メルセデス・ベンツ Aクラス 「不満はありますが、総体で満足に針が傾くと...」のユーザーレビュー

不満はありますが、総体で満足に針が傾くと...

2003.12.19

総評

不満はありますが、総体で満足に針が傾くと思います。
車体剛性は、良いと思います。
車は移動する道具ですから、オーディオ等は欲しい人が後付けすれば良いと思います。
要は、車をどう使うのか。を、よく考えて決める事でしょう。
豪華版が欲しい人は、それを満足する車を探すべきで、Ａシリーズに求める事自体が間違っていると思っています。
あの車体で、居住空間があれだけあり、安心して家族を乗せられる車はあまり無い、普通に乗る人に最適な車と思います。
Ａ独特のサンルーフ「ラメラルーフ」が付いていますが、開放空間は大きく蛇腹式に開いて行くので、空間調整がし易く重宝してます。
この辺の仕様は、国産車も参考にして欲しいですね。

満足している点

家族で乗るのと安全性を考え、ベンツＡシリーズは小さすぎると思い、Ｅシリーズを購入する予定でした。
販売店で現物を見て、Ｅは大きすぎて車庫に入らない。Ｃは外形の割に室内が狭すぎる。と思い諦めかけていた時、Ｌタイプを見せられ「後部座席の広さ」が気に入り、その場で発注しました。
Ａ１６０Ｌは「外形が小さく、居住空間が広い。」日本にはモッテコイの車と思います。
荷室も十分な広さがあり、旅行に持って行く量は問題なく収納出来ます。
エンジンは１６００ｃｃと小さいですが、別にレースをやる積りはないので、高排気量に目が移る傾向がありますが、小生は普段動かしている時は全然気になりません。
加速は、アクセルを踏み込めばちゃんと対応してくれます。
出だし等でマッタリ感がありますが、車の特性と思えば違和感が無くなります。
比べたＣシリーズは、ベンツを求めたい人には良いかも知れませんが、実を取るなら、Ａ１６０Ｌでしょう。
シート位置も高く、調整はレバーですが、そうしょっちゅう高低調整を行うわけではないので、高級感を出す為国産でモーター方式を採用して価格を吊り上げるのに疑問を感じます。
シートの硬さは、長時間座っていても疲れが出ません。
フロアーが完全フラットで、後部座席に３人座っても苦しく無く、後部座席に座る家族は、直ぐに寝てしまう程楽です。
ラメラルーフは、国産車のサンルーフの殆どが一枚の板をスライドさせる構造を取っていますが、見習って欲しい。

不満な点

一番問題なのは「輸入ディラーのユーザーに向ける姿勢」で、なにを言っても「そう言う仕様」の一点張り。購入した後は、殆ど対応して貰えない。
右ハンドルだけが、日本向けではない。イギリス諸国も右です。
メーカーにもっと、もの申す姿勢が必要。
１．右ワイパーの拭き残しが５ｃｍ程あり、ディラーに話しても仕様で、「ゴメンナサイ」。
２．前輪が取られるのはＦＦなのにオッカナイ。
少しワダチのある道路で止める時、ハンドルを取られます。
ディラーは、仕様がそうなので。で終わり。
３．交差点等で一時停止後、スムーズに再発進してくれない事がある。 多分ＣＰＵ制御ＡＴギヤー切り替えの関係と思いますが、慣れないうちは、故障かと思ってしまいます。
逆に、弾き飛ばされるように発進する事もあります。
４．バックの時の違和音。
５．ドアミラー位置が悪い。
頭を動かさないと確認を出来ないのでは、安全性の意味が無い。
日本人と、外人の足の長さを考えて欲しい。
６．中間にあるウィンドウスイッチ等、手探りで簡単に操作出来ないのと、アームレストは使い道が無いので、初めから付けないで欲しい。
倒すと「ハンドブレーキを掛けにくい。下になるスイッチを操作出来ない。」、肘掛も位置が高すぎて使えません。持ち上げたままです。
７．灰皿の小ささと、ライター・位置
タバコを吸わない人も、小銭を入れる等用途がありますが、なにも出来ない。
８．右ピラーで視界を遮られ、右側の確認が出来ない。
体型の問題でこう言う事態になっていると思いますが、神経を使います。
特に、暗い道で確認する時はオッカナイ。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験