テリオスキッドやミレーニアはなぜ生産開始して以来、生産終了するまでの間、モデルチェンジは1回もしなかったのですか?

Answer 1

どちらもちょっと特殊な事情のある車で、それ故に計画的なモデルチェンジの見通しが立てられなかったから。

ユーノス800(ミレーニア)は、マツダがバブルの頃に取っていた"凸(でこ)計画"という拡大策の中で開発された。「10年規準」をキャッチコピーにしていて、発売から10年経っても古びない車として開発された。市販車で初めてミラーサイクルエンジンを載せたりして、普通の車種よりもはるかに多くの開発費がかかっていたと思われる。

マツダはそれが回収できるまでひたすらミレーニアを生産し、売り続けなくてはならなかった。その間にフォードのコントロール下に入って大きなサイズのセダンからは撤退することになったが、ミレーニアだけは残さざるを得なかった。結局格下のアテンザが大型化するまで、キャッチコピー通り10年近く造られることになった。なお同じマツダのベリーサが長寿モデルになったのも、フォード・グループの商品プランから外れたところで開発されたイレギュラーな車だからだ。

テリオスキッドは、小型車のシャレードをベースに開発したテリオスがたまたま全長とフェンダーを詰めるだけで軽の枠内に収まるサイズだった…という偶然からできた一種のアイデア商品。だからテリオスがモデルチェンジでビーゴになったときに大型化した時点で、次のモデルを作るのは不可能になっていた。しかしジムニーともパジェロミニとも違う独自の人気を得たことで、大変なロングセラーになった。

Answer 2

モデルチェンジをする前に、生産終了になった、という事です。

つまり、人気が無くて売れなかったから、早々に廃止になった、という事です。