空冷９１１のカムカバーからのＯＩＬ洩れ・滲みを減らす為に ロッカーアームに専用リングを取り付けるとかなり防止に 効果が有ると伺ったのですが、 その「理屈」を教えて下されば有り難いのですが、宜しく お願いします

Question

Answer 1

空冷ポルシェの911シリーズは最初からこの部分に欠陥が有るんですょ。
カムシャフトのオイル潤滑をカムメタル部分では無く、シヤフト中心部を空洞にして、タイミングギヤ取り付け先端部から、ウォーターポンプ・シールと同じ様な構造でのカーボンシールから、逆に軸受部分に潤滑していて、高回転時に全て焼き付いたんです・・全ての初期2Ｌエンジンは壊れたのです・・之をＰ社（車）はどの様に対策したかと言うと、当時のマツダファミリア1000㏄クーペのエンジンを参考にして直したのです・・信じられないでしょう♪

日本国内だけですが、2Ｌエンジンの壊れに対しては裁判沙汰に成っている件も有り、私自身が鑑定書を裁判所に提出しています。エンジンも直しましたが、Ｍ社エンジンも本国Ｐ社に発送して、一年以内に対策されたエンジン内部も確認しています。
あくまでも、私の想像ですがＰ社は日本のＭ社に対して、Ｒ/Ｅの新発売での技術力に期待していたのでしょうね。

通常エンジンでのロッカーアームシャフト潤滑に於いては、強制潤滑が当たり前に成っていますが、ご覧の様にＰ社はオイル飛沫潤滑方法なんです・・チェーンテンショナーもそうですね。
写真のロッカーアームシャフトの外側は、ヘッドボルト・ナットが写っていて、このフィン側に滲み出るし、カムカバーもアルミ製と樹脂製では、ヒート気味になるとオイルの滲み程度は違います。

このエンジンは他にも欠陥を持っていて、1,2,3シリンダー側の下にオイル漏れの有るエンジンは要注意で、ブロック其の物にクラックが入っている可能性が有りますね・・之はアルゴン溶接をしても直りません。

質問者からのお礼コメント

解説して頂き有難うございました。