、なんと３年後に下取り価格で約１０００万円のマイナス。程度のよい中古に限る。
マチキン映画の影響で、車としての印象が悪くなった。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験