自動車のハイブリッド化に関する質問です。 最近色々なクルマが、ハイブリッド化されていて、スーパーカーまでもハイブリッド化が進んでいますが、マクラーレンP1や、ラ・フェラーリ、ポルシェ

Question

918などのハイブリッドシステムは具体的にプリウスなどのハイブリッドシステムとどう違うのですか？
また、各スポーツカーメーカーは世界の流れに流されて、ハイブリッドを渋々搭載しているように思えるのですが、パフォーマンスの面でハイブリッドにするメリットとは具体的になんなのか教えて下さい。

Answer 1

トヨタのハイブリッド方式が一種独特な方式です。
他は、パラレル型ハイブリットとシリーズ型ハイブリットに二分されています。
パラレル型ハイブリッドは、FUGA,Skyline,FIT3 hybridやPorsche,Mercedes,BMW,Audiが採用しています。
エンジン走行をメインとし、無駄に排出されていた減速エネルギーを回生し、モーターで駆動アシストします。
シリーズ型ハイブリッドは、Accord hybrid,Outlander PHEVが採用しています。
エンジンは発電を主体とし、モーターで走行します。

フェラーリが採用しているのはパラレル型ハイブリッドですが、モーター駆動をニトロのように使うものです。
事前にバッテリーを充電して置き、走行時に助手席にビルトインします。
通常の走行はエンジンですが、いざという時にモーターを駆動させてエンジン駆動をアシストします。
とんでもないパワーのアシストですが、アシストできるのは僅かな時間です。
燃費向上のハイブリットシステムでは無く、運動性能を向上させるためのハイブリットシステムです。

(dodgeviperloveさんへ)

Answer 2

スポーツカーにモータを使ったハイブリッド車が少しずつ増えてきています。ここでは，特に興味深い技術をもったフェラーリの「ラ・フェラーリ」を紹介いたしましょう。

●目的は？
燃費改善と動力性能改善です。しかしメインは燃費改善です。米国では，燃費の悪いスポーツカーを社会から締め出そうという動きがあります。税金が高いくらいであれば，購入者なら国もなりませんが，認可されないのは困ります。このため燃費を改善するためにハイブリッド化しました。

●フェラーリの分別とは？
120kW（163馬力）のモータを使うので，街中では，EV走行ができます。しかし現行モデルでは，EV走行モードを含めていません。簡単なプログラム設定でできるのですが，フェラーリらしくないという理由で，省かれています。

NA（自然吸気）＋ ショートストローク + 直噴 ＋ 可変吸気管長 → 超高回転化をめざしたエンジンです。エンジンだけでも優れたレスポンスが得られますので，モータ・アシストはオマケといえます。

●燃費はどれくらい改善したのか？
ここでは，ラ・フェラーリの前のモデルに相当するエンツォ・フェラーリと比較してみましょう （燃費は欧州コンビ燃費）

エンツォ・フェラーリ： 660馬力，100km/hまでの時間 3.14秒，4.34km/L
ラ・フェラーリ： 963馬力，100km/hまでの時間 3秒以下，7.0km/L（エンツォ・フェラーリの1.6倍）

つまり動力性能と燃費の改善を両立したといえます。なお今回のモデルでは，省略されたEV走行モードをつかうと，燃費は10.5km/Lまで伸びます。つまり同じ動力性能なら，燃費2倍になったといえます。

モータを最大出力で使うと，5分くらいから使えませんが，全開加速で5分も走行する，350km/hに到達するので，電池量は十分あるといえます。

なおEVモードでの走行時間は40km/h一定なら，200分以上，走行可能です。もっともそのような走行シーンはないと思いますが。

●モータの目的
2個のモータがあり，下記のように使い分けています。

第1モータ：エンジン補機のモータ駆動 ～ エンジンの前部横に配置
第2モータ：エンジン出力のアシスト，制動時の回生，エンジン負荷の安定化（走行負荷に対してエンジン出力が大きいとき，その差分で発電） ～ 変速機の後端

簡単ですが，ご参考になれば幸いです。

Answer 3

エコカーは低出力のモーターのアシストでエンジンの負担を減らし燃費の向上

スポーツカーは強力なモーターでパワーを得て総出力の向上

同じハイブリッドでも目的が全く違います。

Answer 4

先ずはハイブリッドの意味を勉強してください。

Answer 5

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%BC
読みましょう！(^_^;