マツダ CX-7 のみんなの質問

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エンジンのダウンサイジングですが、過給機の耐久性・信頼性はどのようなものでしょうか。
20万キロ位は余裕でしょうか?またDPFや尿素SCRなどの耐久性・信頼性を教えてください。

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ベストアンサーに選ばれた回答

●過給機の耐久性,信頼性とは?
ここでは,過給機のひとつとして「ターボ・チャージャ」について説明いたします。

★ターボ・チャージャの不具合とは?
一般的に下記の5つがあります。

・ベアリングの焼付き … オイル中のスラッジ,オイル供給不足,オイル高温劣化
・羽根車への異物 … インペラあるいはタービンへの異物詰まり
・羽根車の破損 … 特にセラミック・インペラの場合
・オイル漏れ … センタ・ハウジングの非負圧状態
・シャフト破損

10年前までのターボ・チャージャでは,ベアリング部へのオイル供給不足あるいはベアリング部でのオイルの高温劣化により,ベアリングの焼付きが時々,発生していました。このためエンジン停止時,ベアリング部を冷却するため,アイドリングを数分間おこなうのが一般的でした。しかし最近のターボ・チャージャでは,このようなターボ・チャージャ冷却時間(ターボ・タイマを使うとか)のための操作は不要です。

★最近のターボ・チャージャとは?
ターボ・チャージャのベアリング部をエンジン停止後も冷却するため,ターボ・チャージャ・ハウジングにエンジン冷却水を流し,この冷却水を循環させるために小型の電動ウォータポンプを使います。このポンプが数分間稼働することで,ターボ・タイマでやるようなエンジン・アイドリングは不要です。
このような方法で,最近のターボ・チャージャでは,ほとんどトラブルが起きなくなりました。
過給機によりダウンサイジングをはかりつつ,燃費と出力を改善してきた欧州では,ほとんどの車が20万キロ以上を走行しますので,30~40万キロ走行に相当する耐久性確認をしています。

●DPF
DPFのトラブルには,下記の要因があります。

・詰まり … 特にセラミックフィルタの詰まり
・再生時の高温環境による部品劣化
・再生制御不良
・エンジンオイルの燃料希釈 … コモンレールでのアフター噴射のため

これらのトラブルは,欧州でのディーゼルエンジン車(シェア50%以上)でかなり経験を積んできていますが,日本特有の渋滞が多い走行条件での検証については,もう少し検証をする必要があります。

●SCR
尿素水(AdBlue)を排気中に噴射するインジェクタのトラブルが多いです。主たる原因は尿素水フィルタです。また排気中で発生したアンモニアはすべて使われないため排気に出てきます(アンモニア・スリップ)。これを捕捉する酸化触媒があります。
日本では,NOx低減のため,商用車へのSCR適用は一般的です。しかし乗用車へはマツダのCX-7(欧州向け)を除き,基本的にLNT(リーンNOxトラップ触媒)です。NOx捕捉用のH2やCOを出すために,時々,燃料リッチにします。このためインジェクタのトラブルや増量燃料によるオイルの燃料希釈の問題があります。
商用車は100万キロ程度の確認をしていますが,乗用車は20万キロ以上です。

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2013.4.20 12:13

ありがとうございます。DPFが、日本の渋滞ではもうちょっと検証が必要かもしれないのですね。やはり日本の都心などではハイブリッドが安全パイですね。ターボの耐久性のご説明、ありがとうございます。どうりで昔ほど、ブローの話をきかないはずです(自分の友人は、Fiat punto GTのターボがブローしました)

その他の回答 (3件)

  • トランスミッションと同じくらいです。

  • ターボもスーパーチャージャも昔から使用され続けてるモノです
    知らないですか?

    耐久性も信頼性も問題なし

  • メンテナンスを怠らなければ全く問題ありませんね。メンテナンスしないから壊れるんです。

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