マクラーレン P1 のみんなの質問

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車にワイトレつけたいのですが、車体側のハブ径が56mm.

ホイール側ハブ径が60mmなのですがハブリング付きワイトレ買うとしたらハブの外径は、60mmの奴を買えば良いのでしょうか

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ベストアンサーに選ばれた回答

この場合、ハブ径56mm用のハブ付ワイトレを用意してください。実際のハブ周りのスペックは以下のようになります。

<ワイトレハブ周りスペック>
・車体側ハブ穴内径:約56.1mm
・ホイール側ハブ径:56.0mm

上記のワイトレにツバ付の「ハブリング60/56」を組み合わせます。

<ハブリングスペック>
・内径約56.1mm
・外径60.0mm
・ツバ付

このツバ付ハブリングは特殊なスペックで、ヤフオク等でないと手配できないかもしれません。例えば、ヤフオクで「ハブリング 60→56」または「ハブリング 60/56」といったキーワードで検索してみてください。出てくると思います。

なお、いくつか注意点があります。すでにご存じの内容も含まれると思いますが、転ばぬ先の杖として最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

■ ボルトピッチとナット座

車種がわからないので具体的にはわからないのですが、国産車の場合はハブボルトにナットで固定する方式です。質問者様の装着されようとしているホイールのセンターボア(ハブ穴内径)が60.1mmとなると純正ホイールではないでしょうか? 国産乗用車の場合、ハブボルトのピッチ(ネジ山の間隔)が1.5mmと1.25mmの二種類あり自動車メーカーによって異なります。また、ナットとホイールの接点を「ナット座」といいますが、この形状が3種類(平面座/テーパー座/球面座)あり、これも自動車メーカーにより異なります。困ったことに互換性がありません。

<ボルトピッチ>

まず、自動車メーカーによって、ハブから生えているハブボルトのボルトピッチが異なります。

◎ボルトピッチ1.5mm(P1.5)
→ トヨタ、ホンダ、マツダ、ダイハツ
◎ボルトピッチ 1.25mm(P1.25)
→ 日産、スバル、スズキ
(OEM車は供給元メーカーのスペックになります)

ワイトレを選ぶ際に、PCDや穴数のほかに、このボルトピッチP1.5かP1.25かの選択があると思います。例えば、車両がスバルで「PCD11.4.3×5H」だった場合、ハブ径は56mmでP1.25のワイトレを選ぶことになります。この場合、ワイトレ本体を固定するナットもP1.25、ワイトレから生えているボルトピッチもP1.25となります。従って、ホイールを固定するためのナットもP1.25でないとネジ山が合わず装着できないということですね。

<ナット座>

自動車メーカーによって純正ホイールのナット座が異なります。
以下、M12というのはボルトの太さが12mmという意味です。

トヨタ:平面座 M12×P1.5
ホンダ:球面座 M12×P1.5
マツダ:テーパー座 M12×P1.5
三菱:平面座 M12×P1.5
ダイハツ:テーパー座 M12×P1.5
日産:平面座/テーパー座 M12×P1.25  
スバル:テーパー座 M12×P1.25
スズキ:テーパー座 M12×P1.25

例えば、スバル車にトヨタの純正ホイールを組み合わせようとしても、普通には装着できません。トヨタの純正ホイールにはトヨタの純正ナットしか適合しないのですが・・・

トヨタ:M12(ナット内径)×P1.5の平面座ナット
スバル:M12(ナット内径)×P1.25のテーパー座ナット

上記のようにナットのピッチとナット座が異なるのですね。スバルのナットで締めこんでもナット座が合わず、走行中にホイールが脱落して大事故になる恐れがあります。トヨタの平面座ナットと同じナット座を持ったP1.25があれば装着可能ですが、そのような商品は存在しないのです。よって、もしも、上記の例の組み合わせでワイトレを装着するのならば・・・

・車体側ハブ穴内径:約56.1mm
・ホイール側ハブ径:56.0mm
・ボルトピッチ:P1.5

・・・のハブ付ワイトレを選びます。ワイトレ本体を固定するための特殊ナットもP1.5が付属してきますがこれは使えません。なので、この特殊ナットのP1.25のものを別途調達する必要がありますが、単体では売られていません。なので、同じワイトレメーカーのP1.25仕様の中古品などを入手して、そのナットだけ使用するようなことになると思います。中々難儀なので、事前に組み合わせ可能かどうかよくご確認いただいた方がよいと思います。

<カスタムオーダー>

なお、どうしても装着できるパターンがない場合は、ワイトレをカスタムオーダーできますので、それを使えば適合させられます。少々値段は高いですが、満足感得られると思います。

■ ボルト逃げ

これはよくご存じ内容かもしれませんが、これも注意が必要な点があります。車体のハブボルトはハブ面から25~28mm突き出しています。仮にハブボルトが26mm突き出ていたとして、20mm厚のワイトレを装着すると、約6mmボルトが突き出します。その分、ホイールの裏側に突き出たボルトを確保する凹が必要になりますが、それが「ボルト逃げ」ですね。この例の場合ですと、ボルト逃げの深さは6mm超必要になります。しかし0.05mmでも深さが足りないとアウトです。ホイールは、ナットを締め込んだ際に生じるハブとホイール裏面の圧着摩擦によって固定されます。ワイトレからハブボルトがわずかでも出っ張っていると、この圧着摩擦を妨げることになり、ホイールはきちんと固定されません。

ナットを締め込んでホイールとハブ面が圧着摩擦で固定されている状態は、ハブボルトには一切の横方向からの力(せん断力)は働きません。ボルトはせん断力には弱く折れやすいので、工業製品はボルトにせん断力が作用してはいけないのです。なので、圧着摩擦できない状態というのは、発進制動時や路面の突き上げに対し、ボルトにせん断力が働き折損するリスクがあるということです。ましてや、ワイトレはアルミ合金系の柔らかい素材の台座でホイールを固定用ボルトを支えていますから、圧着摩擦によるホイール固定ができないと簡単にボルトが折損します。ボルトの締め付けが甘い時も同様ですので、この点ご注意ください。

■ スクラブ半径

ワイトレ他、分厚いスペーサーが非難されやすいのは、剛性不足のほかに、スクラブ半径が狂うことも大きいです。スペーサーはツラ出し目的で利用する場合が多いのですよね。例えば、純正ホイールのスペックが「17×7.0J+45」というものだったとすると、この「+45」というのが「インセット」にあたります。ここに15mmのスペーサーを入れると、実質インセット30mmになってしまいます。これによりツラは15mm外側に出ますが、インセットも15mm小さくなってしまい、特にステアリングのある前輪はサスペンションに負荷がかかります。ワダチにハンドルがとられやすくなり、段差でのハンドルへのキックバックが強くなり、場合によってはブレーキ性能が低下することもあります。これは、スクラブ半径が大幅に狂うことにより生じる現象ですが、ネット上にはそんなことは知らずにワイトレポン付けでツライチにしている事例も沢山あるので、情報の選択にはご注意ください。もしも15mmツラ出しするのであれば、インセットはあまり変えずにリム幅を広げます。例えば 「17×7.0J+45」を15mmツラ出しするならば「17×8.0J+43」付近を選ぶことになります。

一方、純正ホイールが「17×7.0J+45」、交換するホイールが「17×7.0J+55」の場合、ここに15mmのワイトレであれば、事実上「17×7.0J+40」となりますから、インセットは5mm縮小するだけで済み問題ありません。インセットは概ね10mm以下の縮小で済むようにセッティングするとよいと思います。

長くなり失礼いたしました。ご不明な点がありましたらお答えしますので、追加でご質問いただけましたら幸いです。

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その他の回答 (1件)

  • そうです。 正確には車体側56ミリ、ホイール側60ミリのハブです。

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