ダッジマグナム2010年式を購入したのですが、ホイールのインチアップを考えています。 色々調べたのですが、20インチか22インチでスペーサなく、問題なくつけれるホイールの詳細を教えていただ

Question

けますでしょうか？

よろしくお願いします！

Answer 1

マグナムは2008年モデルで生産終了なので、2010年は日本での登録年度かもしれませんね。最終の2008年モデルのみ顔が異なるのですが、ホイールのマッチングなどは同じです。但し、FRモデルとAWDモデルでは全くスペックが変わってしまうのでご注意ください。以下、FRモデルで話を進めていきますが、もしも質問者様のお車がAWDモデルの場合は、お手数ですが追加でご質問ください。AWDモデルの場合はマッチングを教えてくれる場所はほとんど皆無です。マグナム、チャージャー、チャレンジャー、300Cとも「クライスラーLXプラットフォーム」という同じシャーシを使用しています。かつてのダイムラークライスラー時代の遺産で、フロントはメルセデスW220、リアはW210のサスペンションがベースになっています。従って、LX系の兄弟はパーツの互換性があるものが多いです。

まずは、純正ホイールのスペックから。正確にスペックを把握しているショップも少ないので記載をしておきます。誤認情報の多いPCDは114.3ではなく115が正解です。

＜R/T及びSXT＞
リム幅 7.5J
リム外径 18インチ
インセット 24mm
PCD 115mm
センターボア 71.6mm
(車体側センターハブ径 71.5mm)
ナット径 M14×P1.5 60度テーパー

すでにご存知のこともあるかもしれませんが、失敗しないための予備情報もあわせてお伝えしておきます。

■ 車高が先、ホイールは後

インチアップをすると、目の錯覚でフェンダーとタイヤの隙間がやたらと目立つようになります。なので、皆さんローダウンをしたくなるのですが、ローダウンするとネガティブキャンバー(車両を前後からみてハの字)が強くなり、フェンダー奥に車輪が引っ込んでしまいます。そこで、皆さんスペーサーを使ってツライチにするのですね。実際に固体差もあるのですが、1cmの車高の違いでハミ出たり収まったりします。現在、すでに車高が落ちているのであればいいのですが、これからドレスアップをされる場合は、最初に車高を落としてからホイールを選んだほうがスムーズです。スペーサーなど使わないに越したことはありませんし、ホイールは高額な買い物ですから失敗すると痛いですよね。

■ 日本の保安基準

日本の保安基準(車検)では、フェンダーから車輪がハミ出てはいけないことになっています。これはフェンダーの頂点部分からハミ出なければよいわけではなく、前30度/後50度の範囲でハミ出てはいけない規則になっています。言葉の説明では難しいので、図を添付しますのでご参照ください。実測を行う場合は、この図を参考にしてください。この規制は日本固有のもので、輸入スポーツ車はかなり多くの車両が規制に引っかかります。諸外国では危険でもなんでもないのに、日本に来ると、ディーラーやカーショップは病的に厳しくチェックします。色々と面倒くさいので、はじめから車検対応仕様にしておいた方が何かと気楽です。検問も怖くありません。

マグナムは、個体差あるのですが、左右が均等ではありません。多くの固体が、前輪は左の方が出ていて、後輪は右の方が出ているケースが多いです。つまり左前と右後がハミ出しやすいのですね。もしもハミ出してしまった場合、車検では片側10mm、両側20mmまでのオーバーフェンダーは認められていますので、フェンダーモールなどで対応します。本当はビス止め必要なのですが、そこまで厳しい検査官はいません。さらに車高を落とすという手もあります。

■ マッチング

ノーマル車高の場合は、SRTホイール用の純正20インチ(5本スポーク)などがいいかもしれません。社外ホイールだと車高下げてギリギリまでセッティングしないと見栄えが成立しなくても、純正ホイールは見栄えよく収まるからです。このSRTホイールは中古で程度のいいものが出回っていますが、実はBBS製の鍛造です。300CやチャージャーのSRTモデル(2005～2009)のSRTホイールでも同じスペックです。以下、カッコ内が純正18インチを基準としたツラ出し寸法です。SRTホイールの場合は17.55mmツラ出しされることになります。

＜SRTホイールの場合＞
純正18：18×7.5J+24 (基準値 ±0mm)
SRT20：20×9.0J+25.5 (+17.55mm)

また、ローダウンする場合、多くの車両で一般的に装着されているのが、22×9.5J+15というスペックです。この設定でPCD115×5穴のものが多かったからですね。この場合は34.4mmのツラ出しとなります。このスペックですと、概ね3cmのローダウンをしても左前の前30度がハミ出ることが多いようです。リアは問題なしです。フロントをフェンダー内に収めるには、さらにローダウンするか、5mm程度引っ込めたスペック(例9.0J+15等)を選ぶのもありですね。純正18インチ(7.5J+24)を基準にすると、概ね前30mm内外/後40mm内外のツラ出しというのが目安になります。

＜22×9.5J+15の場合＞
18×7.5J+24 (基準値 ±0mm)
22×9.0J+15 (+28.05mm)
22×9.5J+15 (+34.4mm)

フロントとリアは同じサイズにしておくと、前後ローテーションできるのですが、車高を落とすほどに、リアサスペンションのネガティブキャンバーが強くなり、車輪はフェンダー奥に引っ込みます。従って、車高を落とすと、リアは10.5J+20～15ぐらいまで収まってしまうケースもあります。このあたりのツライチになると実測は必須で、さらに選ぶタイヤ銘柄によってもツラの度合いが変わってしまいます。また、車高が5mm違うだけでハミ出すこともあるので、以下の値はあくまでも参考値としてください。フロントリアともにツメ折が必要になる場合もあります（特にフロント）。

18×7.5J+24 (基準値 ±0mm)
22×9.5J+15 (+34.4mm)
22×10.0J+15 (+40.75mm)
22×10.5J+20 (+42.1mm)
22×10.5J+15 (+47.1mm)

実際に気に入ったホイールのインセットが思い通りでなかったりする場合もあると思いますが、5mmスペーサーまではポン付け可能ですので、どうしても合わなければ、そのあたりまでは邪道ではありません。

長くなり失礼いたしました。何かご不明な点がありましたら追加でご質問ください。

Answer 2

純正と同じリム幅オフセットならいけますね