バーガンディーさん
マツダ デミオ
グレード:13-スカイアクティブ(CVT_1.3)
2011年式
乗車形式:マイカー
世間一般に、インテリアの質感が乏しい、荷室が狭い、後部座席が狭い、等々の評価はあるが、それは購入目的や用途と考え合わせて、納得の上で選べばよい。
デ
2013.12.2
- 総評
- 世間一般に、インテリアの質感が乏しい、荷室が狭い、後部座席が狭い、等々の評価はあるが、それは購入目的や用途と考え合わせて、納得の上で選べばよい。
デザインのよさ、さらに走る・曲がる・止まる、というクルマとしての基本性能、トラクションコントロールやスタビライザーなど安全に走行するためのスペック、そして価格帯。多少の目先の使い勝手は切り詰めざるを得なくとも、走るための機能には限られたコストの中でこだわっていることがわかる。走りたくなるクルマだよ、という事前の評判に大いに納得の買い物であった。
- 満足している点
- デザインは文句なし。もっさりせずとんがらず、ヨーロッパの町並みにも似合いそうな洗練されたシェイプ。深みのあるバーガンディレッドは大人の雰囲気。
燃費も期待通り。往復230キロほどのツーリングで、メーターに示された平均燃費は23.8kM/L。カタログ値の25kM/Lはダテではなかった。街乗りでも17-8kM/Lはカタい。日帰りのロングドライブ1回で、これまで乗っていたモビリオスパイクに比べてガソリン代が800円程度浮いている。
ほんの少しのアクセル操作で、表示される瞬間燃費が大きく変わるので、いままでいかに無駄なアクセルワークをしていたかがよくわかった。
走行性能は、中速域からの加速が特によい。巡航中の追越などで加速がほしいときに、気持ちよく伸びてくれる。同乗者が思わず「おっ!」と声をあげるほどの加速Gが味わえる。
足回りは固めだが安定感がある。ハンドリングも軽く、無駄な遊びがない。切った分だけ曲がる、素直な操作感覚。
ブレーキングも扱いやすい。フワフワしたり、ある程度踏み込んだところで急にカーンと効く、というようなクセがなく、踏んだ量に応じてリニアに効いていく感覚で安心感がある。
インパネまわりは丸みを意識したデザインが家内の女性目線からも好評。スカイアクティブならではの、ブルー調のライティングを使ったシンプルなデザインのメーターもセンスがよく、見やすい。
静粛性もよく、ランクが上の車のようである。
回転半径4.7mという小回りも、免許を取ってまもない息子から車庫出しがしやすい、と好評。
シートも固めだがフィット感がありつかれにくい。
- 不満な点
- 強いて不満といえば、起動時の加速感。アクセルをやや強めに踏み込むと、シフトダウンするかのような軽いショックを足先に感じてから加速にかかる。じんわりと踏んでいけばそういうショック感はないが、40kM/hくらいに達するまでの加速はもう少し力強さと滑らかさがほしい。1300ccクラスではやむをえないのかも知れないが。
低速域で吹けあがるときのエンジン音は「カーッ」という感じで、やや軽に近い。本当は「クイーン」という、下の方から伸びてくるような音質を期待していたが。
また走行中、エコタイヤとかっちりした足回りのせいかも知れないが、コツコツという路面の振動はやや強め。ただし不快なほどではない。
細かいことだが、ヘッドレストの前後の角度が変えられないのは改善してほしい。首との間に握りこぶしひとつ分くらいのスペースができるので、オートバックスで市販のヘッド用のクッションを購入してつけた。
その他、室内灯以外に手元を照らすための専用のマップライトがない、後部席天井にライトがない、などの細かい点は、気になる人は事前に要チェック。
ハロゲンヘッドライトが暗い、とはよく言われる。私も、暗いというか、やや赤みのある色温度に、それまで乗っていたスパイクとの違和感を感じたので、ディーラーで純正の白色ハロゲンと交換してもらった。工賃込みで10,000円弱かかったが、バルブの寿命や作業の信頼性の対価として納得して依頼した。
また前評判通り、車室内の収納スペースはほとんどない(ティッシュケースの置き場もない)ので、普段から余計なものを車内に積みっ放しにしないという習慣づけにはいいかも知れない。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験