月御影さん
メルセデス・ベンツ Aクラス セダン
グレード:A250 4マチック セダン_RHD_4WD(DCT_2.0)
2019年式
乗車形式:マイカー
AMGまでは求めていないけど走りは楽しみたい方、高い質感とコスパの良さを求める方におすすめの一台
2021.8.12
- 総評
- 走りを追い求めなければ、パワートレインにも余裕があり、サイズ的にもちょうどよく、日常の足に、週末のちょっとしたお出かけにおすすめの一台です。
車内外の質感や各種装備の豪華さも、競合のCセグメントクラスと比較してもはずば抜けているので、満足度は高いと思います。
でも、A35に乗ってみたいけど、これでも満足できるかな?というような方は素直にA35に乗りましょう。そういう方にとっては中途半端な選択なので、恐らく後悔します。
- 満足している点
- 走行性能や車内の質感、外装デザインすべてにおいてコスパが良い点です。また、MBUXの音声UIやインパネのデザインがとても未来的である点も満足ポイントの一つです。
- 不満な点
- 7速DCTの低速でのギクシャク感が目立つ
室内に入ってくるロードノイズが多い
足回りや床下からかの異音がよく聞こえる
気密性が高いのかドアが閉まりにくい
後部座席のドアの開閉音が軽い
- デザイン
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4
- Cセグメントではありますが、迫力のある顔つきと、全体的に丸みを帯びたクーペライクで洗練されたデザインが、とても良いです。正面から見た時にヘッドライトの両端がつり上がっていて、外に行くほど細くなっているデザインの関係上、車幅が小さく見えてしまうのが玉に瑕ではあります。
車内の質感は全体的に高いレベルですが、レザーシートのレザーは硬めで値段相応といったところです。でも、64色でマルチカラーやアニメーションに対応したアンビエントライトと相まって乗車中の満足度は高いです。アンビエントライトは逆に派手すぎて落ち着かないという方もいそうですが…。
- 走行性能
-
4
- A35に搭載されているものと同型のエンジンが搭載されており、非AMGモデルの中では走行性能が最も高く、2リッターで224ps、350Nmを絞り出します。このエンジンと4MATICのおかげで高速道路の追い越しやワインディングも楽しく走れますし、コーナーをそこそこの速度域で曲がっても安心できるのが良いです。4MATICのおかげだと思います。また、3000~4000rpm付近まで回すと、AMGモデルでもないのに車内にいい音(エキゾーストサウンド)が響き渡りますし、中央のディスプレイに、現在のエンジン出力等の走行データがわかるビューが用意されていたりして、ドライバーをやる気にさせる演出が良いです。ただし、AMG(A35とか)を夢見ている人には物足りないと思うので、妥協して買うのはおすすめできません。
マイナスポイントとしては、アイドリング時に車外に居ると、ガラガラというディーゼルエンジンっぽい音が少し気になります。
- 乗り心地
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3
- 乗り心地は普通ですが、タイヤのロードノイズは多めに入ってきます。タイヤは純正品(ハンコックのventusS1 evo2)なのでそういうものなのでしょう。
- 積載性
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4
- トランク容量は420Lですが、セダンなので開口部からの奥行きが1mあるので、積載性は良いです。ただし開口部はセダンということもあり狭めなので大きなものや重量物を乗せる際は気を使います。
- 燃費
-
3
- 近場の移動が多いと一桁台、中長距離のお出かけなどで11キロ~12キロぐらいでお世辞にも良いとは言えませんが、そこそこ走りを楽しませてくれるので及第点です。
- 価格
-
4
- 欧州Cセグメントは価格が高騰しているなかで、かなりコスパが良い方だと思います。オプション自体も少なく、購入される際は基本的にはフルオプ仕様で買われる方が多いと思いますが、価格に見合った質感と走行性能が得られます。
- 故障経験
- 購入してから程なくして、走行中に偶数(だったと思いますが)のギアに入らなくなりました。停車してエンジンをオン/オフしているうちに直りましたが、ディーラーによるとミッションを制御するソフトウェアの不具合ということで、アップデートしてもらいました。