マツダ ベリーサ 「ロングセラーたる所以はトータルパッケージング」のユーザーレビュー

ロングセラーたる所以はトータルパッケージング

2015.10.20

総評

ベリーサがコンパクトカーとしてのロングセラーの最長不倒を行く理由はトータルのパッケージの完成度の高さです。　上品なデザインと造りの良さ。普段の頼れる足として最適です。

マツダを含め今の日本車の流行スタイルはグニャッとした肩の張ったサイドラインがすぐ飽きそう。できれば駆動系を刷新してベリーサ的ボディースタイルをなるべく継承したモデルがあってもいいと思うけどなぁ・・。ミニもまだあるんだし。

満足している点

トータルバランスの良さ。クルマは飽きのこないスタイル、乗り心地、扱いやすさ、視認性や運転のしやすさでこの1.5Lクラスでの間違いなくベストデザインの一つと思います。クルマが丁寧に作られていると感じるコンパクトカーは他にあまりありません。　

ヴィッツ、アクア、フィットは比較して乗りましたが、燃費はいいけどクルマ自体にペラペラ感があり安っぽく、ダッシュボード周りも不要なゴチャゴチャや凹凸があり洗練性を感じませんでした。

不満な点

納得のうちですが4速ATの旧型デザインですから燃費はネックです。
1.5L ならもう少し走れよと誰でも思うでしょう。

デザイン

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走行性能

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シャーシーデザインは１０年以上前の２１世紀初頭DYプラットフォーム（フォードのB1で先代フィエスタ同じ）で枯れたデザイン。つまり当時フォード主導のコンパクトセグメントの世界中を走るグローバルモデルとしての実績がある。４速ATとZY-VE型でまぁ最新型から見れば古いけど通常運転で扱いにくいことは特にないです。理由は後述します。

乗り心地

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ベリーサの優れたところはボディパッケージ・高い視認性と乗り心地です。この点３代目DE系デミオ(2007-14)やフィット・ヴィッツ辺りより全て上だと感じました。旧型アテンザの固めで大きく傾斜の少ないシートと座席位置がよくマッチしています。ルーフとサイドラインが平坦なため視認性や扱いやすさが抜群で、特によいしょとかがんで後部座席に乗る苦労がないです。またデミオよりガラスの厚さを0.5mm増やしたのが走行中の静粛性に貢献しています。車体剛性が高いため振動もこのクラスの世代としてはピカイチと感じます。この頃からマツダの足回りは欧州車的になりベリーサもそっち系です。

積載性

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卵型で底が深い3代目DE系デミオよりも内容積は少ないのですが、開口部デザインとリア形状のため扱いやすさは上です。

燃費

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やはり泣き所はZY-VE型で4速ATの燃費です。各社の最新モデルは燃費向上が中心のため例えペラペラな造りでも燃費が命ならベリーサに乗る理由は見つからないでしょう。、もっとも欧州車の新型サブコンパクトを乗るよりもメンテやトータルな経済性はいいと思います。

価格

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故障経験

一回エンジン警告灯が始動時に点灯したままになりました。最初ビビりましたが水温計も安定してたため暫くのり点検に出したところECUロガーにエラーが出力されてた模様。リセット後は問題なく走っています。