納車待ちです。
契約するにあたり、ディーゼル&ガソリンとも可能な限り試乗させて頂き、他の候補と比べました。
満足点も不満点もどちらか一方だけではな
2014.10.25
- 総評
- 納車待ちです。
契約するにあたり、ディーゼル&ガソリンとも可能な限り試乗させて頂き、他の候補と比べました。
満足点も不満点もどちらか一方だけではなく、各部について総合的な感想です。
これから購入を考える方の参考になればと、かなり正直に書いてしまっていますので、
私と同じく契約済みの方はスルー推奨かもしれません。
総括としては、内装やレイアウト・運転手への気配りの満足度がとても高く、走りや車内空間も及第点なので
全体ではかなり魅力ある車だと思います。
(騒音計の数値ですが大きい音を連続して計測しやすいアプリのようなので削除しました)
他の静かな部類のコンパクトカーと比べても、エンジン音は聞こえる割に、実際の車内の騒音自体はそんなに大きくないと思います。
ただし、車の外で聞くと話は変わります。他の方がXDで試乗に行くとき、仕事場で聞き慣れたディーゼルの振動が。
駐車場近くに住宅がある環境の方は、必ず車の外で、走行するXDの音をチェックする事をお勧めします。
- 満足している点
- Lパッケージの内装は評判通りですね。
ちょっと気になるとすればドアノブ下の白いプラスチック部ですが、他やデザインの良さでは
同系統のアクセラをも凌ぐと思います。目的が違うので当然ですがCX-5よりずっと高級感があります。
値段を見てしまえばXDや13Sの内装は相応だと感じますが、チープに見せないようにする姿勢、
細部から全体に至るまで何度も考え抜いたであろう努力を感じました。
ディーゼルは差額を考えれば、軽油の経済性目的で買う方はいないと思います。
欧州勢のクリーンとは名ばかりのディーゼルと違い、実際に環境に良いエンジンですが、
仕事で使ってるディーゼル車と比べて1.5として燃費は良いほうではありません。
低速でのトルク感や重厚感を優先したい時の選択肢で、トルクが増し低重心となるHVと同じカテゴリですね。
ディーゼルは燃費では敵わないもののトルクではHVのさらに上を行きますし、音についても
ロードノイズよりエンジン音が大きいのを是とする方もいらっしゃると思います。
ガソリンは近年のCVTでよくある、1000~1500からのできるだけ低回転でフラットトルクを出すタイプではなく
常時2000から、5000回転までぐんぐん回すことで軽快に走れるエンジンだと思います。
回転数を上げることに抵抗のある方や、エンジン音の割りに車速が上がっていかないと感じる方も当然あると思いますので
人によってかなり印象が異なるのがガソリンモデルと思います。
個人的には素直に中回転まで回ってくれるエンジンは心地よく感じました。
総合的な乗り易さもかなり高いレベルと思います。
運転手の為に、バランスよく運転席を優先して作ってくれた車である事が貴重です。
特にハンドルの調整幅が広く、シートが座りやすく、運転しやすい環境作りがされていてとても嬉しいです。
アクセル&ブレーキが左側に寄っていないのも◎。それが当たり前の中型以上の車からのダウンサイジングでも違和感なさそうです。
何よりニーパッドを標準装備にした精神に感動。しかしXDや13Sでは硬い素材で、足元スペースが減るだけになってしまうので
XDや13Sを選択した場合でも、ニーパッドだけはツーリングかレザーパッケージのものと交換することを強くお勧めします。
- 不満な点
- エクステリアデザインは先代(特に中期)がやっぱり好みです。
しかし共通の魂動デザインを5ナンバーに巧く落とし込めている事は凄いです。
大きくすれば自由度が上がり格好良くなるのは当然。できる限り小さくする中でこそ創意工夫が際立ちますね。
弱点は少ないですが、シートの疲れにくさやしっとり感、足回りの煮詰まり方はスイフトが上だと思います。
(スイフトは低速の爽快感がやや欠けていて、内装とラゲッジで見劣りすので、総合ではデミオが是とする方も多いと思います)
レザーについては、出て数週間のデミオ、1年も経ってないアクセラの両試乗車とも、運転席ドア側のサポートにだけ皺が寄っていたのも気になる点です。
ここのヘタリは当たり前の事で、ホールド性の高いシート共通の弱点なのですが、繊細に手入れするか細かいことは気にしないか割り切りが必要かも知れません。
ディーゼルモデルについては価格的にどうしてもスイフトスポーツと比べてしまうのですが、走りの点から言えば確実にスイフトスポーツに軍配が上がります。
私は試乗前、デミオのXDはガソリンの上位モデルではなく、ホットハッチとして捉えていました。
そういう方々はほぼ購入後にサスを替えるでしょうし、スタビやタイヤも目的に合わせて変更すると思いますので
それ前提として、非常に素質のある、面白いモデルが出てきてくれたなぁと感じます。
逆に、GTカーとして捉え、パワーを目一杯出すような使い方をしない長距離通勤車と捉えれば、XDの評価は上がります。
積極的に走らせなければ、日常の多くの場面はパワーバンドの内だけで十分ですね。
ただ事前の高評価や、2000回転あたりのトルク感から期待してしまうと、4000を超えてさらに踏み込んだ時にもどかしい感じがしました。
そこが高速で追い越しをしたい速度帯なのですが、その辺りだとフロントサスも心許なくなってくるため
せっかくディーゼルのみOP設定のあるセーフティーパッケージやクルーズコントロールを活用して、焦らず巡航するのが向いていると思います。
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